komugi5626's room

タクシードライバーの夜明日出夫（渡瀬恒彦）は、元警視庁の敏腕刑事。ある夜、夜明のタクシーにひとりの女性が恐怖に震えた顔で飛び乗ってきた。バッグをひったくろうとした男に追いかけられたというが、それらしい人影はなく、夜明は女性をマンションまで無事、送り届けた。
　
　翌朝、夜明に指名が入った。速水真琴（葉月里緒奈）と名乗る客は、前夜、夜明のタクシーに飛び乗った女性だった。どうしても昨夜のひったくりが怖く、高校生の娘・理沙（荒井萌）の学校に寄ってから、勤め先まで送ってほしいという。
　真琴が降り立った旅行会社のビルを見て、夜明は驚く。実は、夜明の勤務するタクシー会社では、その旅行社と提携して“タクシーで行く小京都２泊３日の旅”を行うことが決定、運転手として夜明も参加することになっていたのだ。ツアーは長野・松本から飛騨高山をタクシーで観光するというプランで、それを話すと奇しくも真琴はそのツアーの企画者であり、当日もコンダクターとして添乗するという。思いがけない偶然に、夜明も真琴も驚く。

　その頃、東山刑事（風見しんご）たちは殺人事件の現場に臨場していた。都内のマンションの一室で、会社員の相沢孝之（大高洋夫）が鉄パイプのような凶器で頭部を殴られて殺されているのが見つかったのだ。朝８時には新聞を取りに降りた相沢をマンションの管理人が見かけており、死亡推定時刻は８時すぎから10時の間と思われた。
　さっそく被害者の勤務先で聞き込みを行った、東山。相沢は健康補助食品の通販会社のお客様相談室に勤務し、クレームに対応していたという。上司の新藤久美（あめくみちこ）は手際よく、相沢が最近、苦情に携わった顧客３人のリストを東山たちに提出する。２人は主婦、そしてひとりはツアーコンダクターの真琴だった。相沢の部屋に、“タクシーで行く小京都２泊３日の旅”のパンフレットが残されていたこともあり、神谷警部（平田満）は真琴を怪しむ。
　だが、真琴には事件の朝、夜明のタクシーに乗っているという確固たるアリバイがあった。また、真琴は相沢へのクレームについて、購入した健康食品の容器が壊れていたことを連絡したら、相沢がお詫びに訪れただけだと話し、会話を交わすうちに真琴も相沢も長野・松本の出身であることがわかり、“タクシーで行く小京都２泊３日の旅”に誘ったという。
　
　そんな中、押収した相沢のパソコンからデータを消去した痕跡が見つかり、社内トラブルが原因で殺された可能性が浮上。東山たちが社長の飯塚雄三(春田純一）に事情を聞いたところ、飯塚もまた松本の出身であり、真琴の企画した“タクシーで行く小京都２泊３日の旅”に申し込んでいることが判明する。飯塚は部下が殺されたばかりなのにもかかわらず、なぜかツアーには予定どおり参加すると言い張る。まもなく、ツアー出発当日がやって来るが…!?

辰巳清志（長野県警察の刑事） - 梨本謙次郎
山口（マンション管理人） - 斎藤清六
飯塚真由美（飯塚の妻・故人） - 江口ナオ
三橋香奈枝（キャバクラ嬢） - 澪乃せいら
山田隼人（元警察官・故人） - 出合正幸
速水理沙（隼人と真琴の娘・女子高生） - 荒井萌
守屋紀彦（漬物処「三立」店長） - 大鶴義丹
相沢孝之（イイヅカフーズお客様相談センター副室長） - 大高洋夫
新藤久美（イイヅカフーズお客様相談センター室長） - あめくみちこ
飯塚雄三（通販会社「イイヅカフーズ」社長） - 春田純一
速水真琴（隼人の妻・旅行会社「JSツーリスト」社員） - 葉月里緒奈

犯人は速水真琴でした。
山田恵子と速水のどっちかが犯人だろうと予想してたけど
まさか速水真琴が犯人だったとは！

速水真琴の婚約者山田隼人は１６年前に飯塚の妻が殺害された時に
パトカーの鍵を紛失し出動が遅れました。
それを苦にして自殺した山田隼人。

その当時、速水は山田隼人の子供を妊娠していました。
山田隼人の上司によると婚約者が妊娠して浮かれていた。
だからパトカーの鍵を紛失したのだと言うのです。
それを聞いた母親の山田恵子は速水に対して複雑な感情を抱いていた。

娘を一人で産み苦労して育てた速水。
山田恵子は孫娘であるリサを引き取り長野で一緒に暮らしたいと言い出したのです。

その頃、速水は夜明さんが働くタクシー会社と提携してタクシーで行く小京都２泊３日の旅という
ツアーを組んでいた。
そのツアーにコンダクターとして参加する速水。
もちろんツアーの運転手は夜明さんです。

ツアーに参加するのは健康補助食品の通販会社社長飯塚と社員の相沢。
しかし相沢が殺害されてしまいます。
相沢は鉄パイプのようなもので殴られて殺害されていました。

東山さんたちが会社に事情を聞くと相沢はキャバクラ嬢と組んで詐欺まがいの事を起こしていた。
あまり評判の良くない社員である。

社員が殺害されたのにツアーに行くという飯塚。
しかし飯塚も長野で殺害されます。
飯塚は刺殺でした。
１６年前に亡くなった飯塚の妻も同じ殺され方でした。
実は飯塚の妻は１６年前に強盗に殺害されたのです。

その事件でパトカーの鍵を紛失して出動が遅れた山田隼人。
それが理由で犯人を取り逃がしてしまいます。
山田隼人と同じ現場に出動したのが第１の事件で殺害された相沢でした。

山田隼人は犯人を取り逃がした事を苦にして自殺。

飯塚は自分の妻を殺害した犯人を取り逃がした相沢を社員として雇っている。
しかも詐欺まがいの事をしてもクビにしません。
怪しいなー

警察は婚約者を殺された速水と、その母親である山田恵子を疑いますが
夜明さんは必死で二人を庇います。
しかも相沢が殺害された時に速水のアリバイを証明したのは夜明さんなのです。

でも大体夜明さんが庇う人が犯人なのよねー

その頃松本の交番に１６年前の新聞と血のついた包丁が届けられます。
包丁は飯塚の妻が殺害された事件の凶器の可能性がありました。

夜明さんは東山さんたちに包丁を掘り起こした人物に心当たりがあると言います。
それは三立漬物の店長守屋。

警察が調べると守屋の自宅には１６年前の事件で飯塚の家から盗まれた絵がありました。
今度は守屋が疑われます。

しかし守屋は東京に来ていた山田恵子に社長を殺したのは、あんたなのか？と問います。
夜明さんによって守屋は捕まります。

でも警察が調べると守屋は１６年前の事件にはアリバイがありました。
守屋がどうして飯塚の絵を持っていたか？
それは飯塚が昔住んでいた場所に絵を隠してあると聞いたからです。

警察が飯塚の事を調べると飯塚は妻に保険金をかけていました。そして家の名義を自分に書き換えていたのです。

そこで夜明さんは１６年前の事件は飯塚が犯人だと言います。
そして共犯者は相沢。

相沢は警察の出動を遅らせるためにパトカーの鍵を隠します。
そして現場についた時には山田隼人に絵を持った犯人を追いかけろと命じます。

しかし山田隼人は２０号の絵を持った犯人はどこにもいなかったと
母の山田恵子に伝えていました。

山田恵子は飯塚が住んでいた場所に掘り返した跡がある事に気付きます。
しかも２０号の絵のサイズの大きさぐらいの掘り返した跡です。

山田恵子は、その場所で包丁を見つけたのです。
交番に届けたのも山田恵子でした。
そこで山田恵子は自分が犯人だと告白します。
それから彼女は黙秘します。
山田恵子が庇う犯人は速水しかいませんね。。

最後まで速水を信じていた夜明さんですが
第１の事件の被害者である相沢の死因が違っていたら
速水のアリバイは崩れると言います。

夜明さんは速水を長野へ一緒に行こうと誘います。

そこで相沢の死因が急性硬膜下血腫だったらどうだろうと速水に問います。
急性硬膜下血腫だったら症状が出るのが遅いのです。

速水は相沢と再会しすぐに山田隼人の上司だった事を思い出します。
娘の為にも相沢に山田隼人の事を聞こうとしますが
偶然、飯塚と相沢の会話を聞いてしまうのです。
その会話で二人が１６年前の犯人じゃないかと気付いた速水。

相沢に事情を聞こうと会いに行ったのですが
揉み合う内に相沢が頭を打って倒れます。

相沢は何とか家に帰りますが
家に帰って激痛が走り亡くなります。

１６年前の事件の真相を知った速水は飯塚も呼び出します。
飯塚は金で片付けようとしますが
どうしても飯塚を許せなかった速水は彼を殺します。

娘もいるのに、どうして二人を殺したのか？
私は１６年間苦しんできた。
本当に山田隼人は私を愛していたのか？
悩み苦しんできた。

この問題を解決しない限り前には進めないと言う速水。

そこに山田恵子が現れます。
彼女は速水に結婚指輪を渡します。
飯塚が包丁と一緒に結婚指輪も埋めていたのです。

なぜ結婚指輪を埋めたのかというと
自殺する山田隼人が結婚指輪を持っていたら疑われるからです。

真相に気付き始めた山田隼人は飯塚と相沢に自殺と見せかけて殺されたのです。

結婚指輪には二人のイニシャルとベイビーという文字が刻まれていました。
結婚指輪を見てようやく山田隼人に愛されていた事を知る速水。
山田恵子はリサと一緒に待っているというのでした。

これで事件は無事解決しました。
しかし犯人が速水とはねー

まぁドラマの展開よりも夜明さんと東山さんたちの掛け合いが楽しみでした。
今回もとても楽しめました。
民間人の夜明さんに頼る東山さん。
面白いわー

もうこのシーンが見れないのね（涙）