マイペース70代

2024/01/12(金)13:34

二次避難をためらう人々

つぶやき、人間関係(695)

「出ていく判断できない人が多い」総理も呼びかけ“2次避難”加速へ 必要なケアは?1/11(木)  テレ朝 インフラが整った安全な場所への2次避難が加速しています。 愛知県は、石川県からの要請を受け、12の医療機関で被災した高齢者30人を受け入れました。 ふるさとから避難するのは、高齢者だけではありません。 輪島市の日本航空高校石川も被災。段階を踏みながら、約600人の生徒を山梨県にある系列校で受け入れる予定です。 金沢市内で、レジャーシートをかぶせて走る車を見つけました。話を聞いてみると、夫婦は、輪島市から避難してきたそうです。この状態で5時間かけて、移動してきました。2人が向かったのは、被災者を受け入れているホテル。石川県内での2次避難です。 輪島市から2次避難した男性:「感染症が出たところもあったので、衛生上も悪くなってきているので、ずっと食事して寝るだけじゃ体も悪くなるし。震度4とかでグラグラくるので、またドンとなったので、これはまずいなと」 これで12日ぶりのお風呂にも入れます。 輪島市から2次避難した男性:「(Q.娘さんが見つけてくれてよかった)複雑やね。嫁さんは『行こう』って言ってたけど、俺が渋ったからね。兄弟は旅館やってるので、全壊はしてないけど、兄妹を残してくるのも、こそばゆかった。自分だけっていうか。輪島は昔から住んでいる人の集まりなので、簡単にうちが壊れたから出て行きますと、自己判断できない人が多い」 (中略) それでも簡単には、ふるさとをあとにできない人たちがいます。七尾市の避難所でも話を聞きました。 夫と2人で避難している女性(77):「私はここにいたいです。ここにいた方が、みんな力になってくれる。横に座っている人も『みんなでがんばろうね』と言って、励まし合っているので、ここから離れたくない」 石川県によりますと、2次避難とは、現在、被災地の“1次避難”先から、インフラの整ったホテルや旅館などの安全な場所に移ること。さらに、その先にあるのが、自治体が提供する仮設住宅などです。県は、1次避難所と2次避難所の間に“1.5次避難所”を設けていて、ここで避難者により適した2次避難所を案内しています。 石川県では、11日午後2時時点で、255施設、1日約7000人分の2次避難所を準備。主な受け入れ先は、金沢市・加賀市などのホテルや旅館です。 石川県は、高齢者や医療・介護を必要とする人を最優先にするとしていますが、基本的にはどなたでも利用できます。現時点でり災証明書は不要です。後日、自治体の申請受付け準備ができてから用意すれば大丈夫だということです。 県外でも、避難者の支援の動きが出ています。 斉藤国土交通大臣は11日、全国で約6500戸の公営住宅などを確保したと明らかにしました。 ■今回の地震で、“2次避難”という言葉がよく使われるようになりました。 (中略) 2次避難の課題について、被災者の避難生活に詳しく、今回の能登半島地震でも調査を行った兵庫県立大学大学院の阪本真由美教授は「住んでいた土地から離れて避難すると、コミュニティの分断が生まれやすい。特に能登半島の住民は地域ごとのつながりが強いと感じた。“世帯ごと”にバラバラで避難するのではなく、“地域ごと”など、ある程度固まって、避難先を選ぶ仕組みにすることが大事だ」といいます。 これについて、石川県に取材したところ、できるだけコミュニティごとに2次避難先を割り振ろうとしているとのことです。 また、阪本教授は「被災者が2次避難先にいくと“別世界”に感じる人が多く、不安や孤独を感じやすい。人も街も平常なのに、自分だけ取り残されているような感覚になる。2次避難先では、より一層、被災者に寄りそうサポート体制が重要だ」と話します。例えば、心身の健康状態チェック、行政支援の手続き補助であったり、離れていても被災地の情報が届くようにすることが大事だといいます。 東北の震災の時にも強く感じたことだが、本州の人達には先祖から住み続けてきた土地や地域への思いが、とても強いようだ。 「みんなが頑張っているのに自分だけ出ていくのは…」という気持ちもあるようだ。 だからこそ、地域集団がまとまっての二次避難などの配慮が必要なのは理解するし、可能な限りそうしてほしいと思うが、今は緊急事態なのだ。 地域の人達の命と安全を守るために、自分がどのような選択をするのが最善なのかを考えてほしいと思う。 どれほど高齢の人であっても、いや、だからこそ、「自分はここで死にたい」と言ったとしても、そのまま放置はできないだろう。 とにかく今は、高齢者や幼い子供を抱える人、持病を持つ人たちは二次避難をしてください。 「必ず元の土地で暮らせるようにするから」と、国と自治体は断言してあげてください。 「この土地と住民を守るためには、しばらくの間は安全な場所で待っていてください」と、 たとえ強引にでも移住が必要なことを説得してあげてください。 たった一人で故郷の土地を守っているような「ぽつんと一軒家」のテレビを時々見るのだが、 多分能登半島にもそのような人たちがあちこちの小集落で暮らしてきたのだろう。 でも、そのような人たちが土地を守ってくれているおかげで、日本の国土は守られているのだと思う。 そのことへの感謝を忘れずに、国や自治体は復興のために頑張ってほしい。 そのためにどれだけ税金が使われても、そして多少の不便があったとしても、私は文句は言わない。

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