|
カテゴリ:カテゴリ未分類
『寿命の鍵はミトコンドリアが握っています。
←9番がミトコンドリア 典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体←ミトコンドリアの構造 1.内膜 2.外膜 3.クリステ(平板状) 4.マトリックス 外膜の生化学的な組成は細胞膜と同様にタンパク質とリン脂質の重量比がおよそ1:1となっている。 世界中でミトコンドリア研究が活発になっています。アジアでも中国、韓国、台湾でミトコンドリア学会が発足しました。今年は、スペインのサラゴサで、500人以上のミトコンドリア研究者が集まり、活発な議論を展開しました。この会議は、ヨーロッパと北米が中心だったので、さらに世界中のミトコンドリア研究者が集まって研究交流をする機会を設けることを待望する潮流が大きくなってきました。 東京で2013年11月6-8日に開催されます。主催は、順天堂大学教授。 なお、その前の週の3日と4日は、韓国でアジアミトコンドリア学会が開催されます。こういうのをうれしい悲鳴というのでしょうか。 ミトコンドリアを増やす タウリンとは? 2-アミノエタンスルホン酸 別名 アミノエチルスルホン酸 分子式 C2H7NO3S タウリン (Taurine)は生体内で重要な働きを示す分子であり、含硫アミノ酸から合成されます。 なお、タウリンはカルボキシル基を持たないためアミノ酸には含まれないにもかかわらず、アミノ酸であるとされる誤りがみられます。タウリンは、タンパク質を構成するアミノ酸には含まれていないし、DNAの遺伝暗号にコードされていない。タウリンは、原則としてタンパク質を構成しない。、通常、遊離状態で種々の動植物の組織中に見出されます。 ミトコンドリアを増やすのに必要なタウリンはスルメからとるのが手軽です。 タウリンは健康ドリンク(リポビタンDなど)に含まれているので、おなじみの素材です。タウリンは、タコやイカなどの軟体動物にたくさん含まれています。実は、タウリンはイカよりもタコに多く含まれているのです。 スルメをよく見ると一面に粉がまぶしてあるように見えます。これは、何か粉をまぶしたのではなく、タウリンが吹き出たものなのです。 また、タウリンは水に溶けやすいのです。 タコの刺身ならタウリンをたっぷり食べられるのですが、なかなか刺身にできるタコは手に入りません。ゆでると、タウリンが抜けてしまうのです。 ただし、スルメは焼きすぎるとタウリンが減ってしまいますので、かるくあぶる程度で食べるとタウリンがそのまま、しかも、おいしく食べられます。 ミトコンドリアを増やす食材として他には、トマト、ニンニク、ニラ、ブロッコリースプラウトがあります。 トマトにはリコピンという抗酸化物質が豊富に含まれています。また、ニンニク、ニラには硫化アリルが含まれています。ブロッコリースプラウトはスルフォラファンが含まれています。硫化アリルもスルフォラファンも体内で作られるグルタチオンという抗酸化物質の材料となります。硫化アリルは臭いがきついのですが、スルフォラファンはおいしく食べられるので、お勧めです。 ところで、タコ、イカ、トマト、ニンニクは地中海料理が好んで使う食材です。大規模疫学研究によると、地中海料理を好んで食べる人はアルツハイマー病になりにくいという研究があります。 にほんブログ村←ポチッとお願いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.28 20:50:37
|