世陸ボランティア初日の今日、活動地のホテルへ向かいます。15時からのシフトで、家からは電車を乗り継いで40分ほどかかる計算です。初日は余裕を持って13:45には家を出ました。
確かに一日で一番暑い時間に外を歩かねばなりませんが、幸い両親宅は最寄り駅まで徒歩三分のところにあります。ここさえクリアすれば、あとは地下鉄を乗り継ぎ、駅から徒歩三分の距離にあるホテルまではほぼ冷房の効いた中で過ごせます。
さて、私の「任務」は、世界陸上競技連盟のとある方について主として通訳業務をおこなう「パーソナル・アシスタント」と言うことでした。ただ、この方、技術部門の専門職の方で、開幕前の現在はまだまだ「セットアップ」の大詰めで、我々のような専門知識のかけらもないボランティアの出る幕は今のところ少ないようです。
ましてや競技も行われていない現段階で、23時まで何かやることがあるのか、と言うとそうでもないらしく、今日はこちらの「お付き」と言うよりは、コピー取りや案内ブースのヘルプ、荷物の搬出などの「雑用」をちょこちょここなして終わりました。
仕事があまりないことに苦言を呈するボランティアも居るそうなのですが、私は「ボランティアなんてそんなもの。マジな仕事はお金をもらっている人がやるべき」と割り切っているので、涼しい所で待機しているのは何の苦にもなりません。(ただ私が怠惰なだけですね)
ただ新鮮なのは、私が普段やっている「英語で仕事をして、日本語は外国語として使用する」のではなく「関西弁で仕事をして、英語を外国語として使用する」環境に居るということでした。
スタッフの共通語は紛れもなく関西弁です。標準語を話せば完全に浮いてしまいます。【笑】そして「すんません、英語なんで、ちょっと通訳お願いできますぅ?」と依頼が来るのです。
本部からのスタッフは殆どが欧州の人々で、共通語は英語ですが、それぞれ別に母国語を持つ人で占められています。オフィスの中はとってもヨーロピア~ン!な雰囲気です。
私にとってこれほど「非日常」な環境はありません。23時まで、ダラダラと時間が過ぎて行くはずだったのですが、あっという間に終業時間になっていました。
それにしても、運営スタッフの皆さんは、早朝から深夜までべったり一日中仕事に追われていました。皆さんお若い方が多いようですが、それでもかなり重労働になっているようです。開幕まであと五日、これから一段と忙しくなって行くことでしょう。がんばっていただきたいと思います。
私は至って気楽に、勿論真剣にボランティア活動を楽しみたいと思います。
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