明日の風の吹く場所から・・

今の気持ちを四字熟語にして、と言われたらなんだろう？

今頭に浮かんできてとっても気に入った言葉は

“春夏秋冬”

季節を身体中の細胞で感じながらきらきらとした風に
包まれながら生きていきたい。

春には春の花とともに微笑み
夏には夏の日差しと戯れ
秋には秋の実りを楽しみ
冬には冬の凛とした夜空を見上げる

日々姿を変える山や川や空や大地、その営みの中の
小さな自分を心から喜びたい。

春には春の孤独があり
夏には夏の厳しさがあり
秋には秋のささやきが
そして冬には冬の希望がある

決して色褪せない今という現実の光
出会いと別れを繰り返し
精一杯大地からの息吹を吸い上げ一年に一度の真っ赤な花を咲かせる
あの木は一体僕になにを教えようとしているのか。

春は散りゆく花びらを追いかけて
夏は輝く水と飛び跳ねて
秋には木の葉のシャワーの中を走りぬけ
冬には銀色の斜面を滑り降りる

ねえ、机の上のラベンダーが香り
夜の風が密かなささやきを語る

春夏秋冬に包まれて
人は生きていくことの意味を知る