カテゴリ:くらげ
さて6月の最終日。
突然会社をサボり、盟友ノリコ氏の新居を急襲することになった。 新居の偵察、『海月』5号の打ち合わせ、配信が来月にせまったメールマガジン『海月通信』の相談など、議題はさまざま。 しかも、新妻が心づくしの昼餐を振る舞ってくださるとのことなので、朝のうちから浮き浮きと銀座に繰り出し、お気に入りの店でお菓子などを見繕ってから、雑司が谷に向かう。 ノリコ氏の案内で霊園を抜ける頃には、朝からの雨も小止みで、緑の匂いに圧倒されながら歩く。この時期の樹木ときたら、風景も変わるほどだとか。 母校に近いせいか、町の感じや風景が、なんとなく大学時代を思い出させる。この辺りに来たことはなかったのだが、なぜか懐かしいような。そして、それはノリコさんの雰囲気にもしっくり合っているな、と思った。友よ、いいところを見つけたねえ! 明治の文豪、夏目漱石の墓所もやすやすと見つかる。せっかくなので墓参。まだまだ偉人も眠っているようだが、足元も悪いので今日のところは割愛し、無事に新居に到着。 ご両親ほか、ご家族以外で足を踏み入れたのは私が初めてだったろうか? こんなに早く訪れることができるとは思わなかったので、光栄の至りである。一歩足を踏み入れて、ここもノリコさんの雰囲気のままだな、と思った。いや~全然変わらないよ。 「私が使っていた家具ばかりだから」と彼女は控えめに言うが、濃いブラウンのダイニング・テーブルは新居のために設えられた家具で、それが既に何というか、落ち着いていて彼女の支配下にある感じ。 僅かに書棚のラインナップが「夫」の存在を彷彿とさせる(笑)のだが、それでも見事なまでに新婚初期の違和感? がない。つきあいの長さですか? いや、やはり生活空間というものが妻主導でつくられるものだからかな。 付言するなら、期待していた100箱の段ボールは既に綺麗に片付いていて片鱗もなく、鉄筋の立派なマンションなので床が抜ける心配もありませんよ(笑)。 昼餐は夏のおもてなしメニュー! 愛媛産の鰻に、青紫蘇と茗荷と錦糸卵の薬味を載せて「ひつまぶし」風にいただきました。涼しげなガラスボウルに御飯を盛りつけるセンスはさすが。 そのほか、 お手製の胡瓜の浅漬け(昆布は北海道直送だとか) もずく酢 水菜のサラダ(チーズ味のドレッシングが風味豊か) お豆腐の味噌汁(お味噌はほのかに郷里の味) どれも、美味しくいただいて、あやうく仕事を忘れそうになりました。 美味しいものの前では、人は無能になるものですね。 おがわ画伯から届いたばかりの素晴らしい作品の数々、王子が送って下さった資料写真、松山で奇跡のように巡り会った写真家マリさんからいただいたメールなどを資料に、いろいろ相談。 なんとなく、ゆる~くではあるが方向が決まる感じ。よーし、そのセンでやってみようね、とやること満載で帰宅。頑張らねば。 【本日の我が家の夕食】 夫が飲み会にて夕食不要。連日である。 素麺(今シーズン初!)/枝豆/スモークチーズ/ちくわなどなどおつまみ満載。もちろん私は芋焼酎を少々。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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