神戸辺り、たゆたう時間

以前にも書いたと思うが、私はスウェーデンという国が好きだ。サッカーの国際大会で日本代表以外の国で応援する国を決めるときには真っ先にスウェーデンを選ぶ。スウェーデンナショナルチームのレプリカユニフォームも持っている。

だがもちろん、今朝は違った。
すばらしい反発力だった。パスミスから１失点したときは、「やっぱり駄目か」とＴＶ前で嘆いたのだが、そんなことを全く感じないプレーヤーたちが頼もしい。

前日のＧ大阪戦のことを忘れさせてくれる快勝だった。

この日はドイツ戦以上に相手を振り回すことが出来ていた。
準々決勝の披露が心配だったが、中二日のスウェーデンの方がより疲労が大きかったようだ。
特に活躍が目を引いたのが鮫島。終盤になっても深い位置まで攻め上がれる体力はどうだ？もちろん、対面の選手の圧力の弱さも一因だろうが、それにしてもすばらしかった。惜しむらくは自分で打てたシュートをパスにしてしまったシーンぐらいだろうか？

決勝を前にこれまで出場機会に恵まれなかった選手を使えたのもすばらしい。準決勝でそんな「余裕」を見せられるなんて、なんとすばらしいことか！

なでしこの戦いには、日本サッカーの未来が託されている。
女子サッカーの未来ではない。日本サッカー全体の未来が、だ。

やはりＷ杯の力は大きい。決勝に出るのと、３位決定戦では注目度が全然違う。
Ｗ杯の舞台で男女通じて初のファイナリスト。あとは自分たちのサッカーを貫くだけ。

決勝は幸いにも海の日の早朝。仕事を気にせず、早起きして観戦できる。
さあ、みんな、生声援をＴＶの前で送ろう！