2006/08/08(火)00:12
改めて分かったこと
例のフランスのナイフセットの年代。
とにかくフランスの銀器の刻印は、まず見にくい!非常に小さくて、拡大鏡を使わない限りハッキリと見るのは難しいかもしれない。
今回も目を凝らして見ていたのですが、無駄でした。そこで、デジカメで撮影して、それを拡大して見るという実験をしてみたら、これがとってもよく分かって嬉しかった!!
そこで分かったこと。
1819年~1838年にのみ使われた刻印が押されてあるのが見えました。
STANDARD OR TITLEが樽型の囲みの中に左向きの男性の顔。GUARANTEEが横長楕円に左向きの男性(両端に数字)がハッキリと押されてありました。マークは縦菱に文字?みたいな物と上下に三日月があります。
以上の事から少なくとも1838年より前に作られたと言うことが言えます。
他に年代を特定する要素として、ナイフの作りやデザイン、箱の作り、メーカーの特定などがあると思うのですが、箱の作りや留め金などは美術館や博物館に言って、当時使われていた箱物で(特に留め金は特徴があったので)どういうデザインや仕組みの物が使われていたかを見ることが出来ると、より一層年代の確定が出来るのではないかと思いました。
でもどうしても・・・箱の作りが気になって仕方ありません。
私の中の「勘」がそう思わせるんでしょうかね~・・・。
やっぱりアンティークは面白いです!