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最近は母の点滴は毎日漏れてしまい、多い日は同じ日に2回さしなおしたりしています。
もう長いこと輸血もしていません。血液は点滴よりかなり濃いので、輸血で痛みが強くなったのです。 緩和ケアに入る直前、3日から1週間と言われて、もう3週間経っている母の体は本当に限界に近いのでしょう。 母は夕べ回診に来た主治医の先生に「もう点滴はやめましょう」と言いました。私が唖然としていると「もういいです」と続けました。 先生は「考えておくからね」と言って帰っていきました。 母は多分、もう潮時だと感じたのでしょう。でも私はまだ生きていて欲しい。 「点滴には吐き気止めや止血剤も入っているから、止めたら苦しいかもしれないよ。みんなおばあさんが苦しくないように、努力してくれているんだよ」と脅しのような説得をしたりして。 緩和ケアの先生は「寿命がくれば神様が連れていってくれるから、まだそんなこと言っちゃダメだよ。息苦しさや痛みはないよね?」とやんわり諭してくださいました。 1日経って、主治医の先生のお返事は「点滴出来る間はやっておこうか」でしたが、先生の顔に(それもあとしばらくかも)と書いてある雰囲気でした。 意識がなくなるとか、そちらの想像はしていましたが、点滴を入れる血管がなくなる想像はしていませんでした。 この道を行かなくちゃいけないのだと思うと切ないです。 母の希望をとりあえず却下出来て、ほっとしていますが、それは母が生きていたいからじゃなくて、母を失いたくない私の欲だとも自覚していて、気持ちは複雑です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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