少林山達磨寺~三国街道
定休日。朝から高崎へ。黄檗(おうばく)宗少林山達磨寺。境内に積み上げられたたくさんのだるまだるまだるま。猫達磨は本気で欲しい…お寺でいただく精進料理(念願の…)黄檗宗祖・隠元禅師が中国福建省から伝えた様式だとか。これは法要のあった日に作られた特別なものですが、豊かな滋味と広がる色彩感覚…大満足!その後は駆け足・三国街道宿場めぐり。江戸の参勤交代の時代に特に栄えた交通路。須川宿の大型体験型施設匠の里さんはクラフト村の、一つの完成系かしら。全く観光地化されていない永井宿は素敵だったなぁ。▲200年前に立てられたという 民宿の軒先。 洗濯干してたお婆ちゃん談、 『うちのお婆ちゃんの時代には、 毎日200人泊まってた』他にも古い民家が残っている。でも、どんどん消えてく…。▲二居宿の本陣『富澤旅館』。 塩沢の大沢出身の方が興したとか。▲三俣宿の脇本陣『池田屋』。 360年前の建物(全部ではないかな)。 ちょうど村祭りの日。このあたりは、荒れ果てた墓所が目についた。野仏さんを寄せ集めたのかな?と思ってよく見ると墓石もある。うーんうーん。理由を想像する。バブル開発?だけど文化や文明は、廃れてゆく際、打ち捨てられる場面を必ず誰かが見ている。明治時代、廃墟になってた江戸城とか。あまりに当たり前に過ぎてゆくから、もしくは暴力的に交代するから、後には理由が残らなかったりする。毎日色々なニュースが起こってそれは1,000年後には残らない。だけど皆が生きてた証が、必ず誰かに発見されるだろう。人間のように解釈しない動物が巣を作る鉄塔の映像などが、ふと浮かぶ。想像しても私はこの時代の人生1回分しか見られない。