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笑いの天才、コメディアン達。実は精神疾患の傾向が高いUpdate : 2014.01.28 仕事で疲れた時、ちょっとやな事があった時、お笑い番組をみてスッキリなんて人も多いのでは?そんな笑いを取るプロ、コメディアンたち、英医学誌「British Journal of Psychiatry」に掲載された調査よると、精神的な疾患とされる4つの性格分野でかなり高いスコアを記録したとのこと。 調査では、オーストラリアとイギリス、アメリカ国内の男女523人のコメディアンを集め、特段クリエイティブでない職業に就く人たちとの比較調査を実施。 そうしたところ、コメディアンたちにはテレパシーや超常現象などの「非日常体験」を信じ、考え事に集中できない「思考の混乱」の傾向が高く見られたほか、特に、人付き合いの上や身体的な快感を得る能力が低い「内的不感症」と、衝動的で非社交的な傾向である「衝動的な不服従」の傾向が非クリエイティブ職の人に比べ、著しく高かったとのこと。 同様に俳優364人に対しても調査を行ったところ、内的不感症の性質以外の3つの性質で高めのスコアとなったとか。 この調査を率いたオックスフォード大学のゴードン・クラリッジ氏によると、ユーモアを生み出すクリエイティブな資質は、躁うつ病や統合失調症の人の認知様式の特徴とかなり似通っているとのこと。でも、こうした性質は「気分にむらがある」だったり、「社交的に内向型」、「既成概念にとらわれない思考」など、より健康的な表現に置き換えられる、との指摘も。 同氏によると、統合失調症の性質そのものがユーモアに繋がっているとも。通常でない事柄をつなげる能力を高め、独創的な考え方を導き出せるように。同様に、躁病による思考も斬新で独創的でユーモアにあふれるアイデアに繋がるとか。 チャーリー・チャップリンやバスター・キートン、ハロルド・ロイドなどの歴史に名を残すコメディアンから隣のデスクの面白い同僚まで、笑いで人を笑わせる天才、実は意外な性格の持ち主かも……?! 参考:Comedians have psychotic personality traits, study finds お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.24 18:56:12
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