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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2005年12月26日
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カテゴリ:第一章 001 ~ 060 話
.
ゆうすけ
  「い、いってぇ~~~」

浦羽高校柔道部員[A]
  「おぃおぃ、あのちびちゃん達、まるで素人だぞ・・・・」
浦羽高校柔道部員[B]
  「まだ中学生だからな・・・・それにやっと人数合わせって感じだ・・・・。」

ゆうすけ
  「無茶すんなよぉ~、試合前に体壊れちゃうよ・・・・・」

 文句タラタラの ゆうすけ

こういち
  「大丈夫さ、ゆうすけ まで廻らずに試合は終わるよ。」

 こういち の目線の先は、二面の中央を見つめていた
 そこには、これらから行われる試合の組み合わせ表が貼り出されていた。



  [大将] [副将] [中堅] [次鋒] [先鋒] | 
  ---------------------------------------------------------┼---------
    椿     藤枝   武田    海原    工藤  | 浦羽高校 
                           |
   北見     南    武藤    橘     竜並  | 青蘭中学


和恵姉さん
  「やはりね。」

美咲先生
  「やはり・・・?」  不思議そうに和恵を見つめる 美咲先生
和恵姉さん
  「そっ、あの表を見るとね、うちの作戦が良く分かるの。
   柔道はね、まず先鋒から始める訳。その後は今日は勝ち抜き戦。
   高校生相手にゆうすけ君は無理と踏んで、大将、一番最後に当てたのね。

   こういちも同じように考えられているわ。
   つまり、先鋒、次鋒の橘君、竜並君がどこまで踏んばれるかによるけど、
   後は武藤君が受け持つ内容だわね。」


ゆうすけ
  「なるほどね・・・・。これが武藤さんの作戦か・・・・・」
こういち
  「武藤さん、一人で数人相手にするようになるね。」
ゆうすけ
  「ちょいと調べたんだが、大将の 椿、あいつが実力者だ。」 

 こういちに伝えつつ、利江にも目配りをする ゆうすけ

利江
  ( えっ、あの人がそうなの・・・・!?)  うなづく ゆうすけ

 利江は刺すような視線で相手大将の 椿 を見続けた。

審判
  「では練習試合を始めますので、選手諸君は両サイドに。」

武藤
  「みんな、練習試合ではあるが、数少ない絶好の試練となる。
   精一杯がんばってくれ。」

 オッス

ゆうすけ
  (いよいよだぜ・・・・)
利江
  「いよいよね。」
美咲先生
  「始まるわ。」

審判
  「先鋒、前にっ」

 オッス  竜並が返答する
 審判が副審二人の準備を目で確認する  うなずく副審二人

審判
  「お互い、礼っ」

 ゆうすけ は手のひらをグッとにぎっている

審判
  「始めっ!

 始めの合図と共に、青蘭応援席から歓声があがる

竜並
  「おりゃー」 

 気合いを入れ、相手と対じする竜並 背格好は相手と大きく変わらない。
 浦羽高校 工藤がフェイントをかけながら 竜並 の襟と袖を狙っている
 それを嫌うように手ではねのけたり身を引いたりして交わす 竜並。

 続けて組み手を狙う 工藤 が前に出たっ
 そこへ待ってましたと 竜並 が 工藤 のスキを突いて出足払いっ!
 よろけて倒れる 工藤

審判
  「効果っ!

久子ちゃん
  「おしいっ」

 すかさず 竜並 は寝技に持ち込むが場外。

浦羽高校 工藤
  「中学生とはいえ、さすがに全国大会出場だけのことはあるな・・・・」

 審判が二人を中央に戻す。

審判
  「始めっ

 少し慎重になった 工藤
 竜並 はスキを伺いながら様子を見ている。

 工藤 が仕掛けるっ
 竜並がかわすっ
 工藤の立て続けの攻撃に、竜並は防戦一方。

 工藤 が奥襟を掴んで投げに入ったっ
 が、不完全・・・・

 場外に出たので審判が止めて二人を中央に戻す。

審判
  「教育的指導っ」  竜並 に向かって発した。

和恵姉さん
  「これで並んでしまったわね。」
美咲先生
  「技じゃないのに・・・?」
和恵姉さん
  「そ、指導1回で[効果]に相当するの。受け身に廻って積極性が無かったからよ。」

審判
  「始めっ

 竜並、工藤が積極的に攻め出したっ
 しかし、せめぎあいが続くも・・・・・

審判
  「それまでっ」

ゆうすけ
  「時間切れ・・・・か・・・・」 

 拳をキツく握り締めて汗ばんでいる ゆうすけ

こういち
  「今から力入っちゃうと、疲れちゃうよ?」

武藤
  「竜並、よくやった。」
竜並
  「オッス」  はぁはぁはぁ・・・

 一方の浦羽高校では

椿
  「まだ未熟だな・・・・」  目線を 工藤 に合わせずに語る 椿
工藤
  「押忍っ」  はぁはぁはぁ
椿
  ( うちはオレ以外は二軍・・・・が、それでも次鋒からは違う。。。)

審判
  「次、前にっ」

武藤
  「やつからは格が異なる。 橘、油断するなよ。」

  「オッス」

審判
  「お互い、礼。  始めっ」







                            -つづく-




第28話へ 練習試合 その3
 (あっ!)






  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月11日 14時36分54秒
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