2016/08/16(火)14:57
リオで日本人は、どんな被害に遭っているか。
リオの友人が転送してくれた8月に入ってからの「邦人被害報告」のご紹介。 リオデジャネイロの日本国総領事館が定期的に出しているものですが、 私がいた頃よりも確実に被害は増えている印象です。 ま、当然なのでありましょうが。
●午後10時頃、バレーボール観戦のため中心部の
マラカナン地区を訪れていた男女が路上で短銃を持った2人組に脅され、
スマートフォンや財布などを奪われた。怪我はなし。
●イパネマ地区のレストランで食事をしていた日本人グループの1人が
床に置いていたかばんを盗まれる。中にはパスポート、スマホ、カメラなどが入っていた。
●観光名所・ポン・ジ・アスーカルで午後1時頃、
頂上に向かうゴンドラに乗った邦人男性がかばんの中からスマホ等をすられる。
●ガレオン国際空港到着時に,声をかけられて注意をそらした隙に,
荷物を置き引きされた。
●午前11時半頃、男性がコパカバーナ地区のビーチバレー会場内にて、
財布(現金400ドル、カード等在中)をすり取られた。
●午後11時半頃、男性2名がリオ市コパカバーナ地区を歩いていた際、
ズボンのポケットに入っていたスマホをすられた。二人は20歳代の女性4名
に囲まれ、抱きつかれそうになったところを拒絶するなどの
いざこざに巻き込まれており、その際にすり取られた可能性が高いと話している。
●男性が、クレジットカードのスキミング被害に遭い、
8万ドル相当の詐欺被害に遭った。男性は、カード会社から
使用限度を超過しているとの通知をもらって被害にあったことを認知した。
●夕刻,コパガバーナ海岸を散策中,拳銃やナイフで脅され,現金を奪われた事件が数件。
●バッハ地区のレストランにて,目を離している隙に鞄などが置き引きされる。
●男性が外出中、宿泊先のコパカバーナのホテルに置いていた
スーツケースをこじ開けられ、中に入っていた現金が盗まれる。
●男性がバッハ地区のビーチを散策中、後方から男二人が現れ、
いきなり手にしていたスマートフォン2台を奪われる。
●午前11時頃、地下鉄マラカナン駅舎前で邦人二人が知人と待ち合わせ中、
二人組の男が刃物をちらつかせ、所持品を渡すよう要求。
携帯、パスポート入りのカバンを奪われる。
●夕刻、男性が混雑した電車に乗り込み、財布をすられる。 ・・とまあ、こんな感じ。全て日本人に限った被害です、念のため。
いずれも命にかかわることなく幸いでありました。
日本総領事館では、オリンピック中の注意を喚起していますが、 それが、なかなかに興味深い。 例えば、移動時に関する注意。 ア)タクシー乗車中は必ずシートベルトを着用し窓を閉める。 (開けていると強盗・窃盗に遭う可能性がある) イ) 流しのタクシーは極力利用しない。 ウ) バスでの移動は避ける(バス車内での強盗事件が多発しています)。 エ)地下鉄を利用する際は,夜間等の利用は避ける。 オ) 徒歩での移動は,極力控える。 カ) 所持品から目を離さない。・・という具合。 タクシーには注意、バスは避ける、地下鉄でも注意、 徒歩での移動は避ける・・って、じゃあ、どうやって移動したらいいんかい、 てな話でしょう。その上渋滞で、目的地までいつもの3倍は時間が掛かり、 タクシー料金も相当な額になるそうです。これはリオの友人の嘆きの弁。 オリンピックはクーラー効かせた我が家でテレビ観戦が一番よね~ ・・と、もちろんこれ、負け惜しみですけどね。