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テーマ:最近観た映画。(39264)
カテゴリ:CINEMADなCINEMA感想
あまりにも久々のカキコです。
最近仕事もかんばしくなく、トラブルもあって、ちょっとブルー入ってます。 そんなときは映画でも観て・・・ってことで「サイン」です。 「シックスセンス」(おすすめ作品。と言ってもかなりの人が観てると思うけど)のシャラマン監督作品とあって、期待度100で劇場入り。 「映画が終わった後に見てください」と劇場の方から綴じ込み付録のようなチラシをもらう。 指定席ともいえる、前から4番目センターの席に。 ネタバレ前に、未見の方にアドバイスです。 SF的要素を期待してはいけません。あくまでもシャラマン的心理サスペンスとして楽しむことをオススメします。 で、映画である。 予告でわかっているようにミステリーサークルというサイン。そして、牧師(だった)メル・ギブソンが受ける神への啓示という意味のサイン。その二つのサインを縦軸にストーリーは展開する。 シャラマン映像ともいえる「シックスセンス」からすでに確立されたと言っていいカメラやカット割が気持ちいい。 ILMを使っていながら、特撮バリバリの映画になっていないところが、逆に好感が持てる。 相変わらず子役がいい。 女の子はアビゲイル・ブレスリン(兄のスペンサー・ブレスリンはブルース・ウィリス主演の『キッド』に出演)と男の子ローリー・カルキン(カルキン家の末っ子)が、はっきし言ってメル・ギブソンを食ってた。子役がいいと、ストーリーの底辺がしっかりしますね。 シャラマン監督は「リーサルウェポン」で、奥さんの死に苦悩するイメージを買って(映画の中にも同様のストーリーが展開されます)メル・ギブソンに出演を依頼したそうだが、牧師の役だけに静かな演技でした。僕的には、メジャー系の役者を使わない方がよかったとも思います。 でもメルの弟役が、「グラディエーター」でアカデミー賞を取ったホアキン・フェニックス(ゲゲッこれも役者兄弟だ)だから、無名の役者だと見劣りするかもね。 しかし、ストーリーの縦軸にある宗教観は、日本人には伝わりにくいですね。宇宙的サインの現象の結果、牧師だったメルが牧師に戻る気持ちは、無宗教の僕でも理解できるような気がしますが、現実にはニュアンスが違う気がします。 メルの台詞。 『人には2つのタイプがある。 ひとつは、この世には偶然などなく、奇跡が存在すると信じているタイプ。もうひとつは、すべては単なる偶然で、未来は自分次第なのだと思うタイプ。お前はどちらのタイだ?』 この台詞は「神」を信じるひとと、そうでない人ってことでしょう?やはり宗教ですよね。 この映画が昨年の9月13日から撮影開始されたらしいのだが、テロの2日後ってことも、より「神」を明確にしたストーリーになったのかもしれませんね。 しかしミステリーサークルって、いつもトウモロコシ畑にできるのはなんでなんだろう?それこそミステリーだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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