体脂肪は目安になる?
近頃では、健康ブームのおかげで、体重が減ればいいというものではない、という考えも浸透しているようです。脂肪よりも筋肉のほうが重い、ということも知られるようになってきましたし、みなさん、人体の仕組みを知るという意識が少しずつ高まっているように感じます。しかし、いつの時代も何らかの数値的な基準は求められ、「体重」の代わりに今度は「体脂肪」が台頭してきました。かなり一般的にしられる基準となってきたこの「体脂肪率」は、ダイエットにおいて、正しい目安となるのでしょうか?実は、体脂肪というものは、測るのが実は難しいものです。今までに、水中体重法、空気置換法、ガス希釈法、アイソトープ希釈法、二重X線法(DEXA法)などなど、実にいろいろな方法が開発されていますが、正しく測定するのは実はかなりの技術と大掛かりな装置が必要で、そうでなければ誤差も出やすいものです。これを簡単にしようと、家庭用の体脂肪計が販売されました。これは生体インピーダンス法という、人体の電気抵抗を利用した測定方法です。この方法は、簡単にいえば、人体電気の通りやすさで脂肪の量を測定するものですが、実は水分に影響されやすいという特徴があるので、水をどれくらい飲んでいるか、風呂上りか、などによって大きく変化する可能性があります。また、電気を利用しているため、身に着けている貴金属などにも影響されますので、注意が必要です。では仮に、正確に体脂肪率が測れたとしましょう。一般的に、30歳未満の男性で、14~20%、30歳未満の女性で17~24%が標準範囲とされているようですが、この値の中に収まっていれば、はたして安心といえるのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。どのようなことでもそうですが、個人差というものは、かなりの差があります。誰かがそうだからといって、自分も全く同じだということはありません。たとえば、基礎代謝にたくさんのエネルギーを消費する人と、しない人もいます。また運動による体脂肪の減量は、個人差がかなりあります。これを一律に、体脂肪だけで肥満度を判断するのは危険と言わざるをえません。そもそも、体脂肪はまったく不必要なものではありません。体のために蓄えられた、エネルギーの源。基礎代謝のための活力源や体の保温、内臓を保護して正常な位置に保つなど、大切な役割があるのです。健康な体を維持するために、ある程度は必要なものですし、それこそ危機的状況(雪山で遭難など)では、やはり脂肪の多い人の方が生存する確率は高いのです。だからといって、多すぎては体を害してしまうことも事実です。「だから、その目安を知りたいんだ」という気持ちは確かにわかります。しかし、健康を保つために適切な体脂肪率というのは、人それぞれ違うものなのです。ですから、発想を変えてみてください。健康な食生活をしていれば、体は自然に自分にとって最もよいバランスを保つ、と。体が健康を保とうとすれば、個人にちょうどよい割合の脂肪に、自然と収まるというわけです。大事なことは、「健康の数値」ではなく「健康感」です。自分の体の機能を信じず、人間の作った機械にこだわって数字に一喜一憂したり、無理にその枠に当てはめようと体を合わせていく、というのでは、本末転倒になってしまいます。一見、数値を基準にすると、わかりやすいので便利なのですが、逆にそれにとらわれてしまうというリスクもあります。数値にとらわれるのが一番よくありません。それでは本当の健康体は手にいれられないということを、今一度じっくり考えてみてください。今日の昼食に子どもと一緒に「すいとん」を作りました。野菜たっぷりヘルシーです。冷蔵庫にあった野菜、鶏ささみで作りました。鶏ささみ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、しめじ、なす、ほうれん草、わかめすいとんの材料は小麦粉に青汁の粉を混ぜたもの。肉、野菜、きのこは15分位水にさらして一応下処理?本当は4,5時間位水にさらすようですが(農薬などを抜くため)そんなヒマないので短縮ですそこまで徹底してやらないのが私流です。無理なく続けられることに意味がありますそれでも前に比べたら体調も良くなってますから…写真は鍋見た目はイマイチですが今日使った調味料は全部SONOKOの物で無添加で、やさしい味で美味しかったで~す。あまりの美味しさにどんぶり二杯食べちゃいましたこれにご飯(半善)と焼き海苔で十分すぎる昼食でした