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つくつく〜55歳になって、一生分の服を作ってみようかと考えている

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2023年10月04日
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カテゴリ:友人たち

先週末。ある日の夕方。
最近は家の電話ってほとんどセールスしかかかって来ないので、出る時も適当に
「もしもしー」
みたいにして、名乗らないのですが、この一本はちょっと違ったの。

「いきなりごめんなさい、**(私の高校時代の呼び名)ちゃんのご自宅でしょうか?」


私を**ちゃんというのは、⭕️ちゃん以外にいません。
⭕️ちゃんとは高校の新学年、私が海外から復学した日の朝、登校中のバスで出会いました。
すらっとしたロングヘアの後ろ姿が、シドニーの友人にそっくりで、思わずガン見してしまったら、彼女が振り向きました。

「なんか、ぜってーヤバいヤツにガンつけられてると思って、あの時ビビったわ〜」と、のちに彼女は言ってました。

なんとなく挨拶して、バス停から一緒に歩いてクラス発表を見たら、なんか同じクラスで、それ以来ずっと仲良し。
大学生になっても、どこか行くとなるとお互い誘って、プロ並みに歌の上手い彼女と元コーラス部ソロの私、最後は必ずカラオケ。
社会人になってからは一緒に合コン行ったりもしました。締めは、男子も一緒にまたまたカラオケ。上手すぎる私たちが歌いまくるので、皆にドン引きされて、モテなかったな〜、あの頃。

私の結婚式では、ステージ衣装のようなキラッキラのドレスで「愛の讃歌」を歌い上げて、親族一同は皆、「お友達にプロの歌い手さんがいるのねえ」と感心してました。
でもね、彼女、歌はあくまで趣味。
高校の部活は美術部で、先生に「本気で美大受けろ」と言われるレベルだったし、大学の専攻は会計学で本職はそちらの資格持ち。
大手の事務所に所属して、美人会計士とか言われて活躍してたのよ。

「忙しすぎて出会いがないよ」と言っていた彼女に、お節介なウチの両親がお見合いをさせたこともありました…お相手は八王子市内の大きな商店の跡取りさんで、穏やかで優しい立派な方だったけど、ちょうどその頃、実は彼女、ある病気が発覚して…「ご迷惑をかけちゃうから、このお話は無かったことに」となりました。
大手の事務所は退職して、家に近い小さなところで仕事に就き、ウチの小さかった娘たちのバレエの発表会というと、可愛いプレゼントを持って駆けつけてくれました。

でもね、ある時急に連絡が取れなくなりました。
その年、年末恒例「くるみ割り人形」の舞台のお誘いをしたのだけどメールが宛先不明で返ってしまい、電話も繋がらず。
ご実家も応答なし。
そしてその年の年賀状も返ってきてしまいました。

高校の同窓会があった際には、[行方不明]名簿に彼女の名前があり、みんなからは「あなたが知らないなら、誰も彼女の連絡先はわからないよ」と言われました。そうだよね、高校での彼女はどちらかというと人見知りで、グループはあったけど、一番の仲良しは私だったから。

…時折「どうしてるのかな」と彼女の名前をネット検索するようなそんな日々が続いて10年近く。

お電話は、⭕️ちゃんのお姉さんからでした。

「長いことお知らせしないでごめんね。⭕️ちゃん、実は9年前の今日、亡くなりました」
「かわいそうな亡くなり方で、こちらも辛くて、立て続けに母が立ち直れないままに亡くなったりして、どなたにも連絡しなかったの」
「最近、やっと遺品整理する気になってきて、手帳を見たらあなたの連絡先に丸がついててね、お知らせしてって言われてる気がして、お電話しました」

…なんか予想はしていた。
夫(高校一緒だし、彼も仲良し)と、「…もしかして、もうこの世にいないのかなあ…」と話したこともありました。
こんなに時間が経っていると、衝撃とかそんなことよりも、「そうだったのか…」という納得の方が優ってきます。

高校時代、⭕️ちゃんと一緒に地元のお店で、試食品の食べ歩きをしました(迷惑)。
美味しいケーキがあって買おうと思ったけど、2人合わせても一個分のお金しかなくて、お店の人に「半分に切ってください」とお願いしたら、たまたまその店員さんが同じ高校の卒業生で(特徴的な制服なので、八王子人だったら誰でも一目瞭然)、「閉店近いし、いいよ、おまけしちゃう」と、一個の値段で2個もらっちゃったこともありました。
そのケーキ屋さん、あまりに私たちが試食を荒らしに行くというのを聞いて、心配したウチの母が、お客さんや親族へのお遣い物は、絶対にそこのクッキーとかゼリーの詰め合わせを買うようにしていたみたい。
今思えば「ちょっとは遠慮しろや」ですが、でもその当時は「ウチのママ、お得意さんみたいだよ〜」と、ますます突撃しては笑顔で荒らしてました。すみません。。。

2人とも生クリームが好きで、ある時、「大学受験が終わったらボール一杯に泡立てて、貪ろう」と約束しました。
ご家族皆多忙で、いつも1人だった彼女の家は秘密基地。
レンタルしたホラービデオを見ながら、クリーム舐めました。最高でした。

大人になってからは、お互い子供自慢をしました。
私はうちの子、彼女はお姉さんの2人の娘ちゃん。
「すっごく可愛いもんだね…生意気でワガママで、でもとにかく大切」と、出かけるたびに可愛い小物をお土産に買っていました。
「同年代だし、ウチの子とお宅の子、その内どこかで会うかもよ。目印になるように、お揃いのマスコットを持たせよう」と言って、着物屋さんで縮緬のウサちゃんを買ってくれたこともありました。
今も、大事に持ってるよ。


その後、娘たちが京都の修学旅行で買った2人も加えて、4人になりました。

⭕️ちゃん、ウチの下の娘、あなたの下の姪っ子ちゃんと一緒の大学だよ。お姉さんに聞きました。
どこかですれ違ってるかもしれないね。同学年だし、同じ般教の教室に座ったこともあるかも。
縁って、あるんだね。

⭕️ちゃん、どんな突飛な変な提案も面白がってくれるあなたがいてくれたおかげで、私の若い日々は多彩に輝きました。
結婚式のスピーチで「一緒にいられた高校時代、遊びまくった大学時代、そして今現在と、**と出会ってからの私は、ずっとこれまでで一番幸せだよ」って言ってくれたよね。私も少しは⭕️ちゃんの日々を照らすことが出来ましたか?

お姉さんから頼まれました。
「高校のお友達に、このことを知らせて欲しいの」。。。
一緒のお弁当グループだった「部長」(仕切り屋でテキパキさんなので、あだ名)に、お手紙出そうと思います。



⭕️ちゃん、忘れないよ。
あなたの生きた「伝説」を、周りのみんなに語り継ぐよ。






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Last updated  2023年10月12日 10時26分40秒
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