TBS 南果歩主演 夏樹静子サスペンス 弁護士・朝吹里矢子2 衝動殺人の謎 あらすじ ネタバレあり
弁護士の朝吹里矢子(南果歩)は、獣医の広岡駿平(森本レオ)と、動物に囲まれながら幸せに暮らしている。そんな里矢子が難解な事件に巻き込まれる。ある日、風見志朗(石黒賢)は春日三千代(中山忍)とその姉・山下二美子(白川ゆり)から、留守中の子どもの世話を頼まれる。その後、娘を連れて帰宅した三千代は亡き夫・俊一の父親、春日丈造(矢田有三)の撲殺死体を庭で発見。本庁刑事の棚橋(金田明夫)は三千代による遺産目当ての犯行だと決めつけ、厳しく取り調べる。一方、三千代にほれ込んでしまった志朗は里矢子とともに彼女の疑いを晴らすべく立ち上がる。最初に里矢子らは、丈造の甥で彼の遺産を狙う市村典男(田中要次)というヤクザ風の男に目をつける。だが市村のアリバイは、丈造の隣家に住む安河内彰彦(木村元)という気難しい大学教授によって証明されてしまう。何とか三千代のアリバイを証明しようとする里矢子らだが、彼女が事件当日に銀座で買い物をしていた証拠となるレシートに不審な点があることに気づく。そんな中、丈造が遺言書を残していたのではないかという可能性が浮上。その直後、遺言書の作成に関わっていたと思われる行政書士の大木という人物が何者かに殺されてしまい…。春日三千代(風見の知り合い) - 中山忍春日丈造(俊一の父) - 矢田有三春日俊一(三千代の亡き夫) - 渡辺航春日温子(三千代の娘) - 井上楓香山下二美子(三千代の姉) - 白川ゆり安河内彰彦(大学教授) - 木村元市村典男(丈造の甥) - 田中要次新堂辰之(俊一の同僚) - 緒形幹太岡田(安河内家 家政婦) - 角替和枝大木稔(行政書士) - 久保酎吉桑原靖男(行政書士) - 小久保丈二風見君は春日三千代という女性に出会う。彼女に夢中な風見君。春日三千代には娘の 温子がいます。春日三千代が自宅に戻ると三千代の義父 春日丈造の撲殺遺体を発見する。春日三千代は5年前に夫を亡くしてからも義父と一緒に住んでいました。警察の棚橋は夫が死んでからも舅とクラス三千代を疑っています。どうやら遺産目当てで舅を殺したと推測しているらしい。当然、春日美千代は殺人を否認します。朝吹先生は風見君に頼まれて彼女の弁護をする事になります。でも何だか怪しいのよねー春日丈造が殺された午後2時ごろの春日三千代のアリバイは、あるのか?春日丈造には莫大な遺産がありましたが春日三千代には1円のお金も入る事はありません。じゃ孫の温子には遺産が入るんじゃないか?と思ったのですが実は娘の温子は三千代の一番上の姉の娘だった。三千代が持っていたレシートを利用して彼女の足取りを追います。朝吹先生は彼女の行動に疑問を感じます。春日家の近所の家の家政婦の話によると春日丈造の甥である市村は、よく借金をしに来ていた。しかも事件当日も春日家をたずねていた。市村は事件当日、春日家を訪ねた事を認めますが、その後パチンコ屋に言ったとアリバイを主張します。それに、わざわざ殺さなくても春日丈造が死ねば財産は転がり込んでくる。自分には殺す動機がないと言う。確かに!!風見君は市村が犯人だと言いますが朝吹先生は市村の言う事にも一理あると言います。春日家の事を調べると丈造や亡くなった息子の俊一の評判はあまり良くなかった。どうして三千代は俊一と結婚したのか?行政書士が三千代を訪ねます。実は丈造は遺言書を作成していたらしい。でも自宅には遺言書らしきものはなかった。でも本当に遺言書があれば市村にも殺害の動機がある。直接、行政書士に会いに行くと三千代に会いに言った行政書士は偽物だった。しかし朝吹先生は名前は偽物でも本当に遺言書をつくっていたのではなないかと疑う。春日丈造が遺言書を依頼した行政書士 大木を訪ねると既に殺害されていた。市村が怪しいと考える朝吹先生。でも警察の調べで市村にはアリバイがありました。共犯者がいるんじゃないか?と言うのです。警察は市村よりも春日三千代を疑っている。春日三千代は銀座に買い物に行く前に春日丈造の死を知っていたんじゃないかと考えている。実は事件当日、春日三千代の顔色の悪さを風見君は指摘していた。三千代は久しぶりに人通りの多いところに行ったので疲れたと言っていた。風見君は三千代を信じていますが朝吹先生は春日三千代を疑っていた。激怒する風見君。一人で春日三千代の足取りを追う。朝吹先生と合流します。そこで春日三千代がデパートではない別の店でケーキを買った事が判明します。そのケーキ店で男性と会っていた春日三千代。春日三千代は誰と会っていたのか?朝吹先生は直接、春日三千代に聞きます。しかし春日三千代は突然、弁護を断る。春日三千代にもアリバイがあると刑事に言いますが市村にもアリバイがありました。パチンコ店で春日家の隣にすむ安河内に会ったと言う。安河内もパチンコ店で市村に会ったと認めます。安河内家の家政婦によると春日三千代の夫の事故に同僚の新堂が関わっていた。朝吹先生は春日三千代と新堂が不倫関係にあったんじゃないかと疑っていた。でも春日三千代によると新堂とは、そんな関係になった事はないと否定する。5年前の事故の日に春日三千代と新堂は二人だけの時間を持とうとした。でも出張に言ってるはずの春日俊一が早く帰ってきたのだ。そして不幸にも事故を起こしてしまった。夫を殺してしまった罪悪感から舅の世話を必死でし姉の娘を引き取ったのだ。春日丈造が殺害された日も新堂と会っていた三千代。彼からプロポーズされたのですが断ります。舅がなくなるまでは結婚は考えられないと言ったのです。新堂は激怒します。春日丈造が亡くなるまでなんて耐えられないと言うのです。春日三千代は春日丈造の遺体の側に新堂のライターがあったのを発見します。春日三千代は新堂が舅を殺害したと思っていた。新堂を庇っていたのか!風見君は新堂が犯人のはずがないと三千代を慰めます。風見君たちは市村が犯人だと決め付けるが市村に二人を殺す動機があるのか?春日丈造は信頼できる人物に遺言書を預けていたのではないか?とアドバイスされる。誰に預けたのか?遺言書を預けたのは安河内ではないかと考えて彼の家を訪ねますが否定されます。安河内家を訪ねると家政婦がクビになっている事を知る。実は安河内は春日三千代が好きだった。安河内家には丈造の司法書士 大木が訪ねてきていた。その話を聞いて朝吹先生は気付きます。春日丈造の遺体の側に落ちていたライターは安河内のものだった。遺言書には全額寄付をすると書かれていた。春日丈造は新堂と春日三千代の関係に気付いていたのだろう。だから春日三千代には一円たりとも渡さないつもりなのだ。春日丈造を殺害したのは安河内だった。三千代を解放させる為に殺害したと言う安河内だが本当は三千代に世話をされる春日丈造に嫉妬していた。だから彼を殺害した。その遺言状を利用して市村に自分のアリバイを証言させる安河内。遺言状があれば市村には遺産は入らない。しかし遺言状を燃やせば市村に遺産が入る。二人は共犯関係だったのだ。そして自分の犯行を知る司法書士の大木も安河内が殺害しました。これで事件は無事に解決しました。遺産は市村に入るかと思いきや春日三千代に全額遺産が贈与される事になりました。でも春日三千代は相続を拒否。娘と二人で生きていくという春日三千代ですが新堂が彼女を迎えに来ます。亡くなった夫への償いは終わったという朝吹先生でした。風見君の恋は見事に実らなかった。でも仕方ないか!