「Shall we Dance ?」日米の文化の違いが興味深い
数年前、周防正行監督が著した「Shall we ダンス?アメリカを行く」を図書館から借りて読んだ。国内で大成功を収めた映画「Shall we ダンス?」をアメリカで公開し、そしてヒットさせるまでの顛末を、日米の映画事情やビジネスにおけるお作法の違いを織り交ぜながら綴られており、たいへん興味深いものであった。その映画「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイク版が、「Shall we Dance ?」である。本作品の基本的な骨格は、日本版と同一であるが、アメリカのお国柄なのか夫婦間の愛情に重点が置かれ、特に終わりの方が日本版のそれとは少し違う演出となっている(世の女性は、自分の職場にバラの花を持って現れる旦那を素敵と思うのか、それともリチャード・ギアだから良しとなるのか、よく分からない)。主人公が美しいダンス教師に淡い恋心(下心?)というか、憧れの感情を抱くことから、この物語が始まるのに、あっさり反省?して奥さんオンリーになる主人公の心理描写は、いかにもアメリカ的と感じた。杉山(役所広司)と舞(草刈民代)が、お互いを尊敬し合い、そしてほんの少しだけ淡い恋心を共有するような2人の微妙な心情を、素敵なものと感じ共感するのは、私だけだろうか。いずれにしても、両作品ともオススメの映画である。是非、比べてご覧ください。自分自身で観た映画・ドラマのレビュー(と言うより感想)を書いている「道産子サラリーマンの映画・ドラマ日記」は、人気blogランキング に参加しています。この記事が気に入っていただけたらクリックをお願いいたします。『Shall weダンス?』アメリカを行くShall we ダンス?Shall we Dance?