477189 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

こままのお買い物天国♪

こままのお買い物天国♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

こまま1023

こまま1023

Archives

2024.06

Category

2007.10.03
XML
カテゴリ:読書
『百年恋人』 新堂冬樹・著 <171>




100年もの間、いがみあっている若林家と花柳家。
つきあうことは決して許されない。
でも、愛子と透はひそかに心寄せ合っていた。
愛子の姉と父は徹底的に二人を引き裂こうとし、
透もまた妨害にあう。
それでも二人の揺るがない心は・・・・。

  「僕には、生まれる前から生涯を寄り添う運命の姫がいる。
   姫がツバメのように大空を舞いたいというのなら、
   僕は生涯を風を切る翼として生きよう。
   姫が桔梗のように野に佇みたいというのなら、
   僕は生涯を藤色の花びらとして生きよう。
   姫が雪のように儚くも美しく大地を純白にそめたいというのなら、
   僕は生涯を刹那の結晶として生きよう」



  「笑顔を運べないのなら、会わないほうがいい。
   彼女は、同情なんて求めていない」


  視界を掠める景色が蜃気楼のように霞み、
  透の声が鼓膜から遠ざかった。
  誰かを好きになることが罪だというのなら、
  恋なんて、一生知らなくても構わなかった。

  
  「モグラは、カモメのように大空を舞える羽が欲しいと願いました。
   モグラは、チンパンジーのように優れた頭脳が欲しいと願いました。
   (中略)
   神様は言いました
   わかった。おまえの願いをかなえてやろう。
   だが、その前に、おまえをミミズに変えてあげよう。
   ミミズになったおまえは、きっと、こう願うだろう。
   モグラのようにたくましく土を掻き分ける頑丈な爪が欲しいと」
  「幸せを追い求めてばかりいる者は、幸せから遠ざかっている」


二人は手と手を取って生きていこうとする。
でも、その結末は、あまりにも・・・・・。


ってことで、新堂冬樹の純愛物語でした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.03 23:18:14
コメント(2) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.