カテゴリ:お勉強
2007/4/8(日)
師範科コース第一回目の料理実習 なんと、「普茶料理」でした。 春の色満載すんごくきれい☆です。同じ班の人がとてもセンス良く盛りつけてくれました。 「普茶料理」とは、黄檗(おうばく)宗の僧が江戸初期に伝えた中国 明風の精進料理だそうです。 ○澄子(スメ)と呼ばれる前汁 桜の花の塩漬けを一晩塩出しし、昆布出汁に浮かべて食前にいただきます。 ○まふと呼ばれる胡麻豆腐 葛粉を溶かし、しっかり15分練り上げてもらったのでとてもなめらかで美味しかったです。 ○雲片(ウンペン)と呼ばれる吉野葛煮 茹で筍、しめじ、きくらげ、人参、れんこん、百合根、山芋、蓮の実を昆布と椎茸に塩、お酒で軽く調味しただし汁でさっと(短時間で)煮、水溶き葛でとろみをつけます。 最後に塩茹で実えんどうを散らす。 これ!とっても美味しかったです(^_^)。 蓮の実というのを始めて見、食べました。乾燥しているものを一晩戻してから、茹でるそうです。右の写真の真ん中に写っているのがそうです。 むかご?っぽい?かな。蓮根より強力で体に良いとの事。咳にも良いのですね、きっと。1~2個を食べるのが良く、5個も6個も食べると逆効果との事です。 種のものにこの鉄則、多いですね! ○行堂(ヒンタン)と呼ばれる季節の御飯 塩漬けの桜の花と葉を入れて炊いた御飯でした。 ○素汁(ソジュウ)と呼ばれるすまし汁 蓮根の擂り下ろしに少しの片栗粉を加えて団子にし、茹でておき、生湯葉、木の芽とともにおすましに。 今回の中で、これと雲片がいちばん好きでした。木の芽を浮かべたおすましって美味しいんですね♪写真は始めの大きなものに少し写っているだけになってしまいました。 ○荀羹(シュンカン)と呼ばれる季節の菜煮の盛り合わせです。 ・菜の花の湯葉巻き ・生麩桜花 ・酢蓮根 ・蕗の東寺巻き(薄揚巻)・空豆蒸し ・筍山椒煮 ・桜の花衣(じゃが芋、つくね芋の蒸して裏漉したものをよく練り団子にし、桜の花を飾ります。) ○油じ(ユジ)と呼ばれる味付け天婦羅 蓮根、ごぼう、さつま芋などの他に、よもぎ、つばきの花びら、ユキノシタ、はこべら、レンゲなど様々な春の野草なども。 ○えん菜(エンサイ)と呼ばれる香の物 ・沢庵(生姜、醤油、味醂で味付け)・塩昆布 ・普茶しぐれ(グルテンバーガーで)・蕗の葉から煮 ○冷拌(ロンパン)と呼ばれる和え物 ・春の菜の胡麻和え と ・筍の梅肉和え です。 こんなにきれいな春のお料理を実際に見たのはわたしは始めてでした。 こんなの持って桜の木の下なんかで皆とお花見なんか出来たら、それはもう!昇天もののしあわせぇ~。なのではないでしょうか♪! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 9, 2007 03:06:26 PM
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