カテゴリ:ミキオとメグミ
メグミもミキオもそれぞれの第一印象はよくなかった。 特にメグミのミキオに対するイメージは最悪だった。 どこがどうイヤなのかさえ説明できない。 生理的に受け付けなかった。 なのに、何故?しかもデートに誘ったのはメグミのほうだった。 わからない。 どこをどうすればこういう話になるのか、まったくわからない。 そして、メグミはいつも不機嫌だった。 ミキオはメグミを押し倒した。 唇は重ねられたまま。 むさぼるように唇を吸い上げる。 ミキオの手はメグミの胸をまさぐった。 が、すぐに動きを止めた。 体を起こし、メグミに言った。 「服脱ごうか?」 「え?」 「恥ずかしい?」 「…」 「自分で脱ぐ?それとも脱がせて欲しい?」 メグミは立ち上がると、出口に向かって歩き出した。 え? そんな…。 ミキオが後を追う。 メグミはトイレのドアを開け、中に入った。 バタンと音を立ててドアが閉まった。 ミキオはホッとした。 ベッドに腰を下ろし、タバコに火をつけると、大きく息を吸い込んだ。 トイレのドアが開き、閉まる音がした。 メグミはミキオと目が合うと、「驚いた?」と聞いた。 「別に」とミキオが答えると、メグミが笑った。 ミキオはメグミの笑顔をはじめて見たような気がした。 「そんなことより早く脱げよ」 ミキオは吸いかけのタバコを灰皿でつぶした。 「自分で脱ぐ」と答えるメグミ。 セーター、ブラウス、スカート…。 気持ちいいくらいの脱ぎっぷりだ。 ブラとパンティ姿になると 「これでいい?」と言う。 「ブラは?」 「ブラも?」 「うん」 メグミがブラを取った。 ただ胸は両手で覆い隠していた。 「おいで」とミキオが手招きすると、ベッドに腰を下ろした。 隣りにミキオが座ると、ベッドにまた押し倒された。
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Last updated
2010.10.10 22:13:51
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