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秋桜の山口祐一郎な日々

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2011.05.09
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カテゴリ:レ・ミゼラブル
1日たってみると、すごく、寂しくなってきた。
あの人にも、あの歌にも、あの衣装にも、もう会えないんだと思うと・・・
昨日までは興奮状態だったので、あまり湧き出なかったのですが、今、なんだか、とっても実感が湧いてきました。

いろんな方が、いろんなブログで、ご報告されているので、私が敢えてするようなことはないのですが。一応、自分の記録のために。

5月7日(土)12:00開演 1階E列20番台
ジャンバルジャン 山口祐一郎  ジャベール 今拓哉  マリウス 原田優一
テナルディエ 三波豊和 テナルディエの妻 森公美子 アンジョルラス 上原理生

自分の心って、不思議だなあと思った。この日は、初見の友人と一緒だったから気を遣っていたのか、久方ぶりの帝劇観劇だからか、じゃじゃーーんと音楽が鳴っても、なんだか心が開かれていないような気分。
肉眼でしっかりと、囚人の中に混じる腰高のバルジャンの姿が認識できるのに、何となくのめり込めない。どうしよう・・・あと2回しかない観劇を、この状態で過ごすのか・・・どうする。。。。と変な焦りの中、1幕始めを見始めたのでした。

今回のキャストの皆さんは、すごく、安定している方ばかり。
アンサンブルの方たちの歌声も、どの方もとっても素晴らしくって、なんかいいぞー・・・っとじわじわと気が乗り始め、ポンと心が開いたのが、馬車を持ち上げようと上着を脱いだバルジャンの後ろ姿を見た時。

ああ、山口さんに会いに来られた・・・と実感。(私には、不思議なツボがあるらしい)

この日の公演は、きっと、穏やかな情熱という感じだったのでしょうね。

Bring Him Home 

の時には、髪が舞い降りてきたかと思えるほどの静寂の中に、声が響き渡る。
歌が終わって一瞬、どうしようかと迷ってしまいました。この余韻をかき消してしまうように、拍手をしてもいいものかと。
どんなに素晴らしい歌も、お芝居の中では、時間がたつと、次のシーンがかぶさてしまうんですよね。

山口さんの前楽と言っても、あと1公演あるんだよねというちょっとした心の余裕を持つことのできたこの公演でした。





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Last updated  2011.05.09 21:13:08
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