古布工房はやかわ録

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  １秒先でもいい

  以前、地元のテレビ番組に取り上げてもらった際、レポーターとしていらした方の訃報を知る。政治の世界にも興味があるし、やりたい事がありすぎる！快活に笑う姿は好奇心に満ちた軽やかな風のようでした。その前は友達の恩師が。大きなプロジェクトの柱になっていた方。１秒で良いから、この先の世界に参加したい。何で生きるのか問われたら、たった今はそう答える。自分が居なくなってからの未来を生きられる人は幸せだと思う。同じ時代に重なっているみんなと、毎日が奇跡の更新。１月の旅の間、書き留めていたノートを読み返していた。どう考えても、再会がムズカシイ人たちが居る。写真すら残っていない。心が痛かった。ほとんどの人は今も生活をしているだろう。彼らを思い出す。彼らは私を思い出すかな。痛みが薄まった。誰かを思い、平穏を祈る。残像は鮮明に生きる。

  2008年12月08日

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  場所にかえる

  早川の鎮守の森にある200年程前に建てられた大神宮様、大分老朽化が進んでいました。雪降り前、神様にちょとだけ退いてもらって、建物ごとよいしょと持ち上げる大工事。新しく作られた基礎部分が無事に完成して、朝の９時から開眼式でした。人が集まってるね～と言ったら、昔なら村人総出だった筈、と。1/4くらいかな…木々の間から光が差し込み、雪の結晶がチラチラと高い場所から降りてくる。地域にただ一人の神主さん。高齢になってから、転職された。参道の帰り道。素晴らしい冬の朝。ブルーとホワイトで埋め尽くされた世界。写真では伝えきれない。もどかしい。

  2008年12月07日

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  冬の三椿さん

  十日町の棚田に囲まれた集落、池谷で営業している《三椿（みつばき）》さんが、冬の間だけ南魚沼の五十沢（いかざわ）に移ってこられました。めんこい手書きチラシ届いてます。これまで車で50分の距離だったのが、片道15分弱くらいになりました。大月トンネル抜けてすぐです。わが家とハシゴしてください♪天然石でアクセサリーを作ったり、布ぞうりを編んだりを、冬うちは暖かな室内で。良いですねぇ…たこ焼き屋さんも営業できるように準備中と言ってたので、ご近所（？）記念☆ベジ返上して、タコ焼き（大好物）食べに行こうっ。雪が降って閉じこもり気味になったら、外出のきっかけは大切です。

  2008年12月06日

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  天地人の旅ガイド入荷／しまっとこ。

  先日の日記でも書いた、天地人を巡る旅のガイドブック、わが家でも取り扱いを始めました。１冊、880円。全編カラーで、訪ねておきたい史跡を網羅しています。はやかわはご覧のページに。雪が溶けたら私も地元を中心に巡ってみよう～久々にあけた箪笥から良い布がいくつか出てきました。大好きな布であってもたいてい手放してしまい、いくつかは取っておこうと決めた２年程前に買い取った羽織。他にもワラビの綿が混じってるのでは…と思われる紬布、たまたま居合わせたお客様にほんの一辺だけですが貰われてゆきました。『無理に売らなくていいのよ。自分が好きなものは取っておきなさい』。そう言って下さる方が多いのがありがたいです。●朝刊にインドの記事。旅客機を乗っ取り自爆するというテロ情報のリーク。空港は厳戒態勢。命を賭けなければ訴えられない事…【お金が必要なんだ、娘が病気なんだ】と泣きながら訴えていたバールメールのグル・ガイド。素晴らしい笑顔にしたたかな表情を潜ませていた、オーランガーバードの路上で暮らす少女。交差点にリキシャがとまれば、どこからともなく喜捨を請う手が車内に向かって差し出される。私が日本の現代に生まれたのは偶然で、生き物としての差はどこにも無い。ビザも申請したし、チケットも押さえた。あとは来月を待つのみだけど、今回は何かもう一つ、腹の底に据えないと行けない気がする…

  2008年12月05日

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  はんこ

  もうちょっとだけでも筆まめになりましょうと、個人用ハンコを新調しました。これでハガキ書きもはかどる？後ろにゴシャゴシャ見えるのは、店内で開かずの扉だった場所です。片づけも後戻りできない感じに…

  2008年12月04日

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  思い出されるうちは死なない

  お天気の良かった定休日。昼近くに、ひとつ建具を納品。わが家からお嫁に行った箪笥や、器、着物などが楽しそうに飾られている空間。それらに囲まれながら、コーヒーを御馳走になりました。今もあちこちでこんな風に送り出した彼らは生きてる。昼ご飯を食べてから、山沿いのＮという集落へ。土葬の跡が集落の墓地に残っているというので。教えて下さった老夫妻は、肌がツヤツヤ、今でも美男美女。野良仕事の手を止めて、日没の早い貴重な時間に話を聞かせて下さいました。奥の石塔の下には、人が埋まっている。そうだったのではないか、と言われている。密に並ぶ、その間隔ごとに。手前の広い場所で儀式をして、そのあと土葬したのだと。またこの塚に関しては、近くのお寺が開かれた際、エライお坊様が書かれた経文を埋めたとか、おそらく河原で拾ってきた小さな石にありがたい文字を彫っておさめたのだとか、言い伝えがいくつかあるので、保存していこうと話し合われたのだそうな。200年程前の話。それぞれの石仏に関わるいわれ。寄り添う母子の像は、家を普請した数年後に火事に遭い亡くなった年若い親子のお墓。何とも味のあるこちらは、馬頭観音像。＊となりの自然石の由来は、すでに不明。この地に縁のあった馬借が、上州から持って来たと言われている。夫妻も以前、飼っていた馬が病気になるとここにきて、助けて下さいと拝んだそうな。小さな物語たちは、口伝の上で生きながらえて、これらが意味を失い命が絶える日は、そう遠い話ではないのかも。夕方、山を越えて先輩の骨董屋さん宅へ。着物を少し買わせて頂く。全部、地味だ…けれど、夏物に楽しい柄が少しあります。半年眠らせておこう。他に私用もすませて（ご挨拶回りしてるこの感じ。師走ですね～）十日町シネマパラダイスで【闇の子供たち】を見る。タイのアンダーグラウンドを描いた映画です。幼児売買春、ゴミ袋に入れて捨てられ、生きながら臓器移植のドナーになる。うぅ。未だに幾つかのシーンがフラッシュバックします。幕の降りた直後は悪い夢の中を泳いでいるようで、いくつかの方法で気持ちを落ち着かせようと試みました。最後まで名前を呼ばれなかった、数多の子供たちは今も闇の中にいるのだな…生きていた痕跡を、死後に誰かが語る時、魂は束の間だけ生き返るでしょうか。痛みを知られないままに消えた命を掬い上げる物語。

  2008年12月03日

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• 着物愛好会 オドレイ

  魚沼市の着物や布小物の店、『ギャラリー　さかもと』 さんはここでしか見られない珍しい反物が揃う老舗のギャラリーです。店主さんのご息女、笑顔がめんこい藍さんからお知らせが届きました。着物を着てご飯を食べにいったり、皆でお出かけしたい、仲間が欲しいという方へ、新しいmixiコミュニティです。●【着物愛好会 オドレイ】着物が好きな方、着物いいなぁと思っている方ならどなたでも大歓迎です。着物姿で過ごしたり、着付け練習を一緒にやりましょう。私も昨年の秋、『着物一人で着られるようになりたいなぁ』と思って着付けを習って今では一人で着物を着られるようになりました。最近では、着物姿で出かけるようにもなりました。でも…ひとりぼっちで着物姿は結構勇気がいるのも現実…。やっぱり、仲間がいたら楽しいよなぁって思って 『着物愛好会　オドレイ』を作ってみました。もちろん、男性も大歓迎。『ギャラリーさかもと』で着付け教室もやっています。もちろん、日時は相談しだいで変更可能なので連絡してみてください。着物を持っていない方でも、着付け練習用の着物一式ありますので 気軽に参加してくださいね。●との事。敷居が高いのでは～？と二の足を踏んでしまう心配もこちらではなさそうです。すぐには参加できなくても最初の一歩になるのでは(⌒-⌒)ホームページは【こちら】

  2008年12月02日

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  朔・ついたち

  ここ数日間、大ぶり小ぶりいくつかの家具・古道具がお嫁にいきました。家にこもる季節を前に、模様替えの準備でしょうか。ぽこぽこ空間が出来たので、久々に大きな家具の配置換えを。途中ですが、玄関まわり。動かしているはしから、扉に予約が。ずっとそこにあったものなんだけれど。目線が変われば、違って見えるのだなぁ。店内は収拾がつかない程、ゴチャゴチャに。いや…いつも通り？中旬までには、終わらせたいです(-"-;)>

  2008年12月01日

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  柘榴の実

  雪囲いをしている最中に父が木の上からとってくれた柘榴の実。直感的に、この果物は女性だと思う。とろけるように赤い。鬼子母神様が手に持っている繁栄をもたらす吉祥の実は、ジャイプル郊外のローカルマーケットでも売っていたなぁ。ちょっとだけ他のフルーツより高かった。師走に向けての元気を、小さな一粒からいただこう。

  2008年11月30日

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  おとなの兼続さんぽ

  今日発売です。新潟日報社発行の、大人のための散歩地図。天地人をめぐる旅ーおとなの兼続さんぽー来年の大河ドラマ『天地人』に関わる県内の史跡や文化施設に加え、近隣のショップなども。これ一冊で自由旅行の計画はバッチリ。兼続と景勝公が幼少期に学んだ名刹 雲洞庵まで車で３分のわが家も載っております♪コンビニなどでお買い求め下さい。A4サイズ／120ページ／880円◆村の鎮守様にお参りに行くと、いつも枯葉や杉っ葉がきれいに除けられている。地面に残るは熊手の跡。今日、古くなったお社の基礎が作りなおされたというので見に行くと、村のお爺ちゃんたちがやってきてお掃除を始めた。『いつも奇麗にして下さってるんですね』『あぁ、これは年寄りの仕事だすけの』『工事が終わるまで　邪魔になるから休もうと思ったども、　あんまし積もるから』この順番は途切れず続くでしょう。言葉より気配で教えてくれる。

  2008年11月29日

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  顔のあるもの

  ちょこっとお借りしている十日町の陶芸家さんの雛人形。写真を撮っていたら、ふたりにしか通じない言葉で喋ってる！と思えて仕方ない。顔の付いたものはずっと苦手だったのだけれど、このところ妙に愛おしい。記憶もおぼろげな３歳の頃、手放せなかった縫いぐるみがあったな…感情移入や涙もろい反応が、若い時分には恥ずかしかった。＊お人形は幅紙焼(はばがみやき)・　保坂雪山さんのものです。

  2008年11月28日

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  リメイク作品展／護国の光

  明日、明後日のイベントです。南魚沼の古布リメイク作家さんらのチャリティー作品展。洋服から小物までバリエーション豊か！前回は夏の頃でしたっけ。会場が古民家で、レベルの高さに驚きました。価格設定も手頃で嬉しい。ワクワクを探しにお出かけ下さい。開店前に買い出しへ。藍の布団皮を譲って頂きました。両面型染めなのが嬉しい。◆朝イチで知った、ムンバイのテロ事件。海洋性気候のせいか、のんびりした空気の中で１月の旅は始まりました。タージマハルホテルは工事中、白い鳩が群れ飛び、すぐ近くの船着き場には沢山のインド人の家族連れで賑わっていた。テレビ画面の中で燃える赤には圧倒的な憎悪が見える。連鎖させない精神力を、彼の国はきっと保っている…。◆昨日は南魚沼に戻ってから別の友達と栃窪峠へ。護国観音様。縁あって、経文の山が納められた蔵の鍵を開けていただきました。この場所は戦没者名の入った柱が延々と連なっている鎮魂の丘です。360度を見渡せる山のてっぺんで風が吹いて、祈りに満ちる。彼の地の炎が治まりますように。

  2008年11月27日

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  里山ひとり暮らし

  嬉しい青空の中、松之山の奥の方で一人暮らしする知人を訪ねてきました。裏の倉庫。家をいくつかの丘が囲み、墓所や池やらが点在する。かつて青々としていた筈の棚田は使われなくなって久しい。そのうち、米づくりもしたいそうな。木陰の多い丘の上ではキノコ栽培。めんこいナメコの子供や、厚みのある美味しそうな椎茸が育っていた。家の横にある一番高い丘の上に切り出された石を積み上げただけの素朴なお墓がひとつ。現代のものとは違う。古い形なのかな。脇からお骨が見えてた…正面に《佛》と彫られている。横には《毘》の字、もう一つの側面は読めず、裏に《先祖代々の墓》とうっすら。この家にかつて住み、離れてからも墓参りをしていた方は、ずっと都内の病院に入っていて、今年の２月に亡くなられたそう。親戚づてに住み始めた新しい当主をここから見守っているんじゃないかと思う。お地蔵様も一体、お墓一つ。周辺に家が無い場所なのです。澄んだ湧き水（たまに小石が流れてくる）が水道から豊富に流れ続ける台所。土鍋に持ち寄った野菜を入れて、カレー鍋づくり。杉の葉でけぶる囲炉裏の上には、牛肉や鮭の切り身が薫製に。家を取り囲む広い畑は、知人のお父さんが管理している。とれたての里芋を銀紙で包み、直火で焼く。ほくほくを手でむいて、自然塩と一緒に。その後は手前味噌と。うまいっ！シメは鍋をうどんに変えて、大満喫。ドリップしてもらったコーヒー、美味しかったなぁ。雰囲気で味覚は変わるし、夏は外で飲みたい。家主はまだ青年、いつか喫茶店をするのが夢。この場所ではないと言うけれど、山の奥の密やかな隠れ家を訪ねるその日が楽しみ。

  2008年11月26日

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  拝まれている話

  ５年程購読している雑誌《致知》。時おり妙な違和感を感じる記事もあれど(￣▽￣;)…右。日本的な良心が残っている誌面だと思います。その中で興味を持っていた【複写ハガキ】の伝道師、坂田道信さんの講演会があると知って閉店後、小出へ行ってきました。司会の方に招かれると、自分で長机を運んできてよいしょ。座布団も断って机の上に正座。！めごい！思わず手帳の端っこにメモ。さらに一度聴いたら忘れられない、ハイトーンボイス。しばらくツボにハマっていました。うぅ、たまらぬ。もちろん、講話も良かったので、いくつか書き留めておきます。●近所のお婆ちゃんが作るお菓子を、　皆が美味しいなぁ！と買いに行き、　いつしか自然と店になる。　彼女はただ、孫を近所の人を喜ばせたい。　そこには愛がある。　二代目は物を売るのが商売だと思ってる、　売ろうと思うから売れない。　三代目は乞食。●仏の物差しで生きた時に繁盛する。　人間の物差しで生きているうちは儲からない。●郵便局の人、　ノルマがあってハガキを売りたかったら、　スーパーで買っちゃ駄目。　10円、20円高くても近所の商店でね。●買うときは安いとこ安いとこと　探して買うのはルール違反。　自分だけ儲けよう、は駄目。　それが仏の物差し。●良い事だけじゃなくて、悪い事にも感謝。　感謝が御馳走。　自分に起こる事は100％全て、　自分に責任がある。●西洋のルールは、強くなければ淘汰される。　日本は弱者でも生きてゆける仕組みがあった。　攻めの文化ではなく、柔道に見られるように　攻撃して来た相手すら掬い上げる守りの文化。●物を売った時点で仕事の半分が終り。　お客様に親切にするのが残りの仕事。●自分の持っている物、　生まれもっての条件を活かさず、　他人を羨ましがるところから不幸が始まる。　人より持っていないのに、　持っている人より幸せな人生を歩んでいる人が、　いっぱいいる。●目の前にはメガネ、　見上げれば家の天井、　出かければあらゆるものが　自分目がけて拝んでくれてる。　なのに、なんで自分は拝み返さないんだろう。　当たり前だと思って、感謝しないんだろう。　それを自己中心的と言う。◆などなど。色んなお話がありました。ハガキの具体的事例などはほとんど無く、心の話が多かったな（今日はそうしよう、と決めていたそうな）。きれい事が通用しない場面が沢山あるのは皆が知っていて、それでも誰かが言い続けている、それすら無くなった時が末法かなぁと、至らぬ身で思いました。

  2008年11月25日

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  充

  【物を持つ事が、不幸の始まり】＊人の欲望にはキリがないから最近読んだジャンルの違う新旧の本で同じような言葉をひろった。数が減って分かる。価値を知る。失う前に、気付けたら良いのに。既に持っている世界の中に、捉えなおせる宝物が溢れている。頂き物の多い連休でした。お菓子、パン、ローリエの枝葉、福神漬け、コーヒー豆、掘りたて大根、蕪、春菊、小松菜、白菜…自家製ばかり！居合わせた方にまたお裾分け。どれも美味しかった。これから食べるものも楽しみ。冬の入り口に、温かい台所で鍋に野菜を放り込んで。これを極楽と言わずして、何をや。＊おしらせ＊早川産の新蕎麦粉、御陰様で売り切れました。　家族用に少し取ってあるので（年越し蕎麦にも～♪）、　500g（500円）を数名様にお分けできます。　店頭でお声がけ下さい。父ちゃんの丹誠込めた魚沼コシヒカリ新米はまだありますのでこちらもどうぞ♪（量り売り可→白米１kg700円／袋持参なしで＋100円）

  2008年11月24日

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  イベント

  昼前からけっこうな雨降り、積もった雪が溶けました。氷点下へ運ばれてゆくうちに、身体が寒さに強くなります。今年もあとちょっと！手元にある情報から少し。●atelierひと葉さんの《手作りクリスマスリース》レッスン◆11月27日（木）14：00～16：00◆会　場：アトモスカフェ（六日町駅角／青木花苑２階）◆料　金：3,700円（お茶・スイーツ付き）◆持ち物：花ばさみ（なければ貸し出し可）、持ち帰り用の袋◆予約・問い合わせ：atelierひと葉ツリーを飾る場所は作れなくても、玄関に可愛いリースを飾れば雰囲気一新☆音楽やデコレーション、クリスマスにまつわるものは不思議で幸せな感情を呼び起こします。稼業がオモチャ屋だったせいか、忙しそうな親の姿ばかり思い出しますが、店内を覆っていたウキウキとした空気は忘れられない。こちらはコンサート。西洋と和の音色が描くコントラスト。お琴の演奏活動を始めて10年の豊田さん。地元で地に根ざした活動が素敵。私も続けなくちゃ。●アンサンブル風雅 in セントレジャー舞子ホテル邦楽ライブ＆ランチバイキング ～10年ひと昔～◆2008年12月6日（土）16：00～◆大人5,000円（ディナーバイキング付）　＊プラス3,470円で宿泊可能◆2008年12月7日（日）11：00～◆大人3,000円（ランチバイキング付）○予約・問い合わせ　セントレジャー舞子ホテル／025-783-3511（予約直通）【春の海】や【琉球民謡による組曲】など演目は多彩。料理がついたライブは良いですね～。

  2008年11月23日

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  蝶 々

  魚沼市で今年最後のクラフトマーケット！11月23日（日）10：00～16：00【小さなお店マーケット】魚沼市 道の駅《ゆのたに》インフォメーションセンター２F実店舗を持っていなかったり、自宅で商っていたり、ふだんまとめて遭遇できない15店舗が集まります。陶器や自然食品、アロマトリートメント、植物手染め作品、手作り革製品、お豆腐、木工品、アジアご飯、などなど…休日の予定が空いてましたらお出かけしてみて下さい(^_^)◆男物が多いけれど、鮮やかな布も混じった戦前布の買い取りがありました。＊写真の黄色い部分は　室内灯の影響を受けています。右のチョウチョモチーフ、わりとよく見る雰囲気ですが身体も羽も絞り柄で描く感覚は日本的。左の紅絹（もみ）は面白い柄だなぁ…と並べて見ていたら、これもお花と蔦で描いたチョウチョ。戦前布は遊びが多くて楽しい。柄も細かくて、間近に見なくては分からない刺繍をチマチマたくさん刺してあったり。…久々の至福。ほぐしたり陰干ししたりしてから出してゆきます。夜はみんなで鍋。陶磁器の町で修行してる友達から最近作った器を見せて貰う。手びねり（手なぶりという言い方はいかにも楽しそう）の紙粘土みたいな雰囲気のマグカップ。触るとしっとり、だけどテリテリ。色んな表現が出来るんだわー…これもまた面白い。

  2008年11月22日

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  70歳の年の差

  母校の小学生たちが地域の会社や仕事見学へ。わが家へも可愛らしい４人組。つきそいに、女の子のお爺ちゃん。とてもお元気そうに見えたけれど、77歳！子供たちは【ぎゃー】【こえー】【ちょっとちゃんとしなさいよ！】と、賑やかしい中（かわええ）、個人的に昔話を聞けて至福。この辺りに渋柿が植えられたのはわりと近年の話で、今は見られない甘柿しかなかった、（さわし柿の柔らかさに魅せられたか）桐の樹は値段が付かなくなったので誰も植えなくなった、とか…もちろん、ちびっ子記者団もきちんと質疑応答してゆきました。エライ君たちより70年多く生きてる先輩がこんなに元気だよ～。色んな事を知っている。沢山の苦労と喜びを知っている。語り継がないと聞いておかないと、日常的な事柄ほど脆いけれど、代謝が早いうちは新しい事を沢山取り入れてゆく時期なんだな。電柱からコールタールが染み出していればまず触ってみる、匂ってみる、好奇心の趣くまま。

  2008年11月21日

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  浮上

  刺し子用にと木綿の布団皮を求められた方が居て、昨日は立ち寄ったさっきで『古布使用』として売られていた雑貨に使われていたのがやっぱり昭和の布団で、『次に古布と呼ばれるのは何だろう』と思う時、いつも目にとまるのがこれらの木綿です。量がたくさんあるから微妙な色違いもすぐに揃えられる。昭和が過去へ押し込まれる。早く取りにいかないと記憶もモノも倉庫の扉が遠のいて見失いそうだ。can-youさんから追加でコンサート写真が届いたのでアップ。ジュガルバンディのリハ風景。初雪が降ってくれたお陰で、確かな冷たさに感覚が浮上します。もぐっていた水の底からぷくぷくと。

  2008年11月20日

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  Flow 画像

  先ほどcan-you氏から速報写真データが届いたのでアップ！今回も記録写真の域を越えています。後ろから見るとこんなだったのか…こんな照明、反則です姉崎さん！（小出郷の照明スペシャリスト姉様）白いリボン状のオブジェがゆらめくのを楽しむには良かったけど、最前列の両脇は、今度は塞いでいいかも。あと、アンケートで【寒かった】というのがチラホラ。暖房の入らない時期は端っこの席が危険。これも次回への課題です。チラシに最初から《毛布持参》と書くとか。…爆睡者 続出。ありがとうございました！

  2008年11月19日

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  キャリコ

  外は木枯らし、こんな日にはお客様も来ないので、ゆっくりコンサートの清算業務。当日いらしたお客様の人数も出ました。大人155、小人9、未満児２。（当日清算・招待券のお客様含む）＋スタッフさん、180人近くで織り上げた空間でした。巫女さんのように言葉をくれる年下の友達が教えてくれた論語の一文は君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず（君子和而不同、小人同而不和）皆がそれぞれの色を備えて、ステージ、座席、ホワイエ、楽屋、どこに居てもコンサートの大切な一部で、混じりあわない固有の色を糸が保っているからこそ織り上がる。自身の色を偽らず、異なる色と手をつなぐことで見えてくる大きなキャリコ。ずっと欲しかった【印度ロイヤル錦 (キャリコ染織博物館コレクション 2)】＊1988年度版。2000年に再発行（内容は同じ筈）が手元にあります。コンサートの２日前に相場より安い10,000円の美品を見つけて迷わずオーダー。この位が企画料になるだろう、と。コンサートで初めての黒字、記念の品となりました。アーティストさんたちにもきちんとお支払いできたし、お金をかけられるのは幸せな事。金銭的にお礼を仕切れない方には旅先でお土産を買ってこよう。一時はあきらめていたインド旅行、来年も行ってきます（円高も続いてるし）。アーマダーバードのキャリコ染織博物館へも再訪したいなぁ。高さ何ｍもある錦布が、見切れない程に収蔵されている世界屈指の布の博物館。とても一度では把握できなかった(-"-;)

  2008年11月18日

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  夜明け

  ７時に起きると太郎さんがシタールの練習をしているので階下に降りてストレッチ。疲れが溜まっているのか固ーい。７時半から本堂でボーカルのレッスン。何かを予感をさせる音階、Raga Bhairavi.夜明けのころ奏でられます。妙に腑に落ちて、窓の外を眺めると小雨で煙っている。終わったんだなぁ、だけどまた始まるんだなーと。手伝ってもらいながら銀山寺さんを撤収。布団をお借りしたお宅へ返却に。二人とも可愛い女子なんですが、それぞれフォトジェニック。コンサート写真をお願いしたcan-you氏、絢子ちゃんの表情を狙っていったそうです。クルクル変わるから。小動物を追いかけるネイチャー写真家？うむうむ。そして奏者さんたちは関東へ帰ってゆきました。私は昼近くに帰宅、開店。手伝ってくれた友達が遊びにきたり、片づけをしたり。お世話になった白いシーツがグルグル。ランドリーで鼻歌。バイラビ。夜明け前の空気は、冷たくて澄んでいる。

  2008年11月17日

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  余韻に漂流

  ７時半起床、８時出発で浦佐駅に宮下さんを送っていく。数時間前まで楽しく踊ったり歌ったり（太郎さん、エイリちゃんも加わってAmazing Grace. ハモリっぷりに鳥肌）さらには会場の片づけまで手伝ってもらったのに、本当にパワフル。新幹線の扉が閉まる直前。シャンティバタフライ。そのまま帰宅して、店を開店させるも、昼過ぎから夕方までの記憶が…夜は再び小出・銀山寺さんへ。後片付けなどの為、もう一泊。辿り着くと本堂では絢子ちゃんがタブラと格闘、二階からレッスンを受けているエイリちゃんの唄声。こんな箱庭があったら、私はここの庭師でよいです。21時近かったけれど、夕飯がまだという事でうおぬま茶房さんへ。三人兄弟。お砂糖がコーヒーに溶けて気泡がのぼりスポットライトに当たってキラキラ光る。それを同じような瞳で見つめる様子が…めご。お寺に戻って《居酒屋ゑいり》。お客さんは立ち膝か床座り限定。日本の話からインドへメキシコへ。３時すぎまで４人で飲み、寝床に入る前に【北斎漫画】を見つけたばかりにそのまま帰って来れなくなる寺原氏。私もお供して４時過ぎまで眺めてました(-"-;)あれは名著だ。

  2008年11月16日

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  一滴が海へ辿り着くまで

  北インド古典音楽コンサート"Flow"当日。７時半に起床。寒い。床暖房は15分くらいで温かくなるのだと判明、台所に直座りして、前泊を付き合ってくれた友達と二人でご飯。隣りの部屋から奏者さんたちの寝息。穏やかで温かい朝の光。９時少し前に小出郷文化会館に集合。そのままいっきにステージセット。男手がありがたい～音響、照明、オブジェクトセットが平行して進んでゆく間に、ホールの外では屋台と受付、物販コーナー作り。ステージ側から客席を見たところ。音響チェック中。文化会館のプロフェッショナルさんたちがサクサクと動いている間、エアポケット的な休憩時間が訪れます。連日オブジェと格闘していた友達、当日の動きを頭の中で何度も確認してくれた友達、死屍累々…嵐の前の静けさを利用して、近くのマクロビレストラン【うおぬま茶房】へ。うっとり。ここのご飯は何でこんなに美味しいのだろう…14時半、灯遊（ひあそび）さんが到着。手際よくキャンドルがセットされてゆく。15時20分、浦佐へのお迎えが戻り宮下節雄さん到着。15時40分、大湯温泉でほっこりした他の奏者さんも会場入り。ホワイエのセットがほぼ完了。16時、マイクチェックから、そのままリハへ。同じころダージリンカフェさんセット完了。スタッフは随時夕飯。17時半には夕飯を食べに来たお客様が入り始める。開演10分前。インド料理食堂に行列が出来て、第一部が始まる頃にはお弁当にして販売する筈だった分まで完売してしまった！イスも追加で出したけれど、間に合わず。これらは終了後に聞いた話なので、受付と食堂近辺を担当して下さった方々、お疲れさまでした～(T▽T)19時開演。第一部：寺原太郎（バーンスリー）　　　　池田絢子（タブラ）　　　　エリイ ビジョヤ（タンブーラ）演奏45分。音色に命が宿っていた。濃厚な空気。秋のRaga。ちょっと時間が押したので休憩を５分だけにしようかなー、とアナウンス。しかしサントゥールと言う楽器は弦が100本あるので調律に時間がかかります。15分程して再開。第二部：宮下節雄（サントゥール）　　　　池田絢子（タブラ）　　　　エリイ ビジョヤ（タンブーラ）告白すると、司会なのに一度《オチ》ました。ガクッと。うわっと身体を起こしてまだ演奏は終了していない。あぶないあぶない…気持ちがよ過ぎる音色だと知ってはいたけれど、ある程度の緊張状態でも寝てしまうとは思わなかった。第二部も45分程で終了。すでに15分押しているので休憩は短めに～と念じていましたが、サントゥールは弦が100本（以下略）。だけど、これが福と転じました。調律している宮下さんが途中で楽器を膝から起こして客席に見せて下さったり、（「おーーっ」という声。）寺原さんがマイクを持って、インド音楽や楽器の説明をして下さったり。一方的に演奏して終わり、より、はるかに客席との一体感が増したのです。これは、次回への課題だな。20時50分、再開。ジュガルバンディ（合奏）。第三部：宮下節雄（サントゥール）　　　　寺原太郎（バーンスリー）　　　　池田絢子（タブラ）　　　　エイリ ビジョヤ（タンブーラ）21時15分終了！！！！！たくさんのたくさんの拍手を頂き、客電が上がってからホールに満ちていたのは幸せな高揚感。実験的に作ってみた子供券も10枚近く売れて、親子室も使ってみて、もうちょっとザワザワするかもと想像していたのに、ステージと客席の境が無かった。演奏中には集中力が全体を包み、休憩時間には楽しい声が広がる。知り合いを見つけた人たちが至る所で立ち話。アンケートの回収率も書き込み率もすこぶる良かったです。CDもたくさん売れました。心配していた撤収作業は、演奏中にスタッフさんたちがホワイエの机やイスを片づけていたり、ホール内でもキャンドルの片づけに色んな方が手を貸してくださり、22時には全ての荷物を運び出す事が出来ました。感謝！そして打ち上げ。こちらも先に会場へ行ってセットアップしてくれた方々に感謝。アルコール、天然酵母パン、美味しい差し入れ。チケットが売れた分でオードブルもプラス出来ました。眠りについたのは明け方の４時半…踊ったり、歌ったり、食べたり、飲んだり意識がうつろになってゆく。霧靄の中に浮かぶキャンドル、漕ぎいだす奏者を乗せた舟はステージ、客席は彼岸か此岸だったのか、一滴の水が流れてゆき辿り着いた先をしかと見届けました。思い思いにただよった夜。

  2008年11月15日

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  嵐の前のたんたん

  コンサート前日から日記をためてしまいました。ざざっと書きます。14日はお店を閉めてから最後の買い出しをしたり近くの日帰り温泉でホッコリ。至福。奏者が宿泊する予定の銀山寺さんへ。22時半頃から布団をセット、魚沼市のゴミの分別が分からず解析作業(*_*)>（南魚沼には「プラスチックごみ」という分別がないのです。）なんやかやと準備をして２時過ぎに就寝。４時半頃、都内で演奏を終えてそのまま小出に向かっていた奏者さんが到着。暖房器具の使い方がわからず、ガタガタ震えながら15日の説明などを。朝が一番冷える…。

  2008年11月14日

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• 本棚を見渡して。

  ゆらゆらとしていた時に手に取ったラベルが揺らいでる。心残りがうずくなら、もう一度、最初のページから。◆Flowコンサートチケット、小出郷文化会館が14日中まで前売りチケットを取り扱っています。15日は前売り料金として＋500円となります。メール、メッセージによる予約は14日のお昼位まで確認できる予定ですが、それ以降はこちらからの返信が行かない場合、無効となります。ご了承下さい。

  2008年11月13日

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  流れは水を増し

  ◆本日のFlow定休日。なんていい天気！光の入る某工房の奥の部屋で、コンサート最後のミーティング 小出ver。美しい陶器を生み出すSさん、リラクゼーションサロンの主Nさんに、当日の受付をお願いしました。魔法の手を持つお二人は最高の笑顔の持ち主でもあります。そうそう、インド料理食堂情報。到着が遅れて食べられなかった！という方の為に、お土産弁当も販売されるようです。奏者さんが使う寝具を借りに、魚野川のほとりへ。水音を聴きながら光合成、おにぎりが美味い。夜はミーティング 六日町ver.次に会うのは本番だねぇ…。ステージを飾るオブジェもほぼ完成していました。なぜだか手を合わせてしまう不思議な存在感。真ん中６m、両脇３mオーバー。オブジェの心臓。客席から見えるかどうか、分からないけれど。外へ出れば、澄んだ満月（前夜）。チケットはもうじき140枚に届きそう。流れは水を増し、確かにどこかへ向かっています。

  2008年11月12日

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  新蕎麦の粉、あります。

  わが家の周りに白い花畑が現れてから１ヶ月以上がたちました。黒い実がつくと赤い茎を残して刈り取られ、脱穀の後に粉末となり、今年も早川産のお蕎麦を美味しく食べられるシーズンがやってきました。都内の某有名そば処にも材料として卸しています。昨日、父が打ってくれたものを茹でて味わったのですが、甘い…石臼で挽くとさらに風味が増すのですが、機械挽きでもお蕎麦本来の味が分かります。●店頭でお声がけ下さい。【早川産 新そば粉】500g／500円 ＊農薬を使っていないから、健康面にも安心。地元早川産で味も良いのに、市内で食べられるところは少ない…自宅で使う分には、地元産を(^_^)/天ぷら粉に混ぜるとカリッとあがりますよ～蕎麦がきにして食べるのが一番簡単。料理上手なお友達への手みやげに。変わっていて喜ばれるかもしれません。【自家製コシヒカリの量り売り】ついでに宣伝。今年の新米の量り売りも致します。＊店頭に袋持参で直接おこしください。玄米１kg500円白米１kg700円＊袋が無い場合は＋100円。農薬使用は一度だけ。父が丹誠込めた美味しいお米です。

  2008年11月11日

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• 経済活動

  しばしの休養をとりに南から故郷へ友達が帰って来た。ずいぶん年下だけれど物の見方がまっすぐで、損得なく観察できる目線が若さなのかも知れない。楽しい。あらゆる物が、パンクしているのではないかと思われる程に溢れる中で『最近、あまり物を買わなくなりましたねぇ』とポツリと言う。（広告にお金をかけるようになってから景色がうるさくなったのかな）私も月の支出をたずねられた際、化粧品も含む服飾費が限りなくゼロに近い月が多い事に気が付きました。会社員時代は新商品と見るや、買わねばならぬのではという強迫観念にかられていたのに。追い立てられない世界もあるのだと知れたのは良かった。化粧品は最後まで使い切ってから買う。そんな当たり前の事が出来なかった。とはいえ商品とお金を交換しながら生きてゆく商いでは、物欲の全くない状態では枯渇してしまうのですが、それはまだ無くて。日本は素敵なもので溢れている。理想は、壊れてから買う。使い切ってから買う。さらには修理して使う…となると、本当に物を買うという行為が減ってしまうな。

  2008年11月10日

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• 残る本質

  個人的なミーティングで。"100人以上の人を巻き込んでるんだから、集中しなくちゃ駄目だよ"”仕事も趣味も全てを奪われても、自分がするであろう事があるはず。それが分かったら心血を注ぎなさい”言われて１日。色んな事を思い出した。夜の高校へ忍び込み、黒板にチョークで後輩と交換日記をしたこと。気になる人の机の上には滋養供給？のお菓子をパラパラと乗せてみたり会社の先輩の誕生日の前日、閉店後にくす玉を仕込んだ。こっそりドアノブにかけておくような差し入れも楽しい。心臓をバクバクさせて驚かせるようなのでなく。小さなサプライズを企むこと。写真や絵や文章がそれに付随する。◆手弁当ならぬ手スイーツで進行状況を確認しに来てくれた友達。今日もチケットの予約が何枚か。感謝…演劇の裏方長としてのアドバイスを持って来てくれた方の名言。『不安になるのは不確定な要素があるから。』曖昧になっていることを許さず、白黒をつけてゆく。既に伝えた筈の事に関しても、しつこい程に確認をする。不安な気持ちは動くほど消えるってほんとだ。出来てなーい！でもまだ時間が残ってる。

  2008年11月09日

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  ダージリンカフェ／フェアトレード

  ◆本日のFlow。打ち合わせも兼ねて、ダージリンカフェさんへ。目にも美しいベジターリ（菜食定食）です。マイルドな味が嬉しい。15日のコンサートではインド料理屋台として２階ホワイエに出店されます。タンドリーチキン、インドカレー、お土産にぴったりな（売ってないから）マハラジャビールなど。＊メニューは仕込み次第18時開店で演奏前の夕飯にどうぞ。（休憩中にチャイも飲めるかな…）●業務連絡●完全防音の親子室、予約を締め切りました。ありがとうございますm(_ _)m◆高品質で納得できるものが多いので、良い選択肢になっているフェアトレード商品。mixiで面白くなりそうなコミュニティを友達が立ち上げたのでリンクしておきます。◆フェアトレード☆ニイガタ主にニイガタ県内の ・フェアトレードショップ、活動してらっしゃる方 ・フェアトレードの商品を取り扱っている方 ・フェアトレードに興味のある方 ・大変な状況にある人たちを放ってはおけない方 の 情報をシェアできる場がほしいなあ　 と　たててみました◆mixier（って言うかな…）で興味のある方、覗いてみて下さい。管理人さんは大湯温泉郷のカフェバー虹の谷店主。本日から待望の営業再開だそうです。私もコンサートが終わったら行きたい～マクロビスイーツが、美味しいのなんのって…。

  2008年11月08日

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• 取材／脳はなにかと言い訳する

  新潟くらしのポータルサイト【Nii Get】さんの情報誌とHPの取材がありました。県内への就職、Iターン、Uターンを考えている人へ向けた内容です。（私で参考になるでしょうか…）やってきた記者さんとは共通の知人が。世間は狭い…類は友を呼ぶ？御陰様で楽しかった！来年１月頃に公開される予定だそうです。月々の出費など、なかなかに赤裸裸(￣▽￣;)会話のなかで改めて認識したのは、新潟中越地方の田舎生活はたいへんに快適。（もちろん都会の方が向いている人も居ます。）定住人口が増えると良いな…あとは職場不足？今暫くはネットが解決してくれるかしら。◆コンサート準備は毎日変化しています。今日はもう、良いものになる！大丈夫だわ、という気しかしません。（と、言いながら２日前には…逃げたい。もうやだ。などと。通過すれば醍醐味(*_*)>）◆ストレスってナンダ、と思っていたところに面白い記事があったのでメモ。脳はなにかと言い訳する／池谷裕二 著（一部引用）従来、ストレスによる能力の低下は誰にでも普遍的に生じる現象で、ストレスに強い脳、弱い脳があるわけではないと考えられていた。しかし最新の脳研究は、ストレスから脳を守る事が可能であると示している。意外に思われるかも知れないが、ストレスに慣れることは一種の『記憶の作用』である。環境そのものは変わっていないにも関わらずストレスが減るーこれは『現在の環境をストレスに感じる必要はない』と脳が”記憶”した結果なのだ。心理学者ヘンケは、ストレスと『海馬』の関係について一連の研究を行っている。海馬を麻痺させると記憶が出来なくなる。実際に試験をしたところ、海馬を麻痺させたラットは新しい環境に上手く順応する事が出来ず、いつまでも強いストレスを感じ続けた。この結果から、ストレスに慣れる事は海馬を使った脳の作用によるもの、つまり『記憶』だということがわかる。逆に海馬を刺激するとストレスは減少した。つまり記憶力を高める事でストレスが解消されたわけだ。記憶力にとってストレスは天敵だが、ストレスもまた記憶力を天敵としているのだ。記憶力の為にはストレスを避けた方がよいのは言うまでもないが、ビジネスの世界では現実問題としてストレスが避けられない場合も多々ある。そんなケースでは新しい環境に出来るだけ早く順応しないと大切な記憶力が侵されてしまう。ヘンケの実験によれば記憶力が高ければこうした危機に直面しても受けるストレスが少なくてすむ事が分かる。これは貴重な記憶力を保護できるというだけではなく、精神衛生的な観点からも好ましい事である。不可避なストレスに直面するときの備えとして、普段から記憶力を鍛えておきたいものである。（引用終り）記憶力が弱いのですが(iдi)ストレスに弱いせいなのか。新しいものごとに適応できる脳みその柔軟性がポイントかな…。

  2008年11月07日

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  学園祭 前夜

  近所の家に、小屋に干してある冬への備えが鮮やか。干し柿の数珠つなぎ、大豆、里芋、かぼちゃ、真っ赤な唐辛子。秋晴れの空。ドライブの行く先をわが家に定めて下さる方がチラホラ来店される。車から降りて、歩いてみるにも良い日和。◆本日のFlow。『大人になってからこんなことする日が来るなんて』オブジェを囲み、針と糸でチクチク。数人でやるとこれほど楽しい。文化祭直前、校内を覆っていた静かな興奮を思い出す。風邪は葛根湯を貰って、ひたすらちり紙で鼻をかんで、頭がぼんやりしつつも気持ちは高まる。

  2008年11月06日

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  つなぎ

  親戚の父ちゃんがトラックに積んでたくさん大根をくれたので、犬をお供に池でゴシゴシ。ジャブジャブ。泥の下から現れる白い肌があんまり美しくて目を見張る。大根を結んでいるのは『つなぎ』と呼ばれる藁。すぐに結べてすぐ解けるのに持ち運び中はキッチリしまる。昔は稲も野菜もみんなこれで縛りました。全てが土に還る物。犬の散歩で鎮守様へコンサートの成功祈願参り。大銀杏の金色が美しい。今朝起きた途端に、頭痛と喉の痛みが。風邪ですね(-"-;)>池谷で舞台用オブジェを作るのをパスさせて貰い、夜のミーティングまで横になります。仕事や思いをつなげて、お任せして、それが本当にヘタクソ。貰った分をまた誰かにお返ししよう。少しずつ流してゆけば良いのかな。差し伸べてくださる手のあたたかさにお礼をm(_ _)m

  2008年11月05日

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  彼の地は遠くなりにけり

  先日、わが家にいらした篤姫様がレポートを書いて下さりました。初七日新聞32号このネーミングセンス！好きです。◆本日のFlow。夜に集計した分で（見込みまで含めてですが）100枚越えました！まだ赤だけれど、大赤ではない。ほぇぇ宣伝をしてくださっている方々に感謝！ほんとうに感謝…ありがとうございます。少し気が抜けたのか、夕方から頭痛ρ(｡ ｡､)◆インド往復航空券の見積もりが帰ってくる。今年１月の値段に＋22,000円。燃油サーチャージだけで４万円…（最も高騰していた10月の数字が反映されるため）文化は近いのに、訪ねるには遠い。コンサート会場で堪能して下さい。はやかわ店内のインドなものも紹介しておきます。現地で買い付けた、インドの手作りボタン。50～300円（水牛の角やラクダの骨、ココナツなど）

  2008年11月04日

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  小さな企画、あたたかい場所

  本日はお知らせ２つ。ここを覗いてる方にはツボにはまるかも…「目玉ヘンプアクセサリーの会開催」みんなでおしゃべりしながらお茶でも飲みながら…簡単なヘンプアクセサリーしませんか？子どもからお年寄りまでどなたでも大歓迎☆●11月9日（日）13時から15時まで●場　所：浦佐商店街の銀行裏「globeクラブ」●参加費：300円 ＊申し込みは、ひとまずはやかわへ。　メッセージ転送します。道産子chika.ちゃんが先生です。魚沼で子供に自然体験を教えている元気なめんこい（小柄な）女の子。野外活動のプロとして、紐結びの技術を活かしてますな。会場はカフェのようなフリースペース。古き良き日の喫茶店みたい。『間接照明で雰囲気いいし、いろんな人の話が聞ける情報交換や交流を目的にした空間です。是非来てきてちなみにglobeクラブは火木土日祝日にやってます。近日ホームページができますのでよろしくお願いします』との事。実験運用でこれから４ヶ月（ほとんど冬じゃないか）使えるようです。浦佐駅裏（旧道に面した方）すぐで立地も良い。使用料無料。お内にこもりがちな季節こそ、みんなで課外活動（文科系）をしに出かけてみては。◆南魚沼の関興寺さん本堂にて行われる琵琶の生演奏コンサート。２年ぶりの開催で、前回は150人と超満席。今回は定員を半分として（採算度外視…）、ゆったり聴けるそうです。「第５回妙音コンサート」●薩摩琵琶　関川昌宏庵鶴祐師日 程：平成２０年１１月８日（土）場 所：関興寺 本堂時 間：午後１時３０分 開 場　　　 午後２時００分 開 演定 員：先着８０名会 費：３０００円第１部 薩摩琵琶　　　　　　　　　○源氏物語千年紀　　　　　　　　　　春　の　宴　　　　　　　　　　筝　　　　　　　　　○伊勢神宮遷宮記念曲　　　　　　　　　　五　十　鈴　川　　　　　　　　　　薩　摩　琵　琶　　　　　　　　　○故・鈴木流泉師生誕１００年記念演奏曲　　　　　　　　　　武　蔵　野　　　　　　　　　　＝　休　憩　＝　第　２　部　　　薩　摩　琵　琶　　　　　　　　　○平成２１年度大河ドラマ「天地人」　　　　　　　　　　＜御館の乱＞外伝　　　　　　　　　　南方稲荷の霊験第５回という節目を迎えて、昭和を代表する「錦心流薩摩琵琶の奏者」故・鈴木流泉師の生誕１００年の記念演奏会も兼ねさせていただきます。（師は演奏だけではなく宮内庁の雅楽器の修理なども手がけられるほどの方でありました）お問い合わせ→関興寺：電 話 ０２５－７８３－２１１１↑この空間で聴けます。左側が本堂。薩摩琵琶の第一人者の方の演奏、夏に拝聴したのですが、凄い迫力…。お寺自体が美しいので、演奏の前後に散策も良いかと。◆本日のFlow。初心の頃の気持ち。チケットが１枚売れたときの感動と感謝で思い出した。毎日、数枚ずつ。ひとつひとつにありがとうございます、と手を合わせる。これって、忘れちゃ駄目な事だった…運のよさに甘えて、感謝の心にまで、あぐらをかいてたかなぁ。やったようになる。景気の悪さとか、誰が悪い、これが悪いとか、やっぱり原因はそこじゃなくて。紹介しようと思っている音楽も、売ろうとしている布たちも、良いものだと知っている。何の躊躇があろうか。

  2008年11月03日

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  農と暮らす／こころの強度

  花の上はバイキング会場。冬に備えて命を蓄える。数日前の話。季節労働をしながら（自然農をしている所が条件）全国を旅しているカップルがやってきた。彼女の実家がこちらにあり里帰りをするたびに、男の子は竹細工名人の元を訪れて技術を教えてもらっているそうだ。すでに80代のじいちゃん師匠だから早く十日町に拠点を移したいと言う。東京に借りている畑では不耕起栽培を始めている。住む家から自分たちで作るのが夢。２、３年後かな…と顔を合わせて笑顔が穏やか、瞳はまっすぐ。農と生きる人が確実に増えています。しかも雪の深い魚沼や妻有で。ヒッピームーブメントの時代、青春を謳歌したおっちゃんたちも魚沼にはいるけれど。（そういえば、そんなおばちゃんは見ない…）農と暮らす人たちを特集したフリーマガジン、〈88〉最新号が届いています。お早めにどうぞ。◆本日のFlow。農耕的なスピリチュアルブームが魚沼にも訪れているならインド音楽の先行きは明るい？(￣▽￣;)>今日は文書を清書せんば。たたき台を貰ったので、えいや。何かのせいにした途端に、フッと動きがとまってしまう。流れるときはきちんと流れる。それほど意地悪な仕組みじゃない。原因は外側にはないんだなぁ。先ほどふと空席には音楽の神様が座ってる、と思った。どうやっても満席！元々、大地や自然や時間や天に捧げる音楽だもの。神様とのイス取り合戦か…ちょっとハンデほしいな。土の匂いも、音色の振動も、生きてる間のお楽しみ。

  2008年11月02日

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  塩沢織物の展示・実演会〈匠〉

  毎年内容盛りだくさん、人でごったがえすしおざわ産業まつり。塩沢織物の展示、越後上布の実演があります。●11月３日（祝・月）　午前９時～午後４時まで南魚沼市立 今泉博物館１階研修室入場無料◆塩沢のおりもの展示◆〈匠の技〉越後上布の実演　＊『苧績み』と『いざり機』の二工程◇主催・問い合わせ塩沢織物工業協同組合／025-782-1127ユネスコ無形文化遺産登録予定の越後上布、芳醇な光沢をもつ塩沢紬、模様の細かさにため息の本塩沢、透け感が美しい夏塩沢。着物好きな方だけでなく、案外きちんと見た事ない！という地元の方にも良いのでは。私も開店前にちょっとだけ覗いて来ます。早川地区は収穫が終わったばかりの新蕎麦の屋台で出店予定。今日は食券作りに、かり出され中。約1,000枚(*_*)数百食があっというまに売り切れるそうで、おそるべし産業まつり。天ぷら蕎麦 450円山菜蕎麦 400円かけそば 350円そばがき 400円挽きたての新そば粉１kg 1,000円はっきりいってお得です！本物の蕎麦の味。《詳細はこちら》◇本日のFlow◇昨年のコンサートを聴きにいらした方が『土曜日だと行けない。』ざんねん。１年前に11月15日（土）を予約したのだけれど、他の週末は全て埋まっていて選ぶ余地がなかった。水曜日開催するたびに土日が良いと言われたけれど、勤務形態がいろいろな現代ではあんまり関係ないのかも。

  2008年11月01日

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  月の終り、小さな奇跡

  ↑羽織うらに使われていた正絹。日本的な更紗文様。柄の中で惹かれるものがことごとくインド伝来であると知ったのはここ数年の話。更紗、絞り、絣、テクスチャーでは木綿。そしてインドの硬水でこそ発色する鮮やかな赤の色。↑手先の器用な友達宅のガレージにてステージ両脇のオブジェクト、試作品。泣き言を書いた昨日の日記から、夜半から今日まで小さな奇跡が散りばめられていた。届いたメッセージ、フライヤーを取りに来てくれた方、新たに配るよとメールをくれた方、地元FMさんでリスナーチケットプレゼントとしてコンサート告知の許可、ブログでの紹介、宣伝してくれていた友達から何人か来れるよ～の報告、会社を休んで手伝いに来て下さる方、県内情報誌への掲載、参考音源を発掘してくれた方、あとは何だっけ…一度に、トサトサトサと。う。泣くな。人情がこれほど力をもっているとは、…知っていた筈なんだけど。でも、忘れているから教えてもらったんだな…神様の匙加減。チケットの売り上げにつながるのはおそらく明日からですが、企画としては本当に幸せモノなのだ、と、人の温かさに感謝です。大切にして頂いた分をお返しできるように準備を進めます。★コンサート詳細はこちら。↑刷毛目が美しい、梵字書にアイロンがけ。どう飾られるかは本番までのお楽しみ…かなり大きいです。

  2008年10月31日

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• 泣き言封印

  書いて良かったのかどうかの昨日分の日記ですが。メール下さった方々、ありがとうございました。◆可能でしたらブログなどに詳細ページのリンクを貼っていただければ幸いですm(_ _)m■北インド古典音楽コンサート "Flow"http://plaza.rakuten.co.jp/kohukoubou/013000もしくはお祈りしてやって下さい（笑）さぁ。あとは本番まで準備！◆仕事の納品で浦佐まで行き、居合わせた人は電気関係のプロ。天井裏に60本の配線、手に持つは6万円の小さなパソコン。（台湾発も優秀なのね）リモートコントロールで、他人のパソコンを操作したり、（もちろん許可を貰って）色々みせて下さった。変態的に最新情報に強い。持ってる資格の数も膨大…アナログ一辺倒な暮らしなので、ちょっとクラクラしました(*_*)いつかお世話になるかも。ほんとに餅は餅屋なのだ。得意な事をきわめて行こう。

  2008年10月30日

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  音楽はお金に負けるか

  コンサートの打ち合わせ兼ごはん at 店内。焚き付けるのは苦手で、熱狂させる状況を作るのに尻込みをしてしまう。良いものはいつか理解されるだろう、押し売りはしたくないな、自分で選んで欲しいな、と、提示だけして引いてしまう。その態度はよろしくないかもしれない。伝わらないからだ。11月15日（土）小出郷文化会館の北インド古典音楽コンサートは私が企画する中では最後のホールコンサートになると思う。分不相応でも主催しよう、と考えたのは、地元で聴きたかったから、聴いて欲しかったから。この音楽を好きな人が、出会う前の人が、必ず新潟にも居る筈だと思えたから。他にやる人がいれば手伝いで、足りているなら席で聴きたい。実際、私も手伝いから始まって、徐々に惹かれていったのです。＊裏方には別物の楽しさが。長岡市の何度目かのライブで、（現在は行われていません）今回お呼びするサントゥール／宮下節雄さんの演奏の途中、目を閉じた真っ暗な視界の下の方から、ザーーーーーーーーーーーッと白い光が登って来て、うわーーーーーー、でも多分気のせい！と思いながら、ついに視界が真っ白になったこと。その後も、素晴らしい演奏の途中には、身体の細胞が沸き立つような不可思議な体験をしています。最近、ガイアシンフォニー第６番を見ました。音楽がテーマとなったドキュメンタリー映画です。同じような体験が、シタールやピアノ奏者により語られています。私が感じたのは、その入り口でしょう。前置きが長くなってしまいました。前回も直前までチケットは動きませんでしたが、今年は景気の不安定さも確実に動向に作用していると感じられます。また、私の不徳で機会が失われるには惜しいので、早めに隠し立てせず、日記に書いてゆきます。◆想像してなかったところにお金がかかってゆくホールコンサートは今回の規模でも数十万の試算です。色んな場所で経費を削っていますが、それでも前回より額が大きい。実はすでに赤字の計算もしています。春から貯めていたお金から航空券代を当てれば、なんとか収まる筈。それに関しては怖さがなくて、インドへは行けなくなるけれど、２年ぶりに京都へヴィパッサナーと名古屋と奈良の友達に会う旅が出来ます。ただ、同じ一つの機会を作って、演奏に遭遇していただく方が少ないのはあまりにも惜しい…それが全てです。宮下さんのサントゥールの天上的な音色、寺原さんの情感溢れる唄声のような笛、そして二人の音を乗せる絢子ちゃんの軽やかなタブラのリズム。〈音楽なんて分からない！〉　　　　↓知識がなくては聴けないなんて野暮なものではありません。感じられる音楽です。〈お金が勿体ない〉　　　　↓このご時世ではありますから…万が一、損した！と思ったら、チケットの半券を捨てずに個人的にご連絡下さい。ホールが続けられないな、と思ったのは金銭的に一人でリスクを負うのが景気の見通しが怪しげな中不安定だからですが、音響も雰囲気も最高で、ホールで行う価値は計り知れないのです。芸術はお金に負けるか？？？それがなくては続けられませんが、個人的な答えは負けないだろう！！です。〈コンサートの詳細はこちらから〉キャンドルの灯り揺らめくステージと、後に控える梵字とリボンのオブジェクト、外にはインド料理食堂、たえなるひと時を用意して今年もお待ちしております！

  2008年10月29日

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  誕生日／此岸の夢

  浦佐にお寺の本堂を移築した建物があり、わずかな場所代で貸してくださる。夜、二人の友達の誕生日会。どうしてるかなぁと思い始めた頃に、場所がセッティングされる。祝い上手で段取りも素晴らしい友達のお陰。ありがたや。ダージリンカフェさんのケータリングサービス。よく食べる女子が８名いても、たっぷり余った。デザートやスープまで、その味は完璧。布団を横並びに敷き、ご本尊様の真ん前で就寝。夜半過ぎの記憶。落ち着いた色の花のような何かが周りを取り囲む中に泳いでいて、そこから抜け出しそうな、あちらから引っ張られているような引力。色彩も感覚もリアルに夢を見る方なので、これが続くと現実に戻って来れないかも知れないなぁ、と思った瞬間に目が覚めた。まだ４時前だった。頭の殻が閉じきっていない妙な感覚が続いている。シチュエーションのせいだな…面白い夢でした。

  2008年10月28日

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• Economy*

  どの時点で両替をしたら良いものか…。１rs＝1.89円だなんて。極端すぎることは恐い。制御不能と仲良し。田舎の片隅で語られる色んな予測。〈誰かの仕事の利ざやで稼いでた人は通用しなくなる〉〈日本のシステムが崩壊したら、癒着も圧力も何もなくなる。毒出し再構築。〉〈戦後を知ってるお年寄りは元気。彼らはもっと凄いパラダイムシフトを経験してるから〉良い面もあるだろうと勝手に信じているのが、〈手に職〉神話の復活。作り手と消費者が限りなく近くなる。野菜を作る人が増える。…すでにそうなってますね。自分の頭で考えなくちゃいけなくなる。空気を読む、とか言ってられなくなる。生きてるわーーー！と感じられる生活になる、と信じてます。それらは泥臭さと仲良し。

  2008年10月27日

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• 星屑から感情

  手元に故カール・セーガン博士の著書が数冊。↓メモ。人は様々な信念体系を試してみて、それが自分に役立つかどうかを知ろうとするものである。そして状況が苦しくなれば、懐疑精神などというお荷物はさっさと放り出してしまうのだ。似非科学は、科学が満たしてくれないような感情面の強い欲求に訴えかけ、人間にはないが故に求めてやまない力の幻想を与えてくれる（今日では漫画のスーパーヒーローがそれであり、かつては神がその役割を担っていた）。似非科学の中には、精神的な飢えを満たし、病気を癒してやろうと言い、死は一巻の終わりではないと約束するものもある。そのうえ、人間こそは宇宙の中心であり、かけがえのない存在なのだと請け負ってくれる。人間は宇宙とつながっているんだよ、と言ってくれるわけだ（＊）。ときに似非科学は、古い宗教と新しい科学の中間のようなものになるーそして宗教と科学の両方から、懐疑の目を向けられているのである。（＊）しかし私には、現代の天体核物理学がもたらした驚くべき発見よりも深遠な宇宙的つながりがあるとは思えない。水素を別にすれば、人体を作っているすべての原子は、血の中の鉄にしろ、骨を作るカルシウムにしろ、脳の中の炭素にしろ、何千光年もかなたの赤色巨星のなかで、何十億年も前に作られたものなのだ。「われわれは星屑でできている」というのは、私のお気に入りのセリフである。（人はなぜエセ科学に騙されるのか/新潮文庫）↑邦題が…(*_*)　原題：THE DAMON-HAUNTED WORLD　　　　Science a Candle in the Dark目の前でアピールする手塩さんも私も構成しているのは原子。触れる布、紙、口にする緑。世界の全てが仕切られているようで、仕切られていない。怒れば怒った時の反応を笑えば笑ったように、目に見えないサイズのものがくるくると姿を変え、それを感情として私たちは感じる？誰かに触れたら表面の粒が幾分かこちらに乗り移り、私の成分を少し変えたりもする…。懐疑精神あふれるロマンチストになれたら素敵だ。

  2008年10月26日

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  布をとっておく

  最近、持ち込んで頂いた布の中で一番好きな柄。木綿の男襦袢です。たれ目な犬の表情…。お家の片づけのあとに持ち込んで下さる方々に感謝。これは何だ、おぉ、良い色！などと言いながら見せて頂くのは楽しい。以前より確実に古い物が出てくる回数は減ってしまった。売りたくない布をとっておく勇気が出たのは最近の事。資料として残したいもの（上布など）と他人から見たら何で？かもしれないツボのものと。数が減ったからこそ、落ち着いて愛でられるようになったのかも。図書館でいつでも借りられる、古本で買いなおせる、と信じて処分した本たちがいつのまにか姿を消しているように、管理できる範囲で残しておこうと思うようになりました。

  2008年10月25日

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• 越後上布の思い出

  数日前の話。近所のお婆ちゃんが用事がてら立ち寄って思い出話。ここ『早川』という集落はかつて村全体が塩沢の織物に関わっていた。（このへんならどこへ行っても同じようだったと思う）夏は桑の木から葉っぱを摘んでお蚕様を育て、冬は３ｍ以上の雪の壁が４ヶ月も家を覆ってしまう間、雪掘り以外に仕事がないので女性は機（はた）に向かった。おばあちゃんが若い頃、井戸端会議の内容は布のことばかりだったという。誰それが機からおろした（完成した）、誰それの布は素晴らしかった、など。機の上手い娘からお嫁に行けたから母親も必至に仕込んだ。皆が切磋琢磨して腕を磨いた。『機以外の事はどうでもよかったのだけれど。負けたくなかった。塩沢に生まれた女の血だと思う』一軒、また一軒と電気が落ちる中、誰よりも夜遅くまで春も夏も織っていたら、（湿気のない季節は、濡らしたシーツを部屋にかける）10年もたつころ身体がいざり機とひとつになった。『苧績み（おうみ）糸には表と裏があって、常に表を出して織れるようになってゆく。腰や手が勝手に動くようになった。表だけ出して織られた布は平らかで光沢が素晴らしく着心地も違う。表と裏がごっちゃになった布ではそうはいかない。麻糸は本当に生きている。ラミー糸（機械紡績）は駄目。』興味深い話が時間の許す限り続く。『こんな話、家族や親戚にしても今では馬鹿にされてしまう。』…もったいない。現在でも全国各地から着物愛好家を乗せた観光バスが毎日、塩沢にやってくる。確かに産地ゆえに色んな柄を見る事は出来るけれど、本当に喜ばれるのはこういった話を聞いて頂く事かも…。おばあちゃんの作品は現在、塩沢の中島屋商店さんに展示されています。価値あるものとしてユネスコに申請、登録されたそうな。他の作品は全てが京都や大阪、東京に流れてしまったけれど地元に一つ残ってくれて嬉しい、と笑っていた。

  2008年10月24日

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  手作り半幅帯／なかまの家 書道展

  昭和初期の名古屋帯とアンティークならではの色合いが新鮮な昔着物からじっくりゆっくり作られた半幅帯が完成して試着中。（帯をしめてるのは先生、作者である生徒さんは銘仙を持ってます）。古い布で作れば、古い着物にしっくり。お知らせ。十日町に行かれる方はどうぞ。知的障害って何だろう…彼らが筆をもち描いた書の作品展。20年目の記念展示だそうです。ストンと収まる美しい文字。門外漢ですがひっかかりなく届くものは心をゆらすと思います。24日25日は、夜19時まで。最終26日は17時まで。十日町情報館ギャラリーにて。書をたしなまれる方もそうでない方もどうぞお出かけ下さい。

  2008年10月23日

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  小さなお店の主たち

  休日。朝起きてすぐに裏の畑へ。完熟したトマト、ズッキーニ（秋でも元気）、コリアンダー（ほとんど種になりかけ）など摘み終わるころには身体がシャキッと。トマトとクミンのスープ、ほうれん草とジャガイモのサブジを鍋に作って出発。先日のコンサートでお世話になった方へのお礼参り（廻りきれてないですが(*_*)）。少しずつよそって置いてきました。会場となった銀山寺さんは無人で般若心経をよみ合掌。持ち主の林泉庵さんに行くと奥様が『ご本尊様は11月ころに来る予定なの。そうなったらもう、須弥壇に登るなんて特別な事がない限りないわねぇ』…そうですよねぇ…大なり小なりイベントは緊張を身体に置いてゆくようで、立ち寄ったリラクゼーション・ティートリーさんにて全身ソフト整体を。キモチイイ！！！！！＊書いてるのは翌日ですが全身が筋肉痛…、　揉み返し？効いたようです。陶芸の花工房ではクラフト作家《こはく》さんがイベントに出す作品に値付けをされていました。このスタイ、私がママなら即買いです。ヨーヨーキルトにダブルガーゼ。素材からして好きだ～あったかそうな子供服と布ぞうり。とてもやさしい価格設定なので、ギフトにも。現在は『龍言』さんの奥にあるギャラリーへの卸しをされています。だけど宿泊客しか入れない…直接見て買えるチャンスが●10月26日（日）10：00～16：00奥只見インフォメーションセンター（湯之谷道の駅となり）で行われる魚沼らしいクラフト市、「ちいさなお店マーケット」。ティートリーさんも施術ベッドを持ち込みマッサージで出店されるとか。実店舗を持たない作家さんや隠れ家ショップが多数参加！お昼過ぎには完売のお店もあるそうなので早起きして出かけて下さい。先日、群馬県からいらしたお客様が小出近隣の小さなお店をぐるりと廻られて『びっくりしたよ～、どこも普通の家なのに、ガレージや室内で店やってるんだもんなぁ。』フフフ。魚沼には多いんですよ、自宅ショップ。

  2008年10月22日

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  助けの手と手

  コンサートのステージを彩る装飾、のパーツだけが手元にあって、（真鍮製で管状。頂き物）さてこれをどうするべかと思っていたら声をかける前に友達が声をかけてくれた。雪崩式で一緒に作業して下さる居合わせたお客様(￣▽￣;)ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ使わないカンジキ（頂き物）をバラして丸い竹をパーツに戻す。何が出来るかな…夕方やってきた年下の友達がつくっているのはお人形さんの洋服。今はオーダーが主で個人に卸しているそうな。（制作／まほろば堂）ほんの少し頬に傷がついた為に元の持ち主さんが手放したという人形。最初、とてもコワイ顔をしていたと。特別に仕立てられた真っ白い衣装を着て、品の良いおだやかな御顔。古い土人形などの顔が変わるのを何度か見て来た。惹かれつつ懐疑的なオカルトの話。体験から信じていることもある。夕方、自宅周りの蕎麦が刈られていった。陽が落ちてからも、照明で畑を照らしながら動くコンバイン。人は人を助けるでしょう、人はモノを助けるでしょう、でも、モノも人を助けてくれる。生きてる生きてないという分け方はこの場合、境界として効かない。

  2008年10月21日

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• 大人と子供と修行

  今朝の４時半まで天狗やら神様が跋扈する学問て冒険なんだと思える話を聞きながらまかないの洗い物をし、８時半にはすっきりと目が覚めました。眠りが深かった…昨夜音楽を聴いている最中、額の中心から意識がクリアになってゆく感覚が訪れて、外部からの刺激（旋律）により呼吸や血の巡りが変わるなど、科学的に説明もできるでしょうが、ヨガでチャクラが開くと聞くのはこれかもしれん。などと。そのままレッスン。今までないほど、《音が聞こえる》。出した事のない音程の音が口から出て来て…面白いなぁ。一夜限りの魔法の粉がかかった淡い効果かも知れないけれど音楽の力を改めて感じる。店に戻って、開店。日中は眠い…そして昨夜の反省点がグルグル。食器を洗ってる最中、聴くともなしにテレビから言葉が。《責任を負うのが大人になるということ。負担は誰でも重くて避けたい。それを引き受ける覚悟をするのが大人なんだ。》采配下手も、テンパリ癖も、全体を見る力のなさも、思い込み体質も、自覚している。もともと器じゃないのだし、辞めた方がいいのじゃないか、そうだ、そうしよう。そんな事も考える。責任を負わずラクチンな身の上で居続けるうちは、子供なのだった。活力として不可欠な甘い飴と、どちらへ行ったら良いのか示してくれる鞭と、どちらも与えられているから幸せだなぁと、いつの間にやら気持ちはホンワカ。単純さは子供っぽくてもお守りにとっておこう…

  2008年10月20日

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