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まず第一に知るべきことは、人間の血の固まる(血液が凝固する)のはびっくりするほどいろいろなプロセスの結果だということです。 血液凝固は、カスケード(連続滝)型反応といって、ある反応が次々と別の反応を引き起こしていった結果、最後に血液中に溶けているフィブリノーゲンという蛋白がフィブリンという不溶性の線維素に変わって血小板にからみついて血栓となります。 それらに働く主要な凝固因子だけで13、酵素による物質変化の主要なものだけで最低5つあるのです。ビタミンKは因子ではないのですがそのあちらこちらに登場します。因子のひとつカルシウムイオンもやたら各所で働きます。 そういう凝固反応の連続滝で、どこかで何かの邪魔をするものはみな凝固にはマイナスだからという意味で「血をサラサラにする」ものだといわれています。 少なくとも、作用上、部分的、間接的なものが多いといえます。 第二に重要なのは、ある一つの反応が、血を固めるだけでなく同時に、逆の方向にも働くことがあるということです。不思議なことですが、凝固の連続滝反応は、時々、途中で血の詰まりを溶かす方向も加速させることがあります。生命の不思議の一つです。 たとえば、血小板から遊離した脂肪酸アラキドン酸から出来たプロスタグランジンという物質は酵素の働きによって凝固を促進する物質にも抑制する物質にも変わります。このプロスタグランジンはアスピリンによって生成が阻害されます。プロスタグランジンはあるとき、凝固抑制物質に変わるのだからアスピリンもまたある時、量によっては凝固を促進して血栓症を作る働きをすることになります。これはアスピリンパラドックスという有名な逆説ですが、現在の医療では経験により量をコントロールして副作用を抑えています。 このように人間の体は、血液に関してはとてもとても複雑な仕組みを作り、血を固めたり流したりの微妙なコントロールをしています。同じ物質を両方向に使うという難しいこともしているのです。この生体プロセスに介入すればどこかで必ず大きな副作用が出るはずだということです。 また、食品については、ある一つの食品があらゆる意味で血流に良いとか悪いとか決めきれないという問題も出てきます。 たとえば納豆ですが血がサラサラになるのが良いとすると、納豆には線維素溶解酵素(ナットウキナーゼ)が発見されています。けれども、一方で納豆は凝固の強力助っ人ビタミンKの宝庫です。では納豆はいったい、血を固めるのか流すのか、どちらなのでしょう。 正解は製品によって全く違い、また体質によって違うということです。その製品に含まれているナットウキナーゼの強さと摂取者がどの程度ビタミンKを血液中で働かせているかということによって違うのです。かつて健康に良いといわれたクロレラもビタミンKを多く含むことが知られて、このところ血栓症体質の者は敬遠しています。けれども反対に血がサラサラになるクロレラがあっても不思議ではないのです。 また、ヒトの尿には微量ながら血栓溶解能力のある酵素ウロキナーゼが含まれています。けれども、他方、尿には血を凝固させる強力な組織因子も発見されています。 1940年代には米国では尿は血を固めるための治療に用いられ、点滴で使用されていたくらいなのです。そして自然の生命は、これを実にうまくコントロールしています。食品であれ薬品であれ、そこに外から力を加えるのは副作用をよく知っておかないと危険です。 こういうことの理解が深まり、21世紀前半には血液関係の薬品や食品はきっと大きく変容・発展していくことでしょう。 ルンブルクスルベルス乾燥粉末は人体内の連続滝反応には介入しない(出来ない)と考えられています。それは連続滝型反応の結果として出来たフィブリンに対してだけ反応します。生体内の反応途中のどこかに影響するものではないから単純であると同時に、その反応に関係する多くの薬品や食品とぶつかり合う可能性も極めて少ない。このパワーを実感していただくのに継続摂取をしていただくことをお勧めします。血液の健康の度合いを日常生活の中で感じるのは難しい。ゆえにその後も継続的に摂取することが大事なのです。摂取したり止めたりを繰り返すのはお勧めしません。 血液サラサラになると言う食品でもサプリメントでも量を考えて決してたくさん連続して摂らないように注意が必要です。 「シンクリール 120カプセル」は、体内で大切な働きをするルンブルクスルベルスに、田七人参、EPAをバランスよく配合した栄養補助食品です。ルンブルクスルベルスは、体調が3~4cmの欧米原産の赤ミミズで、体にとって大事な成分が数多く含まれていることが報告されています。 本品は、ルンブルクスルベルスの成分を損なわないように特殊技術で乾燥粉末し、田七人参と魚油由来のEPAを加えています。国内で安全・清潔に養殖したルンブルクスルベルスのみを使用しています 。 シンクリールのルンブルクスルベルス (ミミズ酵素)は北米産の赤ミミズ「レッドウォーム」の学術名です。ルンブルクスルベルスはミミズの皮を使わず、腸や体液から採れる酵素のことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.19 06:38:31
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