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こまま1023

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2024.06

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2007.10.26
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カテゴリ:読書
『薔薇船』 小池真理子・著 <185>




南海子が耽美派の巨匠、深見鉄太郎の作品に出会ったのは二十歳の時だった。
異端作家の作品世界に魅せられ、鮮血のイメージに囚われた女の宿命を描く表題作をはじめ、
老紳士に誘われ自宅を訪れた青年が目にする恐怖と戦慄を綴った「ロマンス」、
少女の孤独と斜視が恐ろしい体験を生み出すことになる「夏祭り」など
短篇の名手が紡ぎだす幻想的な六篇を収録。
美と恐怖に彩られた“小池ワールド”を堪能できる記念碑的作品集。


との紹介。

どれも小池さんらしくて、その風景が目に浮かぶような描写。
ちょっとミステリアス。


  生まれて死んでいく人の命の儚さを思えば、
  私たちは塵あくたのような存在に過ぎません。
  でも、いま在る霊界から、
  次なる現世へ時空を超えて飛んでいけると思えば、
  この命はなんという輝きを放つことでしょう。

            『首』より

     このお話はチョッと怖い・・・・。





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Last updated  2007.10.26 22:44:56
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