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カテゴリ:どんぐり文章題
毎週水曜日は、次女の同級生(2年)のI君が、我が家に来てどんぐりの文章題をしている。
スタート時は、絵を描くのにとても時間がかかるし、その絵を見て考えるということも難しく、大変だった。
ある時、自分の描いた絵で“違いはいくつ”というのを発見してから、変化が見え始めた。
今も、0MXの問題をしているが、以前に比べてお宝になる問題が少なくなった。
そして、昨日I君が取り組んだ問題は 0MX68 おんぷうの せんぷうきが おおやすうりで 100えん でした。ごんべえどんは さむがりだったので 4だいも かってしまいました。 ところが、ことしの ふゆは あったかいふゆに なると いわれたので、ごんべえどんは せんぷうきを 2だい かえすことにしました。かえすときには せんぷうきは 1だいにつき 10えん やすく なってしまいます。 では、2だいの せんぷうきを かえしたときに ごんべえどんは なんえん もらえるでしょう。
初めIくんは、ごんべえどんがもらえるのは20円、と言っていた。 私がもう1度文章を読み、1台(100円)から10円安くなるんだ、と気がついた。
ここまでは良かったのだが、I君、100円から10円安くなるというのがイメージできない。式にすれば100-10なのだが、それも思い浮かばない。
100-10はできなかったけど、ごんべえどんには、100円から10円安くなった金額二つ分が返ってくるんだ、というところまでは分かって、終わった。
終わった後で、Iくんのお母さんと少し話をしたのだが、Iくん、毎日宿題で3桁の足し算、引き算を筆算で5~6問はしているらしい。例えば、106-75とか。
思うに、I君の中では、〇〇より〇少ない数 → 〇〇-〇 って結びついていないんではないか。
結びついていない、つまり理解してはいないけれど、数をこなして計算はできるようになった・・・というだけなんではないだろうか。
お母さんには、I君が生活の中で実感できるように、家でも気をつけてあげて、と伝えたけれど。実際、どのくらい真剣に取り組んでくれるかは分からない。
そしてもうひとつ、別の話。
長女(4年)が言うには、友達に、10×10の意味が分からない子がいるそうだ。長女が
「10×10は、10が10個分ってことやで」
と言っても
「10の10個分は20と違うん」
と言うのだそうだ。
でもこの友達、先日の面積の単元のテストでは90点だったそうで。おそらく、意味は分かっていなくても、10×10は0が二つだから100・・・と反射的に計算してしまうのではないか。
こんな風に、概念は理解できていなくても計算はできるのでテストではそこそこの点数を取れる、という子は珍しくないのだ。
我が子が理解できているのかどうか、どんぐりの良質の算数文章題をすれば見えてくる。でも気づかずに放ったらかしだと、高学年以降・・・思考の臨界期を過ぎてから顕わになる。怖い
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Last updated
2013年10月31日 11時33分58秒
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