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2007年12月25日
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カテゴリ:情緒発達と子育て
意識の広がりとリラックス

 4歳になると、3つの文を意識して話ができたり、物事を判断できるようになるだけでなく、3つのモノを比較できるようになります。例えば、「大きい」、「小さい」というように2つのモノを比較するだけでなく、その中間が分かってくるのです。「大きい、真ん中、小さい」といった具合です。「真ん中」を「ちゅう(中)ぐらい」と言ったりもします。

 2つのモノの比較から3つのモノの比較へ進むということは、それだけたくさんのことを考慮できるようになると言うことです。多くの事柄が意識の中に入るようになるということです。これを私は「意識の広がり」と呼んでいます。狭い意識では、考慮できる事柄は少しになってしまいますが、広い意識であれば、多くのことを考慮できるようになります。

 たくさんの要素を同時に意識できるようになることで、柔軟な思考が可能になります。例えば、自分がブランコをしたいと思ったとき、意識が狭ければ、「ブランコをしたい」という気持ちでいっぱいになってしまいます。しかし、意識が広ければ、自分の意識の中に、「他の子もブランコをやりたがっている」という考えが入るようになり、「自分もブランコをしたいけど、他の子もブランコをしたい」と考えられるようになります。「自分がブランコしたい」としか考えられなければ、他の子におかまいなく、ブランコをしようとします。頑固になって譲ることもできません。しかし、「他の子もブランコをしたい」と考えられるようになれば、今は譲るとか、どうしよかと考えたり、相談したり、他の子の言い分を聞けるようになります。

 このような意識の広がりは、思考の発達であるわけですが、情緒の発達とも関連しています。つまり、心のゆとりが深まることで、心の広がりもあらわれてくるのです。

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「ひきこもりは会話から」ホームページ
http://www.geocities.jp/hikikomo07/index.htm
「自閉症と情緒発達」のホームページ。
  http://www.geocities.jp/hodoki2000/index.htm
落ち着きのない子に関する考え方や働きかけを説明したホームページ。
  http://www.geocities.jp/hodohodo07/index.htm

本の紹介。自閉症に関する有益な情報満載の本です。普通の子の発達の理解にも役立ちます。
安藤則夫著「スクスク子育て:情緒発達から見た自閉症」学苑社 2310円

また、子育て相談は「ほどき心理相談所」へどうぞ。
hodokio@sirius.ocn.ne.jp
ホームページは http://www3.ocn.ne.jp/~hodoki00/





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最終更新日  2007年12月25日 08時31分10秒
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