カテゴリ:神保町
↓あれ、「神保町デート」、20日の記事を間違えて登録してしまったのだな。泣
今日こそが21日(金)の日記です。 ……ちょっと不思議に思われるかもしれないが、古書とカレーと喫茶店の街・神保町には小さなアートスペースが案外多い。 三省堂書店4階・芸術書コーナーの奥にある「海画廊」、すずらん通りの「いのは画廊」などは比較的入りやすいが、ほかにも出版社や印刷会社のビル内にちらほらと立ち入りにくそうな(笑)空間がある(S社横のオープンスペースはいま、高速道路からもぎ取ってきたような大きな街灯があったが……???)。ちなみに我が社でも、部屋が足りないので、「階段ギャラリー」などと称して、階段の踊り場を利用した水彩画や版画などの展示があったりする。 また、『海月』販売を引き受けてくれた喫茶店クラインブルーも、無料のギャラリーを兼ねている(ただし2年先くらいまで予定が満載)。客としては手持ち無沙汰にならずにのんびり鑑賞できるうえ、入りやすいのでとても助かる。展示がかわると案内ハガキも届くのだが、一般の画廊でもそういう案内状をくれれば、もっと行きやすくなるのになあ。 (入口でサインをしたりするけど、たいていは作家さんが持って帰ってしまうのかな。) ……ちなみに国立近代美術館&工芸館までは徒歩圏内なので、アート好きの方はぜひ一度そういう視点で神保町を訪れてみるとよい。 さて、本日はそうしたアートスペースのひとつ、山の上ホテル裏のギャラリーf分の1に行ってきた! 同期のびびくんが、仕事でつきあいのある方の個展があるというので、ボスにもことわって一緒にくっついて行ったのである。 が、折からの雨とランチタイムのせいで、ちょうど客足が途切れたところ。 母より少し若いくらいの女性作家ご本人がギャラリーの真ん中に立っている中、鑑賞するハメになる。間違っても「あらおいしそう」とか下手な感想を言ってはいけない(「ウミウシに似てる」とつい言ってしまった作品があったが。笑)。ちょっと緊張…… 作品は「結」というシリーズで、いわゆる抽象画。 主にカンバスにアクリル絵の具で、連続模様の中に、和紙の「こより」で小さな結び目をつくってくっつけてある。整然と四角形が並ぶ作品は、こよりのアクセントでちょっと和箪笥の引き出しを思わせる。これは言わなかった。笑 その「こより」について、「そこの古書街で150円で買った謡曲の本なのよ」とからからと笑い出す先生。おいおい、破ったんかい。笑 ほかにも、お習字に使う「朱」を混ぜて出したというピンク色とか、本物の金箔に見えるアクリル金色の作り方(!)とか、その場でいろいろと製作の秘法について惜しげもなく明かしてくれて(!)大変興味深かった。 神保町の展示は明日までで終了だが、9月には銀座での個展もあるという。 丸田記久子氏、興味のある方はぜひ♪ ■□■今日の『海月』■□■2 ・著者校発送2件、13ページ 高校の恩師、大学の同級生にそれぞれ発送。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 22, 2006 08:10:51 AM
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