カテゴリ:カテゴリ未分類
ある学校さんのケースです。
理系ですが、地歴公民科では 現代社会 世界史A 日本史A 倫理 を履修することになっています。 つまり、4単位の地歴科目を一つも履修しないのです。 今、上位校では2単位科目である 現代社会 世界史A 日本史A をセンター試験でとることを認めない方向に動いています。 名古屋大学は24年度入試(現高校三年生)までは現代社会での受験を認めていますが、25年度入試(現高校二年生)からは認めない方針ですし、他の旧帝大や広島大学では24年度の入試から認めていません。 24年度から現代社会で受験できない学校(工学部) 北海道大学 東北大学 東京大学 大阪大学 京都大学 神戸大学 九州大学 広島大 九州工業大学 これらの大学をそもそも受験できないか、 4単位科目である 世界史B、 日本史B、 地理B、 倫理・政治経済 のどれかを自学して対応しなくてはいけなくなります。 一番ありうる対応は、現代社会と傾向が似ている倫理・政治経済を選んで、+αの勉強をすることでしょう。 あるいは、世界史Bか日本史Bのどちらかを選んでA科目ではやっていない中世や古代を自習するか。この場合、世界史Bはちょっと自学は無理だと思います。 #あくまで日本史&世界史を履修した自分自身の経験から・・・ですが。 4単位科目と2単位科目を同列に扱うのは不公平である、という考え方もありますが、現代社会は必修です。必修科目で受験ができないのはいかがなものか・・・と思わなくもありません。 #同じことが必修の理科総合にも言えます。理科総合は現代社会より使えません。 理系で地歴公民科の単位が少ない学校さんや、理数科の学生さんは要注意です。 それから。私は工学部しか調べていません。医学部・薬学部・理学部・農学部の志望者は自分で調べてみてください。工学部よりさらに厳しい状況に愕然とすると思います。 息子は現代社会と日本史Bを選ぶことにして、日本史Bは参考書&私と勉強することにしたようです。本人いわく現代社会or倫理・政治経済で点が取れる気がしない、と。 学校で地理Bやってくれると助かったんですけど、仕方がありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
以前からずっと日本の高校で日本史Bが必修でないなんてなんか変・・・って思ってました。
受験システムもコロコロ変わると過渡期の生徒さんは本当に大変。 息子の学校は以前も書いたと思いますが 文系でも理科科目は物理以外、社会科目は政経以外すべてBを履修しました。 数3Cですら途中まで・・・ おかげで選択肢が広がって(広がりすぎ・・・)受験たけでみれば効率悪かったですが 大学に入学して一般教養科目が楽出来てるようです。 2次試験ではセンターで使用した科目は使えないとこともあるので 得意科目を2次にしたい場合 ホント大変ですよね。。。 (2011.09.20 10:59:26)
コメントありがとうございます。
日本の高校なのに日本史Bが必修でないのはおかしいと思います。教育基本法でも「伝統を重んじ・・」のような文言があるんですけどね。 個人的にはぶどうさんのご子息のような広い選択を持つほうがむしろ将来が広がると思います。 息子の学校は理系が理科三科目(物理・化学・生物)を取れるようにしているかわりに、地歴公民科目が浅いのです。当面現代社会で対応する予定です。(第一志望校は現代社会が使えるが、チャレンジ校は使えない) そう、思い切り過渡期です。教育課程は10年ごとに変わるので、親の私も、息子も過渡期、多分孫も過渡期・・・。そして過渡期は学力に余裕がない層を直撃します。ふぅ。 いざとなったらブンヤの娘の意地で息子を鍛えるしかありません。とはいっても素人なのが悲しいところです。 (2011.09.21 00:32:01)
職場での会議での言葉です。
仕事をする上においての「教養」とはどういうことか。 「自国の歴史と文化の成り立ちと特色について、他国の人に対して説明できること」(日本語でかまわないのですが)だそうです。天皇制と単一民族国家で多神教の精神的バックボーンと、政治形態の変遷についてくらいは話せてこそ、教養である、と。 正直、愛国心云々はともかくとして、自分の国の歴史は知っているべきだと思いますね。受験のために、という点についてはそういうのも含めて、という程度の認識ですが… (2011.09.21 22:55:34)
ツァオさん
>職場での会議での言葉です。 >仕事をする上においての「教養」とはどういうことか。 >「自国の歴史と文化の成り立ちと特色について、他国の人に対して説明できること」(日本語でかまわないのですが)だそうです。天皇制と単一民族国家で多神教の精神的バックボーンと、政治形態の変遷についてくらいは話せてこそ、教養である、と。 おっしゃるとおりですね。 私、昔働いていた会社で、会議後のお食事会で 自国の歴史を 他国の人に 政治的変遷、もろもろを 「英語で」解説するはめに陥ったことがあります。 >正直、愛国心云々はともかくとして、自分の国の歴史は知っているべきだと思いますね。受験のために、という点についてはそういうのも含めて、という程度の認識ですが… そうですね。本当はぶどうさんのご子息のように「教養として広く」身につけておくべきなんです。 二番手校の悲しさで、追いつき追い越せで効率を求めざるをえないようです。それ以外は学校にとても感謝しているんです。 (2011.09.22 01:00:14) |
|