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![]() 携帯に入れる曲を選びながら、ビル・エヴァンスだったり、トム・ウェイツだったり、はちみつぱいなんかをつらつらと聴いていると若い頃過ごした屋久島のことを思い出していた。 梅雨明けしたものの湿っぽい島の山間で、かつて部族と名乗った方々と共同生活をしながら畑を耕したり、アルバイトをしたりしつつだらだらと過ごしたひと夏が痛切に懐かしく感じられてきた。 芋焼酎に酔って集会所のベンチで寝込み、深夜目を覚ましたときの大河のごとき天の川、懐中電灯と小さなタモを持っての川海老採り、ハーモニカとギターの似非ボブ・ディランたち。 しみじみと時代が変わったことを感じつつ過ごす休日は朝寝、朝湯でいまだパジャマのままで、いつのまにやらクラブから帰り昼食をとって遊びに行った子供たちの居ない静かな午後、聴き返すはちみつぱいの「薬屋さん」がしみいる、ムーンライダースを聴こうとしたのだが、彼らのCDは現在妻の赴任先であった。 結局携帯に入れた曲はビル・エバンス・トリオ「Waltz for Debby」、この盤はCDが世の中に普及され始めた頃、昨年亡くなった叔父よりプレゼントされた大切な一枚。 ピアノブラックという色の携帯にはあっている気がするのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.27 18:18:12
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