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水曜日は午前中にジムで3プログラムこなすので一番疲れる日なのだが、今日は更に夕方から上智で授業、1年振りである。
電車では、連添いが座って移動できるかどうかが焦点。優先席の前に立っても必ずしも譲ってもらえるわけではないし、第一譲らせるのも気が重い。だから普段は、各駅停車の総武線か東西線を利用する。これだと時間はかかるが、始発でもあり、ラッシュの時間帯でない限り座れるのだ。 ところがラッシュ時間には2分毎に発車するが、閑散期だと間が空く。今日は、都会の特権でダイヤを見ずに出かけたら偶々、焦っても急げないのが致命傷で、階段を下りていく目の前で発車してしまった。東西線では路線が違うので次は何と20分後である。やむを得ず中央線快速のホームに移動。 こちらはこの駅で快速を特快が追い越すので、乗り換える客がいて快速に座れる可能性がある。案の定空席が一瞬できたため、向かい合ってだが二人とも座ることができた。こんなに気苦労するなら、折り畳みイスを持参すればよかった。 授業終了後、手伝いの院生たちと話す機会があり話題にしてみた。すると、優先席では若い人は若い人なりに気を遣って苦労しているようである。譲るという行為を敢えてすることにも目立つという意味で抵抗があるのだ。譲ってしまった方が精神的には楽なのにである。世の中、善良な人の方が多いのだ。 帰途は四ツ谷駅から総武線にした。21時過ぎであったが乗り込むと一席空いている。大柄な男性の狭間なので多少無理はあるが連添いを座らせた。そうしたら右横の男性(年のころは40代後半か)が、私にも譲ってくれたのだ。 私は大丈夫だからと断ったのだが、その人は「並んで座った方がいいでしょ?」とにこやかに微笑んで立っていった。その人は結局新宿で降りて行ったが、爽やかに席を譲ってもらえた好事例となった。 私ももう70歳代、本人はいくら元気だと思っていても周囲の見方はやはり年寄り扱い、しかも大部分はヘルプマーク保持者の介護の立場なのである。「年寄り扱いは結構」と、譲ってもらって切れる老人もいるようだが、素直に受けた方がいい場合もあることを自覚すべきである。 様々な考え方が交錯する人間関係だから一筋縄ではいかないが、爽やかに譲り譲られることができるセリフと、何よりも態度を磨いておくべきと考えさせられた一日であった。 そんな無用な気遣いを避けるためにも、多少嵩張ってもあの折り畳みイスを持ち歩く事にしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 16, 2024 01:17:27 PM
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