成績があがらない本当の理由

学校の授業がわからない。

理由は様々あると思います。

先生の教え方に問題がある。
クラスがうるさくて集中できない。（いわゆる学級崩壊を含む）
先生が嫌いなので聞く気にならない。等々。

「だから成績が悪いのは仕方ない。」「先生が悪い。」と主張する生徒のいかに
多いことか。


でも、それで勉強をあきらめるのはもったいないです。


そんなときに頼りになるのは教科書です。
下手な先生の説明より、教科書の方がよっぽどわかりやすいのですが、
そのことを知らない生徒が、これまた多いのです。
（さらに教科書を読んだことのない生徒まで、やたらと多いです。）


読んだことのない生徒には、是非一度読ませてみてください。


私が個別指導塾で働き始めた頃に、こんなことがありました。
私が授業をしていたときのことです。
生徒の質問に答えようとしたのですが、ど忘れしてしまいました。
それで
「ごめんごめん、ど忘れしたから、教科書で調べるな。」と言うと
生徒が不思議そうな顔で
「えっ、教科書を読んだら解るの？」
と聞いてきました。
「もちろん。そのために教科書があるんだよ。」
と答えると、その生徒は少し考えてから、
「じゃあ、自分で読んでみていい？」と言って、教科書を読み始めました。
しばらくすると、こちらを見て
「ほんとうだ。解っちゃった。」
それ以来、生徒の質問にはできるだけ答えず、自分で調べてもらうようにしてい
ます。


１回読んでわからなくても、すぐに解説してはいけません。
２・３回読ませてみると、大抵の生徒は理解します。


一度読んで理解すると、その後は自然と教科書を読むようになりますから
少々授業を休んでも大丈夫になります。


では、家で教科書を読む？
それは時間がもったいないです。どうせなら授業中に読みましょう。
聞いてもわからない授業なら、聞かないで自分で勉強する方がましです。



もし教科書を読んでもわからない場合は、基礎学力が不足している証拠です。
授業を聞いても解らないのは、先生のせいではないかもしれません。


この場合は、家庭教師か、個別指導の塾を探しましょう。