古布工房はやかわ録

朝７時半、
グジャラートの州都アーマダーバードの
Good Night hotel をチェックアウト。
（キレイで素敵な宿だった。）

セントラルバスステーションへ。
パリタナ行きのバスを確認。
座席を取る。

広場の入り口に
美味しいチャイ屋さんがあった。

親子で切り盛りしていて、
きちんとティーカップにサーブしてくれる。
味も濃厚でうまい。これで Rs２（６円）。

グジャラート州では
ボラレた記憶があまりない。

地元の人とデジカメ囲んで
ワイワイしてたら遅れかける。

定刻通り８時に出発。

パリタナへは頻繁にバスが出ているけれど、
数十ルピー高い
デラックスバスを使う時間を選んだ。

そうでないと、車両に何人詰められるかの
実験かと疑わしい時がある…

13時にパリタナ着。
Hotel Sumel（グジャラート州観光局営）に
チェックイン。

バルコニーがある！
ブーゲンビリア咲くお庭は手入れが良い。
お部屋も広くて快適、テレビ付きでRs200（約580円）。

コストパフォーマンスの良さは
この旅２番目！（１番目はまた先の話）

14時、
シャトルンジャヤ登頂開始。

階段を1/3登ったあたりで
参拝用に正装している若い青年が
ひと声かけてくれた。

《You have lucky soul！》

暫定仏教徒という中途半端な私でも、
信仰の地に立ち入らせて頂けている。
納得して感謝した。

２時間後、寺院群に到着。

写真撮影の許可に手間取って
やっと許可が下りてから、

夕方６時半に全ての山門が閉ざされるまでの間、
駆足で廻る。

900を越える豪華絢爛な寺院が
山頂に立ち並ぶ様子は、
現実離れした神様の世界。

写真が消えてしまったので、
神谷武夫氏のページをどうぞ！
『インド建築案内』を読んだのがパリタナ行きのキッカケ。

夕日を見ながら下山して、
リキシャを拾い宿に帰る。

その道すがら、一瞬で魅了された建物。

箱の前面がオープンになった
ミニチュアみたいなお店が
インドには沢山あるのだけれど、


（例：自転車修理屋さん）

そこは完璧だった。

真っ赤に塗られた壁、大きな鏡、棚、
中心に唯一の座席。

お一人様専用の床屋さん。

両隣に何もなく、
闇の中、ただポツンと
照明に浮き上がっている。

１秒の邂逅。
どうしようもなく心が動く。

どこを走っているのかも分からないのに
建物に再開したい！と強く願った。


（例：マイハルの床屋さん。ここも気持ち良さそう。）