山寺
朝方は、8時半前に連添いを会場である仙台国際センターまで送って行った。途中で、帰途拾う場所を確認した上である。私は何と親切なアッシー君なのだろうか。その後、別れた後はホテルに戻り、籠って読書などしようと考えていたのだが、突然思い立った。そうだ、山寺へ行こう。50kmも走れば行ける。 送った後出たのが作並街道だったのも影響。このまま西に進めば山形に出る。天童市で道の駅があり入った。大きくて立派。果物を買い込み足湯で寛ぐ。11時過ぎに山寺に到着。まずは芋煮と蕎麦で腹ごしらえの後登り始めた。日本語以外の言語も飛び交っている。 ここには二人で以前来たことがあるが、登るのは断念していた。今では絶対ダメだろう。だから一人で来れたこの機会には完遂しよう、その一心で上を目指す。すごい。全部で1,315段あるそうだが、一歩一歩踏みしめて登っていくと一つ一つ煩悩が消えていくとあったがその通りに思える。 途中だるくはなったが、案外平然と登り切って奥の院に到達できた。明日はふくらはぎが言うことを聞いてくれないだろうが。ここしか売っていないというTシャツや手拭に心惹かれたが踏み止まった。帰途は膝が笑うが、それでもまだ行ける感触。年齢を感じさせない行程に若干自信を取り戻した。 下りてから橋のたもとで一休み。ソフトが旨い。つい、心に余裕があるように思えて「芭蕉奥の細道旅日記」を買ってしまった。おじいさん言葉で概略が記されている。愉しめそうである。 帰途は南回り。高速は使ったが川崎町で降りて下の道を通す。昔出張帰りに寄った「とんかつ富士」を探したが、閉業と出て残念。ホテルに戻って一服、夕食は合成にと思ったが、結局近くのイオンで調達した肉寿司等で腹を満たす。イオンでは、レジの斬新さに驚愕、すっかり再度老人を自覚させられた。 後、21時過ぎに旧交を温めている連添いを迎えに出た。場所は繁華街のど真ん中だが、近くで時間調整してぴたりと合わせ、万事滞りなく終わるはずだったのだが、、、、。恙あった。連添いが段差に躓いてこけてしまったのである。あちこち擦りむき足が妙に内反していて立てない。 救急車を呼んだ。一緒に楽しく時を過ごしてくれたFさん、Kさんも巻き込んで、結局24時を越えるドラマが続くのだ。ここは、結局何とかなったという結論だけ記して以下は次回のお楽しみとする。