昭和レトロブーム・・ナポリタン、その想い出
昭和レトロブームが若い世代で起きているそうだ。といっても昭和は64年1月7日までと長いので、時代時代で昭和の印象もかなり異なるが・・。例えば私の幼少の頃は、子供が外食に連れて行ってもらえるのは、デパート最上階の食堂がほとんどだった。祖母に連れられてデパートに出かけ、祖母は目的のものを購入すると「食堂へ行こうね」と誘ってくれる。私が食べたがったのは、ほぼほぼ旗の立ったお子様ランチだったか。子供用の椅子に腰かけ、いつもより高い目線で食事ができるのも嬉しかった。中学くらいになると、外食ランチで食べるのはスパゲッティが多かったように思う。とはいえ、スパゲッティはミートソースとナポリタンしかなく、(ちなみにナポリタンは横浜発生)私はナポリタンを注文することが多かった。ただ、このナポリタン、確か高校2年生の夏に関西万博を両親と見に行った時のこと、奈良にある母の実家に宿泊したのだが、ランチに喫茶店でナポリタンを注文したところ、タバスコが来ない。「すみません、タバスコをください」私が言うと、「なんやのん?」とお店の人。私は「タバスコです。ナポリタンにかける…」そう言ったのだが、数分後、ドン、とテーブルに置かれたのは、家庭料理用のソースの瓶だったΣ(・ω・ノ)ノ!どうやらタバスコの用意がなかったようだ。だからといって、代わりにソースって・・Σ(・ω・ノ)ノ!Σ(・ω・ノ)ノ!大人になってから知ったのだが、関西ではウスターソースをかけて食べる人がけっこういたそうだ。ウスターソース…関東ではカツ等やどの料理にもあまり使わず、濃厚なソースが主流だが、関西では、当時も今もウスターソースの消費量がとても多いのだとか。今、友人との外食の際にパスタ専門店に入っても、メニューにナポリタンを見かけることはない。カフェではなく「喫茶店」と呼ばれるような昭和レトロな店でしか、食べられないようだ。ただ私としては、ときどき無性に食べたくなるから、自分で作る。肉を食べないので、魚肉ソーセージと玉ねぎとピーマン、あれば缶詰のマッシュルームで(o^―^o)ニコケッチャップはリコピン強化の濃い味。パスタは断然、太めがおいしい。腰の強いうどんで作ることもある。書いていたら、食べたくなってきた。今日のお昼はナポリタンかな?