荒神は暴悪と汚れを祓う
にほんブログ村 愛知県豊明市、平野山聖應寺の山門前の祠。その中には、三宝荒神(さんぽうこうじん)がおられます。荒神は、私にとっては謎多き神様です。地域の神様と思われますが、由来は定かではありません。荒神は瀬戸内海地方に多い神様で、それ以外の地域では少数です。愛知でも、祠付きの荒神は初めて見ました。聖應寺の荒神は、三宝荒神です。本来の三宝荒神は、如来荒神(にょらいこうじん)、麁乱荒神(そらんこうじん)、忿怒荒神(ふんぬこうじん)の三身を示すとのこと。たしかに石像も3面あります。ただし、三宝荒神は日本仏教では独自に変化しました。その結果、三宝荒神は不浄や災難を払う火の神ともされ、清浄な場所、台所の竈(かまど)の神でもあります。聖應寺の三宝荒神の説明では「暴悪を治し、罰し、仏法僧の三宝を守護し、特に汚いものを嫌う。 不(快・軌・起・義・具・遇・作)を直すので、毎日拝めば良い方へ導かれる。」とあります。寺の守護神として、室町時代から祀られているそうです。東欧での暴悪と欲望に塗れた汚れ、不多き現在。三宝荒神の御利益は、まさに今が必要な時でしょう。【 不を除し 快を求めて 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村