カテゴリ:本
ども ぴっとです。
綿矢りさ 著『インストール』を読みました。 学校生活&受験勉強からドロップアウトすることを決めた高校生、朝子。 ゴミ捨て場で出会った小学生、かずよしに誘われおんぼろコンピューターでボロ儲けを企てるが!? 押入れの秘密のコンピューターから覗いた大人の世界を通して、二人の成長を書く。 最年少で芥川賞を受賞した 綿矢りさ さんのデビュー作品です。 ちなみに、でビューしたときは17歳。 デビュー作ってコトと、その年齢を考えれば少し荒削りな文章もナットクです。 誰の台詞? なんの描写?? 句読点の打ち方がすごく独特なんで、読みはじめは少し戸惑うんです。 賛否両論あるみたいですけど、ぴっと はわりと好きですねぇ。 なんでしょう、10代独特のアンニュイなカンジとか、すごくうまく書き込まれてますし。 はなしのテンポも軽快で、コミック感覚で読み進められるんですよね。 いまどきの子が、新しい感覚で書いた、いまどきの小説ってカンジ。 これから先、荒削りな部分が磨かれていけば、もっといい作家さんになるんじゃないでしょうか。 …てか、芥川賞を受賞したんだから、すでにいい作家さんになってるのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月21日 02時06分38秒
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