元上海駐在員の　変な日記 NEO

今日は朝まで、男子会！ shanghai-です！
wikipedieより
男子会とは：黒いタイツ姿で禿散らかした上半身裸のおっさん達が愛を語りあう会

今世紀最大の疑問だが、女子会の女子って何歳まで？？？

とある日、とある人達から、
KTVへ行こうと誘われた。

KTVとは、ソヴィエト連邦の諜報・治安機関ではなく、
指名した女性と一緒にお酒を飲んでカラオケを歌ったりする、
日本でいうキャバクラみたいな場所だ。


僕の頭の中の考えでは、正直行きたくないし嫌いだ。
が、
心としては、正直行きたいし好きだ。

「嫌いだけど、好き」という、思春期の女子高生のような
乙女心のような複雑な心境だ。

はて、
何故こんな好きと嫌いという、矛盾した感情が生まれるのだろうか？

僕は、KTVというシステムを構築した人は悪魔で。
KTVとは、五感に働きかけ、本能を揺さぶる魔物の巣窟だと思っている。

視覚：
　綺麗な女性達が一同に並び、　自分が気に入った女性を指名する。
　自分の好みの女性が　体を強調したSEXYな衣装を身にまとい、
　視覚を刺激される。
味覚：
　色とりどりの果物やおつまみを食べたり、
　美味しいお酒などを飲み、
　王様ゲームでチューをしたりして
　味覚を刺激される。
触覚：
　手をつないだり、とある柔らかい場所に触れ
　触覚を刺激される。
聴覚：
　歌や音楽を聴いたり、
　可愛らしい片言の日本語を聞いたり、
　耳元で甘い言葉をささやかれたりして、
　聴覚を刺激される。
嗅覚：
　美味しいお酒の香りや、
　女性達の香水の甘い香りや
　若い女性のフェロモンのような香りを嗅ぎ、
　嗅覚を刺激される。

そして、
琥珀色の液体を飲み、アルコールを摂取し、
徐々に思考が麻痺していく。
日常生活では制御されている、思考というリミッターが外れ、
五感の全て感覚が倍増され、本能が直接、揺り動かされる。
自分の場合は、特に嗅覚 香りに弱く、
好みの香りを嗅ぐと、襲い掛かりたくなるような衝動にかられる。。。


いつものようにわかりにくく単純にまとめると、
五感から受けた情報や刺激により、
βエンドルフィンやらドーパミンやらノルアドレナリンやらの脳内物質が発生し、
その脳内物質により快楽を得て心地いいとか楽しいとか興奮するなどの
状態を感じているに過ぎない。。
麻薬を体内に取り込んだのと何ら変わりがない。

単なる脳内物質による快楽という幻で、
そこに実体は何一つない。。。
快楽を追い求めても何も残らない。。。

そう、
頭では理解しているのだが、
本能を揺さぶられ、制御不能になりそうになる。
本能を揺さぶられるのが快感であり、
自我がそれを望み、欲望に執着させようとする。

敵は本能にあり！

頭ではわかっているが、
本能が甘美な世界へと誘う。
本能が欲望への執着を求める。
本能が喜んでいる。。。


実は以前、暗黒面にはまりかけた。
数年前の事だが、とある場所のとあるお店で、
初恋の人に似た感じの人がいて、
初恋の頃を思い出し、制御できないぐらい
ぐらぐらと本能を揺れ動かされた。
このままだと恐ろしいので、
行くのをやめた。。。


というような、
人間を破壊する恐ろしい場所だと思っている。
「大嫌いだけど、大好き」だ。。。



で、
とある日、とある人達から、
KTVへ行こうと誘われた。
という最初の話に戻ると、

風邪をひき、体調不良で頭ががんがんするが、
せっかく、
誘っていただいたのに、断る訳がない。
なんせ、「嫌いだけど、好き」なのだし。

そして、地方都市のとあるKTVに行った。
そして、また五感を揺り動かされた。


視覚：並んだ女性が全員ぶさいくだ。
味覚：甘いジュースで割った安いワインがすごくまずい。
　　　ニンニクの味がするピーナッツを口に入れられ吐きそうになった。
触覚：手をつながれたが手がガサガサしていて気持ち悪い。
聴覚：女性が勝手にカラオケで歌を歌い、音痴で耳触りな声だ。
嗅覚：ワキガの女性で臭い。
しかも風邪ひいて喉が痛いし、頭も痛い

と五感全てがこの上なく不快だ。。。
本当に実際に上記ような場所で、
本能が全てを拒絶している。
すごく帰りたかった。


が、
七八九といったサイコロゲームをやってお酒を飲んで楽しくなり、
いつものように中国語のラップの歌を歌い、
いつものようにパンツ一丁で歌を歌い、
いつものように他の人もパンツ一丁で歌を歌い、
中にはパンツを脱いでいる人もいたりして、
狂ったように踊りまくり、
まぁまぁ楽しかった。。。


次の日は当然ように仕事で、
だるくて死ぬかと思った。。。


中国で１０年以上生活し、
１００回ぐらいは思ったが、

KTVなんかクソくらえだ！
KTVなんて２度と行くもんか！


敵は本能にあり！

本能恐るべし。。。