あれから1年
JR福知山線の脱線事故から今日で丁度1年。朝からずっとその特集でしたが、私にとってもこの事故は人事だとは思えません。去年まで通学路でしたから。復旧してからもすぐ分かるくらいにスピード落とすのはあの現場だけ。他は意識して乗ってるとちょっとゆっくりになってるかな~くらい。あれからもこないだまでいろいろと不祥事があるJR、ほんまに安全意識あるんですかね?あの社長もなんか事務的で気に入らない。事故当日、私は授業が昼からだったので9時頃に起床した。テレビを見ているとニュース速報が流れた。脱線事故。大したことないなら3、4時間くらいで復旧するだろう。そう思っていた。しかし中継の映像を見たとき、ただただ呆然とした。なんだこれは?これ電車か?学校行けるん?などいろいろなことが頭の中でグルグルしながら友達と連絡しあったりしていた。しばらくして冷静になって中継を見ていると、あることに気付く。車両が足らん。マンション地下にめり込み、圧縮されたであろう1両目。見るからに"く"の字に曲がった2両目。配置がおかしい3、4両目。背筋に冷たいものが走った。こんな状況でも私は自分のことだけを考えていた。もしこれが帰りの時間だったら私も巻き込まれていただろうか。というかこれに乗ってたら即死だな。帰りはいつも先頭車両やし。幸い巻き込まれなかったとしても、まだ学校を出ていなかったらどうやって帰宅しよう。それよりも、これからの通学はどうなる?明日はとりあえず阪急で行くか。などなど。他人の痛みなんて分かりえない。綺麗事は言える。家族を突然亡くして辛いだろうなとは思う。でも私は犠牲者でも遺族でもない。そんな私はその人たちの本当の辛さなんて分からない。ただ私は私として生活していくだけ。阪急の振替で通学時間は延びたけど、人生そのものは変わっちゃいない。今日も平和に過ごしています。私は幸せ者です。2005・4・252005・6・20