カテゴリ:エッセイ
暑中見舞いを書こうかな。。と思ってるうちに残暑見舞いも通り過ぎ、初秋の頃となってしまいました。季節のご挨拶をお届けします。 甲子園も終わり、劇的な夏休みも終わりを告げました。 まだまだ暑い日の続く毎日の中でも、夜の風に季節の変わり目を思う今日こ頃、いかがお過ごしでしょうか。 人の人生は常にたくさんのドラマを生み出し、人は生きている限りその心の波紋を周囲へと広げながら、時には心通わせ、時には怒り、悲しみ、喜び、笑い合いながら生きていくのではないかな、そんなことを思ったりします。 新聞を見ると、インターネットが世に溢れ、ITのインフラの中で我々の生活も成り立っているのかな、と思ったりします。そんな折テレビで”俳句甲子園”という特集をやっていましたが、ITだからこそアナログで、日本の伝統を深く感じる心も、また生まれてくるのかな、と感じました。 2006年も後半に差し掛かり、つい先日始まったばかりに思っていた今年も、まるで原野を駆け抜ける風のように、あっという間に過ぎていこうとしています。 その原野に立ちすくみ、歌を歌ったなら、それはどんな歌になるのでしょう。誰かの深く傷ついた心を癒す歌なのか、寂しさに震える少年を勇気づける歌なのか、笑顔で一杯の少女の姿を永遠に心に刻む歌なのか、宇宙を溶かすほどの悲しみの歌か。 僕はこの宇宙にどうして生まれてきたのだろう。僕は誰かの心の中の知らない自分を呼び起こす、そんな言葉をつづりたい。吹き抜けるような風がいただずらに開く、いつかの古いアルバムのページのように。 手のひらから零れ落ちる砂がその風に飛散し、遠く運ばれていくように、些細な言葉が誰かの心に届けばいいと思う。 仕事帰りの環状線、夜の街灯に照らされた街路樹の木々は、この空に何を想うだろう。 素敵な季節の始まりに。。。 きっしー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 4, 2006 01:42:17 AM
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