環境は平等に与えられている
ゴールデンウィークの始まりを間近にした週末をどのようにお過ごしでしょうか。生きとし生けるものの生命力が昂揚し、天の恵みの豊かさが感じられる季節の中で、さわやかな風を頬に受けて、さっそうと活動されていることと思います。 こんな時期にこそ、次の一言を大切にしたいと思います。◎全ては地球の生産物◎ 私たちは、当面は不要な物や目的に役立たないものを、廃棄物とか排泄物と呼んで軽視しがちですが、あらゆる物は地球上の万物の生産物です。このように考えることが、私たちの身の周りの物の活用を促し、省エネや地球環境維持と同時に、コストダウンにもつながるのです。 よくよく考えてみますと、地球の体系の中には廃棄物とか排泄物は存在しなかったのです。全てが自然の循環の中で役割を果して存在していたのです。ものづくりや化学合成の技術の発展が廃棄物と呼ばれるものを生み出したのですが、これも人間の豊かな知恵によって、循環の一役を担うようにできるはずです。なにしろ、全ては地球の生産物なのですから。 来週もどうぞ進歩の日々をお楽しみください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★経営改善のためのガイドとヒントが毎週届きます メールマガジン:会社を元気に!「考研ウィークリー」 ・経営改善は、社員と経営者を活気付けます ・社員と経営者が活気付けば、会社はどんどん元気になります ・熱い想いをお持ちのマネジャーと経営者への応援歌です http://www.mag2.com/m/0000087454.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆環境は平等に与えられている◆ 私たちは、事がうまくいかないような時に、その原因を何かのせいにしたがります。例えば次のようなことです。・試験の結果が悪かったのは試験会場が寒かったからだ・商売がうまくいかないのは景気が悪いせいだ・仕事がなかなか進まないのは会議が多いせいだ試験会場が暖かかったら良い結果が残せたかもしれません。景気が良かったら商売が繁盛したかもしれません。会議に出席しなくてよければ仕事はもっと進捗したかもしれません。しかし、尤もらしく聞こえるこのような発言は言い訳に過ぎず、本当の原因は違うところにあるというのが正しいようです。以下に紹介するお話をじっくりと読んでみてください。何かが掴めるはずですし、進歩の糧になるものを感じ取ることができると思います。 「商売が悪いのは景気のせいというのは、景気が悪いことが、商売がうまくいかない原因だということになる。景気が悪いという原因が、儲からないという結果を招くという考え方だ。そうではない。景気が悪いということは、儲からない原因ではなく、与えられた条件に過ぎないのだ。その条件の下で、どうしたら儲かるかを考えなければならない。」これは、日本マクドナルド元社長藤田田氏の言葉です。長い不況の中でも好業績を上げ続けていた藤田氏ならではの言葉です。つまり、業績不振を不景気のせいにする経営者は、自分の能力を棚に上げて責任をすり替えているという訳です。 ハンバーガーチェーン市場は子供がターゲットです。従いまして、出生率が低下し、少子化が進むという逆風の中にある業界ということができます。そうした環境の中で、マクドナルドはデフレに対応するために低価格戦略を採りました。少子化という条件を克服するために、子供の親を巻き込む工夫をしました。その結果、客数を増やし、さらに大きな儲けを手にすることになりました。 不景気、少子化といったことは、市場で競争する者すべてに平等に与えられている条件であり、環境なのです。環境に文句を付けているようでは、市場競争で生き残ることはできません。藤田氏は、悪い環境の中で活路を見い出すのが経営者の務めであり、こうした時にこそ経営者の能力差が歴然と現れると言いたいのでしょう。景気回復予感ムードの中でも、藤田氏は次のような発言をしていました。「私は他の人たちの3倍は働いています。今は経済不況だと言う人もいますが、それは自分の愚かしさに対する言い訳に過ぎません。私はそのような言い訳はせず、よけいに一生懸命働くだけです。」明日にでも景気が回復すると人々が楽観的に信じていたムードの中で、藤田氏は不況が常態になると見て、その中で勝ち抜く方法論を構想していた、と言うことができます。そして極め付きの一言がありました。「うちの業績がよいのは、景気が悪いからだ。」 私たちが、うまくいかない理由に挙げたがることは、ほとんどが環境条件であり、関係する者の誰にでも平等に与えられているものなのです。会場が寒いこと然り、景気が悪いこと然り、会議が多いこと然りです。環境は平等だということに認識が至り、この環境下で何をすればよいかについて真剣に取り組む者が、首一つ抜け出して進歩への一歩を踏み出すことになるのです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★開発の最大の阻害要因はマネジメント不全のようです ・イノベーションの必要性が叫ばれる中で見い出された法則的現実 「アイデア不足よりもマネジメント不全が足を引張ることが多い」 ・開発成功へのお役立ちに!『開発目標達成のマネジメント講座』 http://www.knowledge.ne.jp/lec943.html★サイト「経営改善で会社を元気に」に、新メッセージを載せました *裏付けを持った意志 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆目標を達成するための思考と行動を学ぼう◆◎人生の成功につながる目標達成 仕事、学習、旅行、家庭生活の営み等を思い浮かべてみましょう。生活上の殆どの行動が、目標達成活動を構成していることに思い当たります。無目的に過ごすくつろぎの時や空想の時等、特殊な場合を除けば現代人の営みは目標達成活動なのです。しかしながら世の中には目標を達成する人もいれば、目標を達成できない人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか。過去の多くの経験的事実から言えることは、当人が持っている思考と行動の特性の違いに、その根源があるということです。目標を達成する人たちの特性は先天的なものではなく、努力して獲得できるものと受け止められます。この努力をした人たちの中から、目標を達成する者が生まれているのです。そして、人生での成功を手にする人たちは間違いなく、目標を達成する人たちの中にいるはずです。人生の成功者となるために、目標を達成する思考と行動の特性を身に付けるにはどうすればよいか。そのためには、自己の特性を振り返りながら、目標達成の思考、行動、感情と気持ち、他者とのコミュニケーション等について考えていくことが必要です。これを称して「考動学」と呼んでいます。 目標を達成する過程では多様な問題に遭遇します。そして、これらの問題の解決が目標に近づくことに大きく貢献するのです。問題解決は目標達成にとって最重要事項なのです。「考動学」では問題解決の思考と行動も取り上げることになります。 考動学は一つの体系として構成できますが、問題解決や目標達成に関する多くの経験、工夫などを通して生まれてくる、新しい考え方や手法を、これからも取り込んでいくことが不可欠でしょう。考動学の内容は大略次のように分類することができます。1.総論、意欲、動機付け、心理など2.目標設定とゴール明示3.行動設計と潜在的問題の分析4.時間予約5.実行と問題解決6.レビュー、リスケジューリング、評価 目標達成型の特性を獲得する鍵は「習慣化」にあります。習慣化を実現するためには、特性の要件をなす思考や行動の1つ1つに関して、試行から実行への移行を積み重ねることが必要です。※こうしたことにご関心をお持ちの方は、下記のウェブサイトをお訪ね ください。 オンライン講座「目標を達成する仕事の仕方の習得講座」 http://www.knowledge.ne.jp/lec941.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★目標を達成するのに応援が欲しい ・目標を持つ人たちを後押しするメルマガがあります 「目標を達成したい貴方に贈る話」 http://www.mag2.com/m/0000184269.html ・次回は5月7日、『戦略を行動に変換する鍵』についてです━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆改善実践考房、5月度のご案内◆ 風がさわやかです。気持よく勢いにのって前進したいものです。5月の考房開催日と会場を下記の通りご案内致します。改善課題や解決するべき課題をお持ちで、他者の意見や考え方を聞いてみたいと思われる方、どうぞお運びください。日 時:08年5月22日(木)午後6時30分~8時30分テーマ:特に設定していません会 場:神戸市勤労会館303号室(神戸市中央区雲井通5-1-2) (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分)ご案内サイト: http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.htmlご連絡先: メールアドレス hiro.oshima@nifty.com~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~★「災害に遭っても、生活や仕事をある程度まで維持したい」 ・これは誰もが望んでいることです ・災害発生時にも、生活や仕事を維持継続する方策を考えるための メールマガジン 『安心生活を支える防災メールマガジン:発電機篇』 ・バックナンバーも入手できます ・お申し込みは下記のお好みのサイトからどうぞ まぐまぐ http://archive.mag2.com/0000250296/index.html メルマ http://www.melma.com/backnumber_171281/ ヤフー http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/12769/p/1/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 改善実践考房 主催 / 大島啓生 E-mail hiro.oshima@nifty.com URL http://homepage1.nifty.com/koken_pat/ 神戸市垂水区桃山台5-7-7 〒655-0854 TEL:078-755-2276 FAX:078-752-9097 メールマガジン 目標を達成したい貴方に贈る話 http://www.mag2.com/m/0000184269.html 会社を元気に!「考研ウィークリー」 http://www.mag2.com/m/0000087454.html リンク集 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/activity.html#link