ブレークイン
ブレークイン・・・調教と言うような意味だそうです。さて新しいパイプを購入した時にはブレークインと言う儀式をします(爆まぁ~自動車で言えば慣らし運転すね~(^^ゞ主にパイプに使われている木材はブライヤーと言いツツジ科の灌木の根っこのコブの部分が使われます。特徴としましては“燃えにくい”と言われていますが木ですから萌え・・・おっとっと、燃えますしコゲます。なので“カーボン”(タバコの灰とタールやヤニが混ざった物)と呼ばれる物で内部をコーティングしてやります。さて方法ですが、最初はパイプの内部に1/3~1/2ほどタバコを詰めて、いつもよりゆっくりと優しくタバコを最後まで吸いきる。(この“最後まで吸いきる”と言うのが重要です。)っで、コレを5~10回ほど繰り返します。(もちろん、一回吸ったら最低でも1日は休ませましょう。)それが終わったら、次はパイプ内部にいっぱいタバコを詰めてやはり、いつもよりゆっくりと優しくタバコを最後まで吸いきる。コレも5~10回ほど繰り返します。はい♪これでブレークインは終了です。最初はいがらっぽい様な辛い味がしますが何度か繰り返せば美味しくタバコが吸えるようになります。また、一番最初にタバコを詰める時に濃い砂糖水や蜂蜜をパイプの内部に塗り、よく乾かしてからブレイクインを始めると言う方法もあります。この方法はパイプ内部の保護とカーボンを着きやすくすると言われています。今回、作ったパイプはブレークインで最初にタバコを詰める前に蜂蜜を塗って1~2日、乾かしてから始めました。ブレークインを始めて2週間後ぐらいの状態です。だいぶカーボンが着いてきました。パイプが完成してから一ヶ月以上が過ぎていますので今はもう少しカーボンが着いています。ちなみにこのカーボンですが、1~2mm程度の厚みにします。あまり厚くなりすぎると、タバコを吸っている最中にパイプが割れる事がありますのでリーマと言うカッターで厚くなり始めたら削ってやりましょう。これは一例です、いろんな形のタイプがありますので選ぶのも楽しいですね。(^^♪ベテランの方で『ブレークインなどしませんわいな~』っと、おっしゃる方もいらっしゃいますのであまり意識しなくても大丈夫かもしれませんがやはり自分で気に入って購入、または作ったパイプでしょうから、優しく育ててやりたい物ですね。(^_^)v