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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2005年12月02日
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カテゴリ:第一章 001 ~ 060 話
.
 そこには 左手をダラ~ンと垂らし、血だらけの左肩に右手を添え、その右手拳も血だらけで
 大人二人をキツくにらみつける ちび少年 の姿があった

男[▽]
  「さっきの少年だ・・・ だ、大丈夫なのか?
         幽霊じゃないよね・・・・ 生きててよかった。。。」
男[▲]
  ( くたばるどころかこのガキ、車を追いかけて来たのか?
    あり得ねぇ・・・・なんてガキだ・・・・ )

謎のちび少年
  「その娘を返せ。」
男[▽]
  「は、はい、返します、返します。。。」

 車に戻り、車内にいる ちび利江 を抱きかかえる[▽]

ちび利江
  (ん・・・ん~~・・・・)

 その振動で意識を取り戻しつつある ちび利江

男[▲]
  「返す訳にはいかないねぇ・・・・なんせひき逃げを知られているんだ、
   おまえさんと一緒にこの娘も海に沈んでもらおう。」
男[▽]
  「ひぇ~~、ごめんなさい~~」

 恐くなり、ちび利江を下に降ろして、走り去る[▽]

ちび利江
  (ん~~・・・・)

 意識が戻り暗い中、ぼんやりと大人1人、少年1人の姿が見えてきた ちび利江

謎のちび少年
  「だったらおっさん、おいら達をどうするつもりなんだよ。」
男[▲]
  「ふん、知れた事よ、かわいそうだがな・・・・・死んでもらうよ。」
謎のちび少年
  「殺れたら。。。の話しでしょ。」
男[▲]
  「くたばり損ないのガキ一匹、訳ねーんだよっ!
                        死ねーーーーっ

       バシっ★  ゴロゴロ

ちび利江
  「あっ」

 [▲]のパンチが ちび少年 の顔面に HIT★  コロがる ちび少年

男[▲]
  「あっはっは。 残念だな小僧~、次で終わりにしてやるよっ
                             そらぁっ!」

 倒れている ちび少年 につかみ掛かる[▲]
 だが、次の瞬間っ!
              サッ☆ ガシっ☆ ドサっ  ボキっ★ 
 ぎゃーーーーーー!!

ちび利江
  「あっ・・・・・」

 意識が戻った ちび利江の目に映ったのは、
 片ひざを付いた状態から、ちび少年 が右手一本で自分の体を跳ね上げ、
 つかみ掛かる[▲]の右腕に足を4の字に絡め、腕を逆に取ってねじり、
 そのまま[▲]を顔面から地面に落とし、
 掴んでいた腕をそのまま[▲]自身の頭の上の方に勢いよく一瞬で
 持って行った ちび少年 の姿だった

  ちび利江 に一瞬だけ目をやり、さっと離れる ちび少年


謎のちび少年
  「まだ続けるか?」
男[▲]
  (うぅ・・・・・)

 何が起きたのか分からないのと、痛みで言葉がでない[▲]

謎のちび少年
  「この娘に命救われたな。ひき逃げはその壊れた肩でちゃらにしてやる。」

 ちび利江 に近づく ちび少年

謎のちび少年
  「さぁキミのお家に帰ろう。」  そっと手を差し伸べる。
ちび利江
  「う・・・うん。」 返事はしたものの、腰が抜けて立てない。
謎のちび少年
  「しょうかないなぁ・・・・おんぶしてあげるよ♪」 ほらっ

 ちび利江をおぶり、さっきの公園のある方に歩き出す 謎のちび少年。

ちび利江
  「おにいちゃん、ありがとでちゅ」
謎のちび少年
  「おにいちゃんじゃないやい、きっとキミと同じくらいだよ。」
ちび利江
  「あはは。。。そうなんでちゅか」

 謎のちび少年 のあたたかい背中で、うっとりとする ちび利江
 しばらく物思いに老けていたが、なにやら笑みを浮かべ、急ににこにこし始めた。

ちび利江
  「ねぇねぇ、おにいちゃん。。。」

謎のちび少年
  「だからおにいちゃんじゃないってば。」
ちび利江
  「ちょっか、じぁ~ ちびちゃん。」
謎のちび少年
  「なんだい。」
ちび利江
  「あたちね、決めたわ♪」
謎のちび少年
  「なにをさ。」
ちび利江
  「あたちちゃ~、ちびちゃんのさぁ。。。
                およめちゃんになってもいいでちゅか。。。?」

謎のちび少年
  「あぁ、いいよ。二人が大きくなったらね。。。」

 即答する謎のちび少年

ちび利江
  「やっちゃ~~☆」


_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/


   ・・・あっ」

ゆうすけ
  「そんなことがあったのかぁ。 ん・・・?」
利江
  「私、その人のお嫁さんになるって言ってた~♪」 ( *照*
ゆうすけ
  「ガハハ、なぁ~に、そんなガキのころの約束だ、もう忘れてるって。」
利江
  「そんな事ないもん!」

ゆうすけ
  「にしてもすげ~ガキだなぁ・・・・どこの誰だか・・・・」
    ( ま、まさかっ!?)
  ( ガキのころからそんなに強くて、車に追いつける程の足の早いやつなんて
    居るわけねぇ・・・やつの他には
    でもな、利江ちゃんの夢を壊したくないし・・・・)

利江
  「ねっ♪ そのちびちゃん、こういち君に似てるでしょ♪」
ゆうすけ
  「ま、ま、まさかぁ~・・・^ ^;;; 
   倒れてるところを助けてくれた人の車で追いかけたとかさぁ・・・」

 住宅街に差しかかった二人

ゆうすけ
  「おっと、昨日送ったところまで来たぜ。」
利江
  「そうね、ありがとう。ここからはあとちょっとだから。」
ゆうすけ
  「あ、そうそう、さっきの話し、誰にも言うなよ。」
利江
  「うん、分かってる~♪
   今日。。。ありがとうね、 じぁ~ね はぃば~ぃ *^ ^*/~ 」
ゆうすけ
  「じぁ~な。」


 そんな二人の姿を、通りの陰からこっそりと見つめていた二人がいた。

Hちゃん
  「ねぇ、見た~?」
Iちゃん
  「うん、見た見た♪」
Hちゃん
  「利江ちゃんって、あの彼と付き合ってたんだ~♪」
Iちゃん
  「なぁ~るほどね♪」
Hちゃん
  「悪い話しじゃないんだから、私たちが応援してあげなくっちゃね♪ *^ ^v 」
Iちゃん
  「うんうん♪」





                              -つづく-




第14話へ
 (あんなに冷たいんだぜ?)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月11日 12時14分55秒
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