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花粉症はアレルギー症状のひとつですが、1960年代以降、アレルギー患者数は増加していると言います。先進国では実に3人に1人が何らかのアレルギーに苦しんでいるとも言われています。 花粉症以外にも、食物アレルギー、鼻炎やぜんそくなどアレルギーには様々な種類があります。しかしアレルギー発症のメカニズムにはわからないことが多く、根本的な治療は不可能だと言われてきました。 そもそも、アレルギーとは本来は害のない異物を、免疫が体を守ろうとして過剰に反応してしまうことで起きる症状です。 ←免疫細胞「Tレグ」 「制御性T細胞」(英: regulatory T cell, Treg、)は、免疫応答の抑制的制御(免疫寛容)を司るT細胞の一種。 *T細胞とはリンパ球の一種で、骨髄で産生された前駆細胞が胸腺での選択を経て分化成熟したもの。 制御性T細胞は、免疫応答機構の過剰な免疫応答を抑制するためのブレーキ(負の制御機構)や、免疫の恒常性維持で重要な役割を果たします。 制御性T細胞の発生には、Foxp3誘導のほか、それとは別系統のTCR刺激によるDNAの配列変化を伴わない遺伝子機能の変化により、T細胞が制御性T細胞に分化すると考えられます。 1971年リチャード・ガーションらはT細胞の移入により免疫寛容(免疫応答の抑制的制御)を引き起こすことができることを明らかにし、このT細胞サブセット(全体に対する一部分のこと)を「抑制性T細胞」と名づけました。この時点において「抑制性T細胞」とは単なる概念に過ぎず、存在の確認はされていませんでした。 その後、1995年には京都大学の坂口志文らによってインターロイキン-2受容体α鎖であるCD25分子を発現するT細胞が自己免疫疾患を抑制する機能を有することが明らかにされました。 このCD4+CD25+T細胞は抑制性T細胞の中でも区別して「CD4+CD25+Treg」と呼ばれるようになり、はじめはCD4およびCD25をCD4+CD25+Tregのマーカーとして用いていましたが、いずれもこの細胞に特異的なものではなくマーカーとして用いるには問題がありました。 その後転写因子であるFoxp3がCD4+CD25+Tregにおける特異的分子マーカーであると共にTreg分化のマスター遺伝子であることが明らかになるなど急速に研究が進展しました。 近年ではCD4+CD25+Tregの他にもいくつかのサブセットがあることが分かっています。Tregは内在性T細胞(英: Naturally Occurring Regulatory T cell, nTreg)と、ナイーブCD4陽性T細胞から分化させる自己認識能の低い誘導性T細胞(英: Inducible Regulatory T cell, iTreg)に大きく二つに分類されます。 内在性Tregは胸腺内において自己反応性T細胞と共に産生されます。一方、誘導性TregはTGF-βの存在下における抗原刺激により末梢血中のナイーブT細胞から分化誘導され、いずれも免疫寛容(免疫応答の抑制的制御)の機構に関与しています。 両者の最大の差異は、T細胞受容体の抗原特異性と、Foxp3発現の安定性であり、Foxp3発現が誘導性T細胞で不安定なのは遺伝子のエピジェネティックな(DNA 配列の変化を伴わず、後天的な修飾により遺伝子発現が制御され維持される仕組み」を表す)制御の違いによるのではないかと推察されています。 そこには日本人の研究者の存在が深く関わっています。医学の分野で世界的な優れた発見・貢献をした研究者に贈られる「ガードナー国際賞」を先日、受賞した大阪大学の坂口志文教授。 彼が発見した“Tレグと呼ばれる免疫細胞の存在が、アレルギー根本治療の“鍵”として注目を集めています。この「Tレグ」をコントロールすれば、アレルギーを抑え込めることが期待できるという。 例えば、北米で農耕や牧畜によって自給自足の生活を営むアーミッシュ(ドイツ系移民の宗教集団)には、アレルギーが極端に少ないのですが、その理由はこのTレグが体内に多いためと考えられています。Tレグは、免疫による攻撃を抑え込む役割を持っており、アーミッシュは幼少期から家畜と触れ合い、細菌を吸い込んでおり、その結果、Tレグを多く持つようになったと言われています。 逆に、現代の日本のように衛生的で細菌が少ない環境だからこそ、Tレグが増えずにアレルギーが増加したとも言えます。 日本でも、このTレグを取り入れたアレルギー治療が行われ始めています。農水省では花粉成分を含む遺伝子組み換え米、その名も「花粉症緩和米」を2020年より販売することを目指しています。これを食べることでTレグを増やし、花粉症を治癒させる試験も始まっています。 さて、私が幾度となく“ポーレンリフ”花粉エキス食品についてご紹介してきましたが、花粉症などのアレルギーに非常に効果が出てきていますので再度ご説明いたします。 ポーレンは顕花植物の葯の中にある雄性の配偶体であり植物が次の世代を生み出すのに必要な栄養素が全て凝縮されており、欧米では古くから「パーフェクトフード」と呼ばれ、人間の健康維持に役立ってきました。 植物は発芽した後、常に太陽の紫外線を浴びながら成長していきますが、 植物中に含まれているフラボノイド配糖体、フィトステロール、カロテノイド等のさまざまな抗酸化物質が相乗的に機能することで、そのDNAの損傷を防いでいます。 そのために既存の抗酸化剤と比べてはるかに強いORAC値(活性酸素吸収能力値)を得ることができます。 特に脂質溶解性成分であるNAX 7% PasteはVA,VEの230倍、COQ10の26倍のORAC値を示します。 人間もさまざまな環境毒素、例えば、タバコ、煤煙、アルコール、放射線、化学物質、紫外線などにより、体内にフリーラジカルが発生します。 *フリーラジカルを一言で言うと、「ペアになっていない電子を抱え、非常に反応しやすくなっている原子や分子」のことです。フリーラジカルの中には、電子のペアを作るために、他の分子から強 引に電子を奪う過激分子もいて、その代表格が「活性酸素」です。 フリーラジカルは血液の酸化を引き起こし、過度に酸化されると多くの異なった合併症に関する主因となり、動脈硬化や炎症性腸疾患、腎臓病や心臓病、ガンや老化を加速させるとされています。抗酸化物質であるポーレンエキスはフリーラジカルによる体内の健康な細胞を酸化させる速度を引き下げるのに役立ちます。 さらに、抗酸化物質だけでなく体内吸収性のよいアミノ酸、ミネラル、不飽和脂肪酸、微量要素等の栄養成分などが我々の健康維持にとってはとても大切です。 戦後、私たちの腸内環境は食生活の欧風化で悪化し続けていると言われています。 私たちの腸内環境は常に腸内の細菌バランスに左右されています。ポーレンエキスにはそのような腸内細菌の栄養源となる物質が含まれており、これを恒常的に摂取することで菌叢バランスが整えられると考えられます。 最近のジョージアタウン大学のプレウス博士の研究によると、ポーレンエキスの脂質溶解性成分にMRSA(メチシリンに耐性を獲得した黄色ブドウ球菌)、ピロリ菌、大腸菌などに対して抗菌作用を持つことが確認されており、そのことは最近新聞で発表されるとともに、引き続き検証作業が続けられています。 ポーレンエキスは世界的に高齢化が進む中で、 中高年の疾病率が高い前立腺やアレルギー対策素材として訴求されています。前立腺肥大、喘息、花粉症、花粉症皮膚炎などの アレルギー疾患、リューマチ、関節炎、生理不順や更年期障害、ED(男性で主に自律神経の障害により起こる○○不全)、肝機能障害などにも有効です。 ポーレンの化学的組成 : 16種類のビタミン、17種類のミネラル、7種類のカロテノイド、23種類のアミノ酸、必須アミノ酸、 24種類のオキシドレダクターゼ、21種類のトランスフェラーゼ、33種類のハイドロラーゼ、 12種類のトランスフェラーゼ、5種類のイソメラーゼ、3種類のリガーゼ、4種類の極性物質、 6種類の中性脂質、20種類の脂肪酸、プロスタグランジン、5種類のフィトステロール、 7種類の長鎖の炭水化物、23種類の低分子糖とその関連物質、11種類のフラボノイド、 4種類の成長調整剤、そしてまだ未解明の物資。
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Last updated
2015.04.07 20:08:08
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