ナポリカツとソフトクリーム
花巻駅のトイレの話とかポスターの話とか肝心のこの旅の本題が忘れ去られていましたが、いよいよ今回の旅の目的地であるマルカンデパートへ。さっそく6階の食堂へ向かいます。3月の閉店発表後、多くの来店があったようで、食堂については18時ラストオーダー、水曜日臨時休業となっています。月曜日の少し遅いランチタイムですが、休日には完売となっているという名物のナポリカツがあったので、今回はこちらを選択しました。他にも食べたいメニューが有ったのですが、胃袋は一つ。帰りの新幹線の都合もあるので仕方ありません。レジで食券を買い求め座席へ。窓側はほとんどが埋まっていたので、近くの空席を見つけて食券を渡します。食券の渡し方も地元民の独特のルールがあるようなのですが、今回はその指南役と連絡が取れなかったので、我流で渡しました。それにしても、テーブルや椅子、照明なんかもそうだけど、本当に昭和臭さを感じます。テーブルの上には、要所要所にポットと割り箸入れが置かれています。ちなみにポットの中は熱い焙茶。これをガラスのコップに注ぎます。熱いお茶をガラスのコップに入れるなんて、割れるんじゃないかヒヤヒヤしますが、これがここの常識だから、キニシナイキニシナイ…。ちなみに平成生まれの良い子のみんな、割り箸はどうやって取り出すかわかるかな?正解は「上蓋を持ち上げる」。(まあ、見ればわかる)ただし、思いっきり持ち上げると、中身が全部飛び出してくるので要注意です。ところで、今時、この容器売っているのかな?待つこと約7分。入口では「お時間がかかります」と表示されていたナポリカツ(税込660円)が到着です。う~ん、大皿に盛られたナポリタンとカツ!(表現が他に出てこず、文字そのままでスンマセン!)家で作ろうと思えば作れそうな家庭料理だけど、どこか特別感を感じます。続いて、真打ち登場!ソフトクリーム(税込180円)が到着しました。埼玉から持参した「昭和の小道具」竹定規を当ててみます。土台部分も含め、全高230mmといったところでしょうか。写真の背景にウエイトレスさんがぼんやりと写っていますが、このようなメイド風の制服を着た方が数名いらっしゃいます。この食堂を象徴する一枚が撮れました。本当に閉店してしまうのは残念なんですが、いろいろ見回すと老朽化が顕著に見られます。ところで、閉店日は「6月7日(火)」となっています。何か中途半端な日だなあと思い、近くを通りかかったウエイトレスさんに聞いたところ、マルカン百貨店の決算が6月にあり、閉店後の経理処理スケジュールを踏まえて、7日(火)になったそうです。最後の部分は「大人の事情」ですが、一般客として中に入れるのは、今日と臨時休業日を除くとあと7日。記憶に残したい方はお早めに!