神戸辺り、たゆたう時間

いよいよベスト１６が出そろった
ここまで２３試合ほど観戦した
いわゆる欧州の強豪とアフリカ勢の苦戦が目立つ
少し前のニュースの論調で、「大敗しているのがアジア代表（豪州、韓国、北朝鮮）なので、アジア枠が減るかも」とか書いていたが、少なくともグループリーグのデータを見ると、決してアジアは悪くない。北朝鮮の戦績が大きく平均を落としているだけだ

　　　　出場数　１６強　　割合　　勝　　分　　負　得点　失点
南米　　　　５　　５　１００％　１０　　４　　１　２２　　６
北中米　　　３　　２　　６７％　　２　　４　　３　　７　　８
アジア　　　４　　２　　５０％　　４　　２　　６　１３　２６
欧州　　　１３　　６　　４６％　１５　１０　１４　４３　３７
アフリカ　　６　　１　　１７％　　３　　５　１０　１２　２０
オセアニア　１　　０　　　０％　　０　　３　　０　　２　　２

アフリカ勢は昔見たような「驚異的な身体能力で圧倒する」シーンがあまり見られなかった感じがする。やはりアフリカ系選手が欧州中心に非常に多くなったために、その身体能力的特徴に各国選手がなれたので対処方法がわかった、というところか。そして未だに身体能力頼みの部分が多く、精神面での強化が追いついていなくて苦戦している、という感じか？

欧州は強豪も中堅どころも、コンディショニングなのかなんなのか、守りはそれなりに計算できるが、攻撃力が素晴らしいと感じるチームは少なかった
（ドイツvs豪州は見ることが出来ていない）

そして前回、優勝・準優勝チームがそれぞれのグループで最下位になるという意外な結果により、決勝トーナメントの組み合わせにも少しばらつきが出来てしまった

第１の山

＜ウルグアイ(16)vs韓国(47)＞vs＜ＵＳＡ(14)vsガーナ(32)＞

第２の山

＜ブラジル(1)vsチリ(18)＞vs＜オランダ(4)vsスロバキア(34)＞

第３の山

＜アルゼンチン(7)vsメキシコ(17)＞vs＜ドイツ(6)vsイングランド(8)＞

第４の山

＜パラグアイ(31)vs日本(45)＞vs＜スペイン(2)vsポルトガル(3)＞

括弧内は、FIFAランキング。
６カ国しか残らなかった欧州勢同士がすべて１回戦で対戦する。つまり準々決勝には欧州勢は３カ国しか残らないわけだ
第１の山はFIFAランキング最上位がＵＳＡの14位。韓国にとっては、４強に進出するチャンスがありそうに思われる
第２の山はブラジルvsオランダのマッチアップの様相
第３の山はFIFAランキング一桁の強豪が３カ国も入る「死の山」。アルゼンチンが１回戦を勝ち上がれば、ドイツ、イングランドのどちらが来てもいわゆる「因縁の相手」

あと４時間ほどで、韓国vsウルグアイが始まる。
今回、FIFAランキングの上位下位なんて全然関係ないのが分かったから、韓国にもベスト４進出のチャンスが大いにありそう。
南一の応援でもするか