メニエ-ル病-メニエ-ル病と耳の疾患治療法

メニエ－ル病の予防

メニエ－ル病の予防について日常生活においての注意点まずは、規則正しい食生活を送ることです。次に、ストレスを溜めない、睡眠をきちんととる。適度な運動、趣味などを持って生活を楽しむ。くよくよして考えすぎない、あまり緊張しないようにする。などなど…◆食事食事は健康を維持するためにかかせないものです。規則正しい食事をして、偏った食事は控えるようにしましょう。メニエ－ル病にとって、塩分の摂りすぎは発作を誘発する可能性が高いため注意が必要です。◆ストレスメニエ－ル病は、ストレスの影響を受けやすい神経質な人が多いようです。人それぞれストレスの受け方は違います。社会人なら、対人関係、リストラ、長時間の拘束など、学生ならテストや入学試験など、中高年や老年期には身体的なことがストレスになる場合もあります。まず、ストレスの対処としては、原因を減らすことです。自分一人で対処しようとしないで、まわりの人に助けてもらうことです。適度な運動、何かに没頭して気分転換を図るのもよいでしょう。現代社会でストレスが皆無というのは難しいのが実情ですのでうまくつきあっていくしかありません。◆睡眠睡眠不足はメニエ－ル病の大敵です。めまいや発作は夜更かしを続けると起こりやすくなります。悩みごとなどがあり、睡眠障害になっていたり、仕事の残業で毎日遅く寝不足が続いたり慢性化させることは気をつけないといけません。◆運動適度な運動は健康のためにとても重要です。気持ち良い汗をかくことが大切です。メニエ－ル病の人は海でのスポ－ツは避けたほうが無難です。圧力の変化に敏感ですのでおすすめできません。ダイビングなど生死にかかわることになりかねません。また、点数などを競って行うスポ－ツですとイライラしたりしますのでこれも気持ち良い汗を流すという観点からはおすすめできません。まだ、メニエ－ル病の予防についてお伝えしたいことがありますが、それは次回に…

ポイント

めまいについて

めまいの症状めまいは主に次の４つのタイプに大別されます。◆平衡失調歩行中にふらつき右や左に揺れる、バランスがうまくとれなくなり転倒しやすくなる。◆回転性のめまい自分や周囲のものがぐるぐる回る、まっすぐ歩行することがが困難。立っていられなくなる。吐き気を感じるときもある。◆非回転性のめまい周囲や自分のからだがふわふわとゆれる感じがある。◆立ちくらみ立ち上がったときに目の前が真っ暗になる。高血圧・低血圧などの全身的な疾患、精神的ストレス、疲労蓄積などが関係している。めまいは身体の平衡バランスがくずれた時に現れる症状です。では平衡感覚の仕組みを簡単に説明します。三半規管三半規管は平行感覚を司る器官であり、内耳の前庭につながっています。三半規管は3つの半器官から成り立っており、すなわち「前半器官」「後半器官」「外半器官」の半円形のチュ－ブ状の3つの器官の総称です。それぞれが90度の角度で傾いており、あらゆる回転運動を感知することができるようになっています。三半規管の中はリンパ液で満たされていて、有毛細胞（感覚細胞）が身体の動きにあわせたリンパ液の流れから脳に刺激が送られ身体の位置情報を把握するしくみです。平衡バランスの仕組み内耳の前庭(三半規管、耳石器)でキャッチした情報は前庭神経を通って小脳や大脳へと伝えられます。小脳では、●内耳の前庭でキャッチした位置情報●視覚からの情報●筋肉や関節で感じる感覚これらの情報を統合整理し、もっとも適切な運動や姿勢をとるよう指示しているのです。この仕組みによって体の平衡バランスが保たれているのです。例えば、乗り物酔いが起きるのは上記の3つの情報のズレから起きると考えられています。めまいが起こるのは何故か？この平衡バランスの仕組みのどこかに障害が生じたとき、めまいの症状が起こると考えられます。その他にも高血圧や低血圧内分泌系や全身の病気が原因の場合、心身や精神的なストレスなどが原因の場合もあります。

耳鳴りについて

耳鳴りとは 周りでは音がしていないのに聞こえる現象を「耳鳴り」といい、そのほとんどは聞こえている本人にしかわからない症状です。一時的な耳鳴りは誰にでも起こり、日本人の10％～30％の人が耳鳴りを感じているといわれています。特に65歳以上の人の30％近くが耳鳴りの経験があるとの報告もあります。およそ5％～10％の人が慢性化し、耳鳴りを苦痛に感じて悩んでいるといわれています。耳鳴りが起こる仕組みは詳しくはわかっていません。基本的には内耳炎などの疾患や難聴を伴って起こる場合が多く報告されているようです。耳鳴りは大きく分けて以下の2つに分類されます。　「 他覚的な耳鳴り 」耳の周りの筋肉や関節の音や血管の血流の音などが、本人にはもちろん、周りの人にも聞こえる耳鳴りです。これは聴覚の異常ではなく、耳の周囲の異常（額関節、耳周りの血管異常、高血圧等）によるもので、外科的な治療もしくは耳の周囲の血行を促進することで改善されます。 　「 自覚的な耳鳴り 」音がしていないのに本人には聞こえる耳鳴りです。更に自覚的耳鳴りは以下の3つに分類されます。 ◎生理的な耳鳴り 健康な人にも感じるもので、防音室や周囲が静かな夜などに感じるもので、「シ－ン」となります。聴覚の異常ではなく心配する必要はありません。 ◎病気からなる耳鳴り 音は外耳から中耳、内耳を経て聴神経によって脳へ伝えられます。これらの経路のどこかに異常がある場合に起こる耳鳴りです。原因となる病気を治療することで治ることが多くあります。また、耳鳴りを訴える人の多くは難聴を伴っていることが多いようです。◎原因不明の耳鳴り 病気が見当たらないにもかかわらず起こる耳鳴りです。 加齢が原因ともいわれます。耳鳴りの治療は、原因となる病気がある場合にはその病気の治療をおこないます。原因となる病気がはっきりしない場合にも、耳鳴りを抑える治療や耳鳴りを軽くする治療があります。 ◎薬物治療 抗不安薬、抗うつ薬、局所麻酔薬、副腎皮質ホルモン剤、血流改善薬、血管拡張薬、ビタミン剤、代謝促進剤 ◎心理療法 耳鳴りに悩む多くの人が、心身のストレスを抱えているので、ストレスを回避する方法を導き出す療法です。◎ マスカー療法 雑音を聞き耳鳴りを一時的に遮断します。 その他に ＴＲＴ療法などがあります。また、ストレスをためないようにする事や、生活習慣の改善、健康的な食生活を心がけて心身ともに健康になりましょう。そうすることで、耳鳴りなど原因のはっきりしない病状も改善していくことが可能になるのです。

楽天市場