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カテゴリ:行政書士
今読んでいる本の中で、インターナル・マーケティングという言葉が
ありました。足元の潜在顧客を大切にすること。 足元の潜在顧客とは、職員・スタッフという、いわば自分のチームのこと です。つまりお客様は外から来るだけではない。実は内部の人間も重要な 顧客である、ということです。 これって、言えば当たり前のことなのです。 でも、「自分が客やったら、自分が勤めてる店(会社・事業所)の商品は 買わない(サービスは利用しない)」なんていうことがよくあるのでは ないでしょうか。 このような状態になると、その事業の先は見えたも同然です。 「まず従業員がやりがいのある職場を作る事。勤めている者が 休みの日に、また辞めてからも買い物に来てくれる店、面接に来て 不採用になったけれども、好印象を与えることにより常連になって もらう事。」そんな事を、以前勤めていた店ではオーナーに繰り返し、 繰り返し話をした覚えがあります。 実際には、お客様は外にいて、それを何とか呼び込んでくるもの、そう 考えている経営者の方も多いのではないのかなあと思います。 読んでいた本は、介護事業者に対しての経営本ですが、どのような事業に 対しても当てはまる原理原則ではあると思います。 ひるがえって考えてみると、士業にとってインターナル・マーケティング って何だろうと考えたときに、「地域」「ご近所」ということになるの でしょうか。「えらい先生らしいけど、挨拶もしないし、ねえ・・・」 などとご近所で言われているような状態では、外部顧客の発掘もありえ ないのかな、とも思います。(たまに聞くことがあるんですね。どこ そこの先生は・・・と。年寄りの先生に多いようには思いますが) 職業人である前に、地域から信頼される社会人であること、当たり前 なことですが、士業にせよ、介護・福祉にせよ、政治家にせよ、お客様 より強い立場に立っているように見えがち、感じがちな職業についている 人間は、常に足元を意識する、「自分の影は曲がっていないか?」と 確認していくことが大切だなあ、と、今さらながら思うのです。 「先生」という言の葉は、麻薬の葉以上に人を芯から腐らせる可能性が あるのではないでしょうか。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/10/18 01:28:17 AM
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