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米ぬかが抗ガン作用があることを発見したのが、米・メリーランド大学のガン研究の第一人者・シャムスデン博士でした。
博士は国別の「大腸がんの増加と食物繊維摂取量」との関連に着目し、食物繊維の中に含まれるイノシトール、特にIP6がガンの抑制に大いに寄与するという研究発表をしました。 このIP6という物質は、イノシトールというブドウ糖に類似した糖にリン酸が6個結合したもの。 興味深い例をあげると、デンマーク人の、大腸がん抑制に寄与されるとされてきた「食物繊維摂取量」は、お隣の国フィンランド人の約2倍なのですが、なんと大腸がんの発生率はフィンランド人の方がデンマーク人の半分なのです。 この奇妙な現象について研究を続けた博士は、フィンランド人の食生活が「穀物中心」であり、ガン抑制の主役が実は食物繊維そのものではなく、「穀物繊維に含まれるIP6」であること、穀物繊維中心の食事がガンを減らしていたといった研究結果を発表しました。 イノシトール自身は私たちの体内にも広く存在していて、細胞の生存に不可欠な必須栄養素であり、細胞内で化学的に情報を伝達するなど、さまざまな生体機能を支える重要な物質なのです。 自然界では、IP6はお米や麦などの穀物・豆類の、主として外皮の部分に多く含まれています。全体の2-3%程度のIP6が含まれます。 人の細胞内でエネルギーを作り出す時に起こる反応過程において、IP6は鉄の分子を取り込み、有害な水酸基になるのを阻止してくれるのです。 IP6のガンの抑制効果 このIP6の抗酸化作用は、他の抗酸化物質に比べてもかなり強力であることが実験で証明されています。 次に、ガン細胞の発生と増殖の抑制効果です。IP6がそのガン化し始めたばかりの「がん細胞」に取り込まれると、発ガン細胞内のカルシウム濃度が上がり、ガン細胞の増殖を抑制してガン細胞を大きくしないといいます。 また、人間には、遺伝子に傷が付きガンになりやすくなった細胞が、次世代に遺伝していくのを防ぐ役割を持った「ガン抑制遺伝子P53」遺伝子が組み込まれています。IP6はこの「ガン抑制遺伝子P53」を人体が生成する能力を最大約7倍に増強する、という実験報告もあります。 自然状態で、種は発芽するまで地中で長期間を過ごしますが、この間に胚乳を保護・保存するために、穀物の種皮には多くのIP6が含まれていると考えられるのです。 このIP6が私たちの体にもたらす効果は、 1、ガンや動脈硬化などの病変を引き起こす「フリーラジカル」の生成を阻止する抗酸化作用 2、ガン細胞の発生と増殖の抑制作用 3、血中コレステロール値の低減化、血液の凝固を抑制する血小板凝集阻止能 4、腎臓結石などの結石の元となる不要なカルシウムの除去作用 どのくらいの量を摂取すれば良いのかというと、成人で1日当たり2g程度。 そこで注目したいのが、「発芽した玄米」です。玄米は30度程度のお湯の中に1昼夜寝かせておけば発芽するのですが、発芽した玄米内では酵素が活性化し味が良くなるだけでなく、IP6も人体に取り込みやすい状態に変化します。 こうした食品なら、日常の食事にも取り入れやすくて良いのですが、無農薬の玄米でなければIP6を摂る意味がありません。 また、IP6は米ぬかからの抽出物として手軽に入手できます。
次に「がんを誘発する物質」危険な食品 厚生労働省の平成24年の発表によると、年間に36万1,000人もの人が、がんを死因として亡くなっています。 がん予防のために、タバコをやめ、食生活を改善しているという方も少なくありませんが、実は人に対して発がん性をもつと誘発する物質(アクリルアミド)が含まれている身近な食品が、多数あるのです! アクリルアミドは毒物及び劇物取締法上の劇物に指定されており、神経毒性・肝毒性を有し、皮膚からも吸収されるため、取扱いには注意を必要とします。 ■1:ポテトチップス がんを誘発するかもしれないと警鐘が鳴らされているのは、“アクリルアミド”という物質。これは炭水化物を多く含む原材料を120℃以上で加熱調理した食品に含まれる物質です。 ■2:フライドポテト フライドポテトもアクリルアミドを多く含む食べ物。分析結果では最大値でなんとポテトチップスの約1.5倍ものアクリルアミド濃度が計測されています。 自宅で調理すれば安心というわけではなく、家庭やレストラン等で調理された食品からも検出されているとのことなのです。 ■3:ケーキ・パイ類 原料に小麦を使っていて、高温で調理されるものが多いケーキやパイ類からは、ポテトチップスと同じくらい多くのアクリルアミドが検出されています。 ■4:インスタントコーヒー コーヒー豆やほうじ茶葉、煎り麦のように高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。 アクリルアミドはとても水に溶けやすいために、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されているとのこと。 アクリルアミドは、発がんリスク以外にも、大量に食べたり吸ったり触れたりした場合に、神経障害を起こすことがわかっています。この物質はタバコの煙にも含まれています。 他にも野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子やトーストしたパンなどにも含まれていることが確認されていますが、加熱していない生の食材には含まれていません。 加熱調理した食品でも、茹でたり蒸したりしたものには含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されているので、気になる方は調理法を工夫してみることでリスクの軽減が図れるのではないでしょうか。 閑話休題 米ぬかを配合した食材保存用袋を利用しましょう。 米ぬかの抗菌、抗酸化、発芽抑制作用により野菜や 果物、きのこ類の鮮度を長くキープします。また、発芽抑制作用によりじゃがいもや玉ねぎ、にんにく 等の発芽を遅らせることができます。その上、消臭効果もあるので臭いの強い干物や漬物入れとしても利用可能です。 ぬかの成分を浸み込ませた野菜保存袋が発売されています。利用してみては? →amazon.co.jpのホーム&キッチンで“発芽しにくい野菜保存袋”と検索してみてください。 にほんブログ村←ポチッとお願いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.21 06:12:55
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