若君　最高！　アシガール

パーソナルポートフォリオを知った時に、すぐにいとこのことが思い浮かばなかった。

フリースクールで結構楽しくやってると思っていた。

海外研修に行ったと聞いていたし。

それにしも、人前に来るのが怖かったらしく、おばあちゃんの法事にも来ていたけど、ほとんど話さなかった。

もともとそれほど親しかったわけじゃない。

お年玉も、母から渡してもらっていたし、実際本当に長い間あっていなかった。

でも、メールをたまにやり取りしていた。

こどもの写真を送ると、「かわいい～。癒される。」とすぐ返信をくれた。

しょっちゅう、アドレスを変えて変更のお知らせをくれていたのが気になったけど、だいたいその返信はしていたと思う。


でも、自殺未遂を繰り返していると言う話を聞いてから、気軽にはメールできないと思った・・・。

会って話さないと、結局どんな反応をしているのか分からない。

・・・会いに行ったらよかった。



風邪薬をたくさん飲んで胃洗浄したとも聞いた。

２階から飛び降りて骨折して入院していると思っていた。


うちの母の話し方が、緊迫感がないのも気になったが、たしかにそんな方法では「本当に死ぬ気はない」と言う気がした。

それより、お母さんの気を引こう、お母さんを自分のところに引きとめようとしているんだと思った。


最後も、本当に死ぬ気だったかどうかは分からない。

自宅の階段で首を吊ったと聞いた。

昼寝の間に、母親が男の人の介護に病院にいって、「今から帰る」のメールを受けてからの行動らしい。

お母さんの帰りを、苦しみながら待っていたのではないか・・・？


精神科の病院に一度入院して、あまりに怖かったので一時的に家に戻っていて、また翌日病院に戻らなくてはいけない、と言う日だったらしい。


首吊りは、死ねるまでに相当長い時間苦しみが続くと聞く。


いとこがあんまりに可哀想で、まだ夜よく眠れない。

現実逃避というか、何か本を読んで明け方になるまで寝付けない。


死んだら負けじゃないか。
なんにもならない。
損するだけ。

頑張らなくていいから、生きて欲しかった。

「未遂で済んでよかった」「生きていてくれて本当に嬉しい」と会いに行ったらよかった。
「新しい人生をやり直したらいいんだよ」

「なんでもやりたいこと言ってみて。一緒にやろう。生きていて良かったと思うこと何でも。」


ほんまに死んでしまうなんて、アホやんか!!!
どうしようもない・・・

まだどんな生き方だって選べたはず。
お母さんのせいばかりではない。自分の行き方は自分次第。

運命なんて決まっていない。

まだまだ知らないこともいっぱいある。

読んだら感動して変われる本も、あったかもよ？

１９歳なんて・・・。


「死にたい」と言う気持ちが抑えられないのは、心の病だと思うけど、心療内科も進歩がないのか？なぜ救えないのか？

修道院とか、心が休まるところに、普通の世界から離れて平穏に暮らせたら治らないのか？

キリスト教では神様からみんな無条件に愛され、許されるという。

信仰だけでは自殺は止められないのか？